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ウイスキーの作られ方

ウイスキーがどのように作られるかを、ざっくり説明します。

先ずはウイスキーの原料について。

これは基本的に大麦、イースト、水の3つです。

ビールと似てますが、スゴく簡単に言うとビールを「蒸留」して、「熟成」させたものと考えて頂ければと思います。

以下が大まかな流れです。

① 大麦を発芽、乾燥させ麦芽(モルト)を作ります。

蒸溜所の建物でキルンという特徴的な建屋がありますが、これは元々モルト作りの乾燥工程で使われてました。(今でも使われている蒸溜所がありますが少数です)

キルン

また、乾燥時にピート(泥炭)で炊くとピートの香りがウイスキーに残ります。アイラ島で作られるアイラモルトは特有のピート風味で有名です。

②粗挽きしたモルトをマッシュタン(糖化槽)と呼ばれる大きな容器の中に温水と混ぜ、麦汁(ウォート)を作ります。デンプンを酵素の力で糖分に分解します。

この時に加水する水が重要な役割を果たします。蒸溜所は必ず良質な水源(川や泉など)の近くに位置します。

③麦汁に酵母(イースト)を加えます。酵母は糖分をアルコールと二酸化炭素に分解し、醪(もろみ)(ウオッシュ)が出来ます。アルコール発酵と呼びます。醪のアルコール度数は8度くらいです。

発酵に使う容器は発酵槽(ウォッシュバック)と呼ばれ、木製のものやステンレス製のものが使われています。

醸造酒であるビールはここで終わりですが、ウイスキーは更に2工程続きます。

④醪を蒸留器(スチル)で蒸留し、アルコール分を取り出します。単式蒸留器(ポットスチル)の場合は2回(もしくは3回)蒸留を行い、アルコール度数60度くらいのスピリッツができます。

⑤スピリッツを樽詰めして貯蔵庫に寝かせます。スコッチウイスキーの場合は、最低3年間熟成します。また熟成する時に使う樽でも、ウイスキーの風味に違いがでます。

ポットスチル

以上の工程を全て経て得られるのがウイスキーの原酒です。原料が大麦のみであればモルトウイスキー、大麦以外の穀物も含む場合はグレーンウイスキーと呼ばれます。

モルトウイスキーの中でも一つの蒸溜所からの原酒のみ瓶詰めされたものを「シングルモルト」と呼び、更に一つの樽の由来する場合は「シングルカスク」と言います。

また、「モルトウイスキー」と「グレーンウイスキー」を混ぜ合わせたものは「ブレンドウイスキー」と呼ばれ、世の中の流通量はブレンドの方が多いです。

ジャパニーズウイスキーで言うと、角瓶やトリス、ブラックニッカなどコンビニやスーパーなどでよく見かけるものは全てブレンドです。シングルモルトとしては「山崎」や「余市」などが世界的にも知られたシングルモルトのブランドです。

ブレンドウイスキー

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