Exotic Bars in Shinjuku

Omoide-no-nukemichi (literally translates as “a way through memory”; I will call it “Omoide” later on) quietly sits deep inside the alleys of Kabukicho, in Shinjuku East. It is one of the small corners…
横須賀のドブ板にある雑居ビル4階のバー・チアーズさんでマライアのヒーローを熱唱しながら、珍しいアメリカンのリカーを飲む。

横須賀のドブ板にある雑居ビル4階のバー・チアーズさんでマライアのヒーローを熱唱しながら、珍しいアメリカンのリカーを飲む。

横須賀の街、とくに米軍基地の飲み屋街とも言われる「ドブ板」についてはこれまでも何度かご紹介してきました。(→この記事とか)雰囲気はまさにアメリカど真ん中で、いわゆる外国からの観光客でにぎわうような街とはまた違います。店員さんなどもほとんどは外国人、とくにフィリピン系が多くいます。そしてお客となる外国人のほとんどは米軍基地関係の人たち(だという認識です)。なので特に日本のアレが食べたい、コレを見たいという話題は皆無。あくまで外国の街が突如として日本に降り立ってきたかような空気が特徴です。とはいえ、一応?日本にあるので、ある程度の日本語は通じます。もちろんお客さん同士の会話はほとんどが英語のことが多いですが。そして店内で流れる音楽もアメリカンヒップホップが中心。アメリカに行かなくても横須賀のドブ板に来れば、ほぼキャッチアップできるのでないかというくらいに染まります。中には盛り上がって外まで歌が聞こえてくるお店もあります。ダーツやビリヤードが置いてある店が多いです。2階のバーとかはかなり入るのに勇気がいりますが、怪しい系はあまり無い印象です。仲間内で飲んでいるケースが多いので、日本人客を見かけるのはかなり珍しいと思います。そんなアメリカンなバーなのですが、お酒事情もちょっとご紹介ができればと思います。あまり詳しくは分かりませんが、基地の中で販売されているルートがあるからなのかちょっと珍しいお酒もたまに見かけます。ウイスキーなどのハードリカーではスコッチやバーボン、ジン、ラムなどが多く置かれています。ビールは日本のアサヒとかキリンといったところでしょうか。あまりワインや焼酎、日本酒の類は見かけないかもしれません。飲み方はショットやロックといった感じが多い印象です。あとは何かジュースとかソーダで割って飲むような感じでしょうか。カラオケが置いてある店というのもいくつかあって、チアーズさんという雑居ビル4階の店は結構フレンドリーな感じです。ママはフィリピン人の方だと思います。たまにカウンターには女の子が立って手伝ったりしています。おおよそこの辺のバーはドリンクを頼む毎に先に会計を済ませる方式が多いのですが、ここは日本式に後払いでも応じてくれたりします。いわゆるテーブルチャージ的なのはなく明瞭会計です。ここのバーで観察したお酒でちょっとアメリカンなモノについて少し紹介したいと思います。まずは「サザンコンフォート」。これはフレーバーリキュールとでも言うのでしょうか、フルーツ系のカクテルのベースによく使われている印象です。「クラーケン」はラム酒です。スパイスドラムと言われるそうですが、味わいに複雑みがあり面白いです。ロックとかがおススメかもしれません。「スティルハウス」は車のエンジンオイルを入れる容器のような外観が特徴で、中身はいろんなタイプがあるのですがこちらはウォッカです。「インフィニウム」というのもウォッカになります。ただ、ガッツリとこうしたお酒を求めてチビチビと飲む人もそういなくて、アサヒとかコロナとか瓶ビール片手に談笑したりしているのが普通なのかなと思います。どこのお店もラインアップは似たようなところがあって、あまりお酒にこだわってます!的なお店は無いのかなと。なのでアメリカンバーボンとか珍しいお酒が飲みたい方はKen's Barさんなんかがおススメかなと思います。横須賀のドブ板はあくまでアメリカンな雰囲気に浸る、ということに尽きるかなあ。アメリカに行くこと考えれば京急で行けちゃうのでとってもお得ですよ!
euso

清澄白河の「EUSO」(ゆーそ)さんで厚岸を飲みながら地球暦のレクチャーを聴く。

久しぶりに清澄白河の方面に来たので、お洒落なワインバーでもないかと散策していたら開店準備をしていた方から呼び止められました。ハッとしてみるとオシャレな雰囲気のスタンドバー。なるほどワインバーを探していたら向こうからやって来てくれたのかと思いそのままお店の中に入りました。なにやら書道?の道具などが散乱していて少し頭が混乱。とりあえずお酒を飲むところらしいのですが、バーカウンターにはドでかいハニーコムが鎮座。そして壁にはなにやら怪しげな「地球暦」の大きな曼荼羅が飾ってあり、となりに「今日から立冬」の文字。はて、もしかしたらこれは新手の宗教の勧誘かと思いきや、バーカウンターの後ろの棚に幻のジャパニーズクラフトウイスキー「厚岸」がありましたので、とりあえず信用ができるお店という結論を下しました。お話を伺ったところ先月の10月にお店を開けられたそうで、まだお店の中は少し散らかっているというか、準備期間的な感じが漂っていました。バーカウンターに腰を掛けてみて、やっぱり気になったのが「地球暦」。この日たままたお店のカウンターに立っていたお兄さんがどうもその系統?の方だそうで、色々と教えてもらいました。曰く今のカレンダーである「太陽暦」は自然の摂理をまったく無視した強引な暦であるということ。この太陽暦こそが本来の地球カレンダーというべきもので、暦を読むことで四季の変化をより一層感じることができるということ。いまこそ人類は地球暦に還り、仕事など放り捨てて畑仕事に従事すべきであること、とまでは申してませんでしたがご本人は東京での用事が済んだ後は、築90年の古民家に帰り自然に囲まれた暮らしに戻られるそうでした。いやはや、東京には色んな方がいますが、こうやってまた面白い方がいろんなところから来て出会いがあるというのも愉快です。ウイスキー愛好家を自任する私としては棚の奥にあった北海道が誇るクラフトウイスキー「厚岸」の布教活動を実施したことは言うまでもありません。しかもワンショットが確か千円とかのお値段であったので、私もご利益にあずかりました。恐らくもうボトルの中身は無くなっていることかと思います。どういった経緯でこちらのお店に厚岸が漂流してきたのかまでは知る由もありませんが、時々こうしたお宝がひょんな所から出没してくるのもまた面白いです。なので、東京のバー巡りというのは止められないのです。最後になりましたがこのお店の名前は「euso(ゆーそ)」さんというそうです。こじんまりとしたお店ですが、柔らかく落ち着いた内装。まさに清澄!という感じ。人気店になる予感がしました。
六本木にある究極のカットソーのお店、フィルメランジェ(FilMelange)でモノづくりとサステナビリティを考える。

六本木にある究極のカットソーのお店、フィルメランジェ(FilMelange)でモノづくりとサステナビリティを考える。

今回はちょっと趣向を変えて洋服屋さんの訪問記事です。すっかり外も秋めいてきたというか、熱い夏がいつまで続くのかと思っていたらいきなり秋になってしまったかのうような天気。そんなわけで俄かに押入れの中に収納していた長袖の服を出してみたんですが、どうもいまひとつピンと来ません。そんなわけで六本木を散策していたら良い店をみつけました(というか正確には去年も来ましたm(__)m)。 お店の名前は「フィルメランジェ」と言います。場所は六本木ヒルズから広尾よりに少し歩いたところ。六本木からだと中国大使館を過ぎたあたり、広尾からだと有栖川宮記念公園を右に見て坂を上ったあたりに位置します。麻布十番とかからでも歩いて行けるかもしれませんが、まあ、あのあたりです。住宅街の中にあるようなこじんまりとした店構え、路面店になるのですぐわかるかと思います。この立地だと、どうしても何かすごい高級感というかあふれ出るようなオーラ感みたいなのを想像するかもしれませんが、まったくそういうことはなく。ほのぼのとした優しい感じです。あまりこの手のものを探しに六本木に来られる方はいないとは思うのですが、もしかしたら近隣の方が普段用にとかで購入されていくのでしょうか。デザインも色使いもご覧通り至ってシンプルです。そしてなんといっても自分が気に入っているのは、「着心地」。ウールとかの服だと肌に直接当たった時にチクチクすることがあると思うんですが、こちらのはそういうことが全くないんです。自分はちょっと肌が過敏なところがあって、ウールのセーターとかは長袖のインナーを着て肌に直接当たらないようにしたりするのですが、その必要性が全くない。そんな感動をお店の方に伝えてみると、こちらのお店の売りが「生地」にあるとのこと(汗)、これ以上の理由が見つからないほどに納得です。また、こちらのメーカは一見して何か北欧的な感じがあるのですが、実は「MADE IN JAPAN」の日本製です! スコッチウイスキーと無理にからめようとしているわけではありませんが、クラフト製品の価値、要はハンドメイド・手作りの良さというものが改めて見直されてきているように感じます。質の良いものを長く使うというか、本当に良いものの価値というのは何か共通点があるように感じます。特に今の世の中はITとAIによる自動化というものが激しく進行しています。余計な労働を省略していかに効率的に生産をできるかという視点に注目が集まっている状況。ただ、その一方で何か固有でユニークなオンリーワンの個性を、すべてが同質化、標準化する流れの中で求めているような気がします。ここで大切になってくるのが、やはり「ホンマモン」を見極める力ではないでしょうか。ウイスキーマニアの端くれであっても、だだウイスキーボトルを抱きかかえるだけではダメで、常に広角に視野を持っていないといけません。ウイスキー業界もそれまでの伝統をただ盲目的に追従するというのではなく、SDGsなのど環境問題に始まり、作り手における多様性の抱擁、新たなイノベーションなど常に変革の波が押し寄せ来ています。それはまず一つにウイスキー愛好家である需要サイドの裾野が広がって来ているということ、またそのニーズに応えるべく新たなインスピレーションが求められている、そして何ゆえにスコッチを楽しむ?という根源的な問いに対する答えも今までになく多様化してきていることが挙げられると思います。激動する世の中を生きていくために「感受性」を養うことは必須でございます。小難しいことばかり考えずに単純にお酒を楽しく呑めれば良いという向きもあるかと思いますが、「スコッチウイスキーの楽しみ方」はこのようにお酒を飲むだけでなくいろんなことを考えながらスマート飲酒の在り方についても考えていきたいと思っています。 https://filmelange.com/

タスマニアンワインで有名な祐天寺のヴァイアンドカンパニーさんでタスマニアウイスキーの量り売りを見た日。

以前にご紹介したタスマニアンワインなどオーストラリアやニュージーランドのナチュラルワインをメインで取り扱っているヴァイアンドカンパニーさんに先日近くを通りがかったので立ち寄ってみました。そしたらなんと、タスマニアウイスキーの量り売り的な少量販売を始められていました。これは手元が寂しいウイスキーマニアにとっては朗報なのではないでしょうか。タスマニアのウイスキーのクオリティについては特段の説明を必要としないと思います。とにかく高級なウイスキーの代名詞というか、もしかすると本家のスコッチウイスキーよりもプレミアム感のある位置づけになるかと思います。その理由としてはやはり地理的な要因からかとにかく出回っている数量が少ない、またクラフト蒸留所がメインで大規模資本が巨大な蒸留所を建設してド派手に世界のマーケットに展開するような昨今のスコッチやアイリッシュとは違って、とにかく細々と良いお酒だけを提供するというスタイルの蒸留所が多い(というかそれしかないのかと思いますが)ことが、長らく「幻のウイスキー」とさえ言われてきた理由です。最近ではようやく日本でも例えば銀座のリカマンさんなんかに行けば入って左の棚にちょっと在庫があったりするようですが、どれも数万円くらいの高級品。というか、いわゆる大衆向けの廉価なブレンドが無く、こだわりのウイスキーしか市場に供給しないのかなと思います。飛行機で言うとエコノミークラスがなくてビジネスクラスとファーストクラスしかないとでも申しましょうか。(汗) そんなわけで少量の量り売りと、試飲までできるということで飛びつかざるを得ませんでした。ちなみに試飲の方は専用のショットグラスを800円で購入するスタイル。たぶんですが、一度買ったらそのグラスを持ち込めば何度でも再利用できるのだと思います。(因みにですがプラスチックの蓋キャップもついていましたので持ち帰りも可能です、中身が漏れないようにピッタリはまりました)。そして気になる試飲のお値段ですが、なんと500円(~)。シングルカスクのボトルなどもあったのですが、なにせタスマニアンウイスキーを飲むのが初めてなので一番スタンダードなモノと思われる、ヘリヤーズロードのオリジナル(熟成年数は約8年相当くらいなようです)を注文。そして、これが抜群に美味い。しかもこれがスタンダードと来まして、上には更に熟成年度が長い10年や15年というのもあるようです。ピート系のもあり、熟成樽のヴァリエーションも豊富なようです。普通のシングルモルトとはとても思えないくらいインパクトのありすぎる香りがまず充満します、味わいもキレキレのモルト感、そして雑味の無い余韻。感覚的にはソサエティの比較的熟成年度の浅いシングルモルトに匹敵するような完成度に感じました!気になってホームページを探してみたのですが、またこれもオシャレ。タスマニアの北西部に位置する様です。歴史的にはまだ20年強くらい、なのでまだまだ若いクラフト蒸留所と言えると思います。ヘリヤーズロード蒸留所の製法の特徴としては、原料や工程のすべてを現地で行っていること、そして蒸留はアイリッシュのように3回行うこともあるようです。またピート焚きのモルトも使用するとのことで、これも恐らく現地のピートを使用してのことかと思います。今の日本でも一部のクラフト蒸留所で地元の原料にこだわったテロワール重視のウイスキー造りが始まっていますが、タスマニアはこれをすでに1990年代から始めていたということなのかと思います。ただ、どういうわけかタスマニアのウイスキーというのは、これだけのクオリティにも関わらず、まだまだ世界的に見ても希少で注目度も低いような気がします。タスマニアの人たちがあまり注目を浴びることを追い求めていないのかなんなのか分かりませんが、とにかくこの抜群のウイスキーが少量だけで、しかもリーズナブルな価格で飲めるとうのは貴重ですのでぜひとも機会があれば立ち寄られることをお勧めします!(ちなみにワインのコスパも最高です) ヘリヤーズロード蒸留所のホームページ>> googlemapでこちらのお店を調べると大阪の住所(本社)が出てくるのですが、東京店の住所はこちらです。東京都目黒区祐天寺1丁目16-4東京オフィス Tel:03-6303-3319>>タスマニアウイスキーについてのヴァイアンドカンパニーさんの記事>>タスマニアンワインならこちら、祐天寺近くで見つけたナチュールワイン・ヴァイアンドカンパニーさん(2022年10月27日投稿記事) 
国際空港の免税店でスコッチウイスキーの値段を観察する。

国際空港の免税店でスコッチウイスキーの値段を観察する。

今回はマニアチックなネタとなり申し訳ありません。今回ヨーロッパを少し回ってきたなかで、実は一度もスコッチバーに入る機会がありませんでした。このため、スコッチウイスキーをじっくり観察したのは空港の免税店のみとなってしまったのです。これがどうしたことかというと、特段に街中のバーでどこが良いとか調べていかなかったというのもあるのですが、雰囲気の良さげなバーカウンターのある場所であっても、お客さんは基本的には(夜でも)外のテラス席で楽しくくつろいでいることが多く、日本のようにバーカウンターの暗がりでボトルを眺めながら必死にウイスキーの味を探るように飲んでいる輩は一人としておりませんでした。ヨーロッパの街の旧市街はまるで歴史の教科書をめくるかのようで、日本のように街中の雑踏をシャットアウトする必要性が微塵もないからかもしれません。そんなわけでウイスキーのボトルはついぞ一つもみないまま旅の終わりを迎えようとしていたのです。 しかし、最後に訪れた空港の免税店でスコッチウイスキーが結構置かれてあったので、どのような銘柄が置かれているのかざっと眺めてみました。品揃え的にはウイスキーに限って言うと結構なラインアップでした。オフィシャルがメインでしたが、かなり充実していると思います。ただ、パッと見てきになったのは「値段」です。為替の影響もあるのですが、それを差し引いてもやや高めな印象。ユーロ円で100円くらいだとして相応かなというくらい。近所のスーパーで比較可能なものを下の表にちょとまとめてみました。国内スーパーの価格は税込み価格です。 過去を遡れば2012年くらいは1ユーロが100円を切るような超円高の時代もありましたが、今からではとても思い返すことすら難しいです。しかし不思議なのは、これだけ為替が円安に振れているにも関わらず、日本の流通価格はまるで円高にあるようなふるまいをしていること。これはいったいどういうことでしょうか?変な話、日本で購入してヨーロッパに持ち帰った方がお買い得ということ?でも日本で流通しているウイスキーははるばるヨーロッパから輸入されてきているにもかかわらず!なのです。ちょっと私には意味が分かりません。(汗)海外で現地の酒税が日本より高かったりして、比較的安い日本にはるばるとウイスキーを飲みに来るような外国人の環境客がいるなどの話を聞いたことがありますが、日本はスコッチ好きにはかなりお買い得な国になっているのでないでしょうか。 こちらの棚には地元の蒸留所のお酒が陳列されていました。「ライゼットバウアー」と読むのでしょうか。シングルモルトウイスキーもありましたが、他にも色々とリカーやワインを作っているオーストリアのリンツ郊外にあるクラフトメーカーのようで、箱の写真にある通り親子(父とその息子)で運営しているようです。棚の上段にはるのは果実酒でしょうか。ヨーロッパの特色として、まずはじめにフィールドあってのお酒造りなのかと感じます。大規模に大量生産する大手企業ももちろんあるのですが、基本的にどこの都市もちょっと郊外に出れば森か畑。自然に囲まれています。そんなわけで庭の軒先にリンゴの木だったりとか普通にあって、放ったらかしにして腐敗したものの中には勝手に発酵しはじめたかのような香りが風にのって漂ってきたり。そんな風土なのでどこでも自然の力に任せたお酒造りが容易にできてしまうのかなと。日本の酒造りというと造りての職人芸とか、長年の秘伝の技とか、そうした芸が注目されるところがありますけど、お酒って「努力」しなくても一応は出来てしまうんだなということをこちらに来て感じました。こうした「ゆるい」感覚は結構どこにでもあって、日本での生活、特にそれが都会の中でとなると、いつも何かに束縛されたかのようなピリピリした緊張感に溢れているわけですが、そんなに肩肘張らなくても良いんだよ!ということを教えてくれたようなそんな旅路でした。
Viecha naturálnych vinárov

スロバキアのワインがめちゃくちゃ美味しかった。ブラチスラバのViecha naturálnych vinárovさんにぜひ行ってみてください!

今回はちょっとイレギュラーですが海外編となります。やって来たのは中欧スロバキアの首都ブラチスラバ。なんでやねん!って話なんですが、まあ皆さまもし機会があればぜひ訪れてほしいと思ったワインバーがありますのでご紹介したいと思います。場所はブラチスラバの旧市街の真ん中くらい?にあります。いつもの調子でフラッと立ち寄ったのですが、決め手となったのがこのタンク。はじめはクラフトビールがなにかかと思ったのですが、ワインタンクでした。要するに樽生ワインというワケです。冷蔵庫にはボトルもありましたが、ここに来たからには樽生ワインを飲まないワケにはいかないでしょう。ワインといえばフランスやイタリアなどがヨーロッパではもちろん有名なのですが、結局は土地の産物なので割とどこでも地酒のような感覚で地元のワインがあります。それがどのくらい美味しいのかどうかというのは、これまでよく分からなかったのですが、まさにこれぞテロワール!という味わいでした。わざわざブラチスラバまで来て、このお店で素敵なスロバキアワインに巡り合えて良かったです! こちらで頂いたイワインの特徴はまるでブドウ畑の真ん中に降り立つかのようなフィールド感、つまりはテロワールなんですが、どこかの国から持ち込んだとかではなくて本当に土地に根差したしっかりとした味わいです。気になって少し調べてみたのですが、スロバキアワインはかなり長い歴史があるらしく、地元のワイナリーが昔から手作りで小規模に生産をしてきたようです。機械化や大量生産と無縁なクラフトマンシップで作られた貴重なワインの樽生が美味しくないワケがありません!お土産に持って帰りたかったくらいなのですが、冷蔵庫に保存されていたのでやっぱり鮮度が命なのかなとも思い断念しました。 こちらのお店ではワインに合わせてタパスも用意されていて、食事と一緒にワインを楽しむことができました。店内もオシャレでしたが、天気も良かったので皆さん外のテラス席でワイワイしながら楽しんでいました。季節的なこともあると思うのですが、立派なバーカウンターとかがあるお店でもカウンターでボトルと向き合いながらゴリゴリに飲んでいる人は一人もいなくて、昼でも夜でも基本は外のテラス席に出て楽しんでいました。ワインの味わいはもちろん大切ではあるのですが、あくまでそれは一緒に食事を共にする家族や友達があってのこと、一国の首都の街中であはるのですがそうした素朴なゆとりが溢れる街でした。 旧市街から外れたところでは新市街というか新しいショッピングモールとか東京の台場にあるようなタワマン街なんかもあったりしてこうした風景はどこも同じかなと思いました。ショッピングモールは日本のイオンモールを更にスタイリッシュにしたようなインテリアで垢抜けていました。フードコードの一角には日本の寿司バーのようなものもありましたが、たぶん店員さんは日本人では無さそうでした。(もし日本の方がいらっしゃいましたらスミマセンm(__)m)そして、どこでもそうでしたが基本的にこういう感じの日本料理店はガラガラだった気がします。どんな味がするのかは謎ですが、やっぱり地元のものを食べるのが一番美味いんじゃないかなとは思いました。 繰り返しになりますがブラチスラバはスロバキアの首都です。街の中はほとんどスロバキア語でした。会話とかを聞いているとロシア語なんかと近いのかなと思います。通貨はユーロが使えます。物価は感覚的にヨーロッパの主要国に比べて多少安かいなくらいには感じました。タパス(おつまみ)が数百円レベルなので今の為替を考えると日本と同じ感じですが、今ヨーロッパに行って日本と同じレベルの価格帯というのは「安い」と思います。今回訪れたワインバーの位置は↑googlemapを参考にしてください。他にも市内に店舗がいくつかあるようですが、たぶん旧市街にあるこのお店が一番おススメです!>>VIECHA.COM
「天国に一番近いショットバー」、静岡のブルーラベル(BlueLabel)さんを遂に訪問しました!

「天国に一番近いショットバー」、静岡のブルーラベル(BlueLabel)さんを遂に訪問しました!

遂にやって来たブルーラベルさん。静岡駅から少し歩いた歓楽街外れの雑居ビル6階にあります。「天国に一番近いショットバー」という粋な触れ込みですが、実際にカウンターに立っているマスターはその道の大ベテラン。遊び心を感じます。何度か静岡を訪問した際に立ち寄ったのですが、いずれもタイミングが合わずにお店が閉まっているときでした。なので、今回恐らく3度目くらいでようやくのトライとなりました。 今年の7月ごろ、、2度目のチャレンジ: 静岡の老舗バー、ブルーラベルさんにはやはり行けなかったが、階下のバーでアードベッグ10年をロックでいただきました。 2021年6月ごろ、、最初のチャレンジ: 【静岡】バー寿美(静岡) 老舗のオーセンチックバーとはまさにコレ! まあ、アレコレ言わなくても写真から伝わる老舗のスコッチバーの雰囲気がすべてを物語っているかと思います。老舗のバーの特徴はやはり店内の雰囲気です。なんでもそうですが新しくモノを作り出すのは簡単です。ただし、古いものを新しくは作れません!これはまさにスコッチウイスキーと同じです。(良いこというなあ~) ワイルドターキーのオールドボトルをハーフショットで。 ちょっと見慣れないワイルドターキーです。最初にハイボールを頼もうとしたのですが、銘柄を聞かれたのでとりあえず目の前にあった「ワイルドターキー」を伝えの多ですが、どうもかなりお値打ちのボトルであるらしく(→詳しくはコチラなど)、「ハーフで2,000円いたしますが」とワーニング頂きました。そのような貴重なウイスキーをハイボールで飲むのは失礼なので(汗)、普通のメーカーズマークでまずはハイボールを作ってもらい、その後にショットで頂きました。七面鳥が正面を向いていることから国内では「メンチ切り」とか言われているようですが、それはさておき濃厚な味わいです。バーボンのエキスみたいな芳醇な味わい。90年代に流通していたオールドボトルらしく、納得の味。老舗のオーセンチックバーのもう一つの特徴として、外国人がうなるオールドボトルを豊富に取り揃えていることがあります。自分はどちらかというと新しいモノ好きな性分なので、オールドにはそこまで敏感ではないのですが、20年以上も保管されたことをまったく感じさせません。とても良い状態で保存されていたことが味わいからも分かります。 静岡の山奥に佇むガイアフロー蒸留所 他の方の記事を見ると地元のガイアフローさんのウイスキーも置かれているようでした。もう少し飲みたかったのですが、今回は着いたタイミングがちょっと遅くて明日のこともあったのでワイルドターキーのショットでチェックをしました。もう一つにはたまたま座ったカウンター席の前はバーボン棚になっていて、スコッチウイスキーはカウンターの反対側を中心にあったため十分に観察できなかったというのもあります。今回の静岡訪問でガイアフローもちょっとだけ外観の見物をしてきたのですが、ブログ記事で何度か紹介をした中野の「恵」さんがこちらの蒸留所でカスクを購入されて熟成中とのこと。周りは手前に川が流れるほかあとは山に囲まれた大自然の中の立地済んだ空気や寒暖の差も良い具合なのかと想像します。来年にはボトリングするようなウワサも聞いておりこちらも楽しみです。 中野の「恵」さんについての記事は以下を参照くださいm(__)m 二度目の来訪時: 中野駅から歩いてすぐのバーBAR恵さん、こじんまりとした店内の落ち着いた雰囲気の中で、美味しいウイスキーが楽しめる隠れ家的な場所。個人的には「ゴールデン街の飛び地」の位置づけです。笑 最初の来訪時: 【東京】バー恵(中野)
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アメリカ西海岸が静岡県の用宗港にやって来た!ウエストコーストブルーイングをチョイ見する。

ついにやってきました!静岡県は用宗港にあるウエストコーストブルーイングさん。国内のクラフト蒸留所の中で、また特にアメリカ西海岸系のビールでは最も注目されているといっても良いのではないでしょうか。地元の静岡県内や関西では大阪には直営のバーなどの展開を始めているようですが、まだ都内には進出していないということもあって名前は聞いたことあるけど、、という方も多いかもしれません。先日に投稿した記事(→コチラの記事)で書いた通り、自分もこちらのビールを頂いたのはかなり最近です。ただ、ウワサ通りというか、ドンピシャの味だったのでその旨さにシンプルにビックリ。なんでも経営陣はアメリカの方なようで、素材も向こうから輸入するなどして本場西海岸の味にこだわっているそう。つまり、日本のマーケットに合わせて作られたモノではなく、あくまで「黒船」式なのです! 着いたときは夜もどっぷり更けていました、とはいってもまだ8時か9時くらいだったと思います。スコッチウイスキーファンの方にはお馴染み方と思いますが、皆との倉庫群にポツンとある様は丸亀のサイレンスバーを彷彿させてました。用宗港はおそらく地元の漁港といったこじんまりとした佇まい。用宗駅からgooglemapを頼りに歩くこと15分くらい、到着した時には夜の暗闇と静寂が辺りを包んでいました。辺りは住宅街であったため念のため!行く前に営業されているかの確認電話も入れておいた次第、因みに平日の夜は22時まで営業されているとのことでした。あと、こちらの施設は醸造所併設のタップバーですが、宿泊施設も兼ねているようです。アメリカ西海岸の別荘のような雰囲気がビールを味わいながら堪能できるという仕掛けですね。また、隣には温泉施設もあったりしてビールを飲んで、風呂に入って、ゆっくり休むというまさにドップリ気が済むまで堪能できる仕組みです。くれぐれも良い気持ちになった後に港をフラフラして、誤ってドブンとはしたくないものですが。。 先客の方がおられたので、タップルームの全景は撮影できませんでしたが、とりあえずバーカウンター後ろのタップはこんな感じです。吹き抜け天井の広いスペースなので、席の間合いとか空間のゆとりがまさにアメリカンそのままな感じ。都心の雑居ビルの狭~い4畳半くらいの空間に、10人くらいを無理やり入れこむようなのとは全く無縁であることは理解できました(個人的にはそちらの方が好きですが汗)。 中のスタッフさんは2名くらい。日本の方(のよう)に見えましたが、最近は分からんもんです。とりあえず、そういうことにしておきます。もう1名はたぶんアメリカの方でしたが、中で作業をされているようでした。とても元気の良いお兄さんでお客さんに話題を振りまいてました。ただ、あまりクラフトビールについてとかは?不明でしたが、とにかく元気は良かったです。私はビールマニアなんで、まあとにかく一人で勝手にセットを注文してカウンターの隅でチビチビやっていました。飲み比べセットというのがあって、下のようなメニューカタログから4種選べる仕組みです。これだけで結構お腹一杯になります。フードのメニューもあって食事も一緒にできるようです。空間もとにかく開放感があって広いので、どちらかというとみんなとワイワイやりながら楽しむようなスペースですね。実は後で知ったのですが前にも述べたようにこちらの直営のバーが静岡駅の近くとかにも登場しているようで、わざわざここまで来なくても実は飲めたことを後で知りました。静岡駅からだと東海道線で2駅くらい、そこから徒歩です。タクシーだと、どうでしょう。片道4,000円くらいはかかるのかな。それを考えると一人で飲むなら静岡駅近くのバーでも良いのかもしれません。みんなで明るいうちからワイワイなら、こちらがおススメでしょう。 醸造所は土日に見学会も実施しているようです。※完全予約制(くわしくはコチラ)また現地引き取り、返却の条件で個人でも樽レンタルが可能なようです(くわしくはコチラ)。スコッチウイスキーなどの蒸留所は水を大量に使用したり、貯蔵の蔵が必要だったり、とにかく大自然の空間の中にポツンとあるイメージですが、ビールやお酒を作る醸造所は原料と機械があればその場で完成してしまうこともあり街中に立地していることは特に珍しくありません。むしろ後の流通のことなどを考えるとその方が便利だったりもするでしょう。こちらは特に用宗港から出荷していることは無いと思いますが、太平洋の海風を感じながらビールを飲むという最高のロケーション。用宗みなと温泉という露天ぶろ付きの温浴施設も併設しているので、富士山を見ながらクラフトビールを一杯!という楽しみ方もできるのかもしれません。もし近くを立ち寄る機会などあれば足を運ばれて見る価値は十分にあると思いました!