港町神戸の繁華街に国際色のあるバーを発見。インターナショナルバー・ナスティハウスさん。

こんばんは。スコッチマスター竹ちゃんこと竹ボーがです。今回は港町の神戸にやってきました。神戸は何度も来ているのですが、街の規模の割には面白いユニークな雰囲気のバーがたくさんあると感じています。こちらのブログでもいくつか紹介してきました。ひとつの都市でここまで何度もカバーしてきたところもないのではないでしょうか。さすが神戸といったところです。繁華街周辺はすごくきれいに整備されて街は美しくなった印象ですが、昔ほどの大人の活気は無いような感じです。やはり仕事関係というかサラリーマン層が薄くなったのかなと思います。駅を出たら客引きが歌舞伎町並みにすごいのですが、そこを過ぎると逆にすごく静かで人通りもまばら。そんな中、今回は敢えてその真ん中に飛び込んで、何か面白いところはないかと歩いていました。いくつか雰囲気の良さげなbarもあったのですが到着したのが時間的にも遅くてあまり深酒もしたくなかったので、軽くサッと飲めるところは無いかと更に探していると、なにやら怪しげな看板を発見。INTERNATIONAL BARという看板が目に飛び込んできました。看板は地下のお店を指していて、ちょっと迷いましたが、意を決して階段を降りていきました。名前はナスティハウス。ううん、なにやらちょっと不安です。笑伝説のスコッチバー、メインモルトさん本格派のワインバー、ノラックさんエキゾチックな大人のバー、ムーンライトさん カウンター席から。水タバコが見えます。 店内はカウンター席とテーブル席が少しといった普通のカジュアルバー的な感じでした。すでに真夜中を過ぎていたのでかなり出来上がった状態でみんなで踊ったりしているのかと思いきや、かなりひっそりしていてお客さんもカウンター席に若者が二人座っているだけでした。若者はカードゲームに興じていて、どこの国の方かは分かりませんでしたが、観光客というよりは在住の感じでした。特に会話は交わしませんでしたが大人しい感じでした、これから更に仲間が来るのかなんなのか、とにかく想像したより静かでビックリしました。でも、こちらとしては逆にちょうど良くて、カウンターに席を取りとりあえずウォッカトニックを頼みました。ちなみに、テーブルチャージもなく会計は750円ぽっきりでした。オーナーは外国人の方で日本語もできるようでしたが、隣の外国人とは英語で会話を交わしていたので、自分も合わせて英語にしてみました。オーナーは陽気でフレンドリーなタイプ。店は時々音楽もやっているようで後で調べたらDJイベントがあるとのこと、もしかしたらDJとかやってる方だったのかもしれません。最初はアメリカ人かと思いましたが、ナイジェリアのご出身とのことでお店も結構長くやっているようでしたが、全然気づきませんでした。他の店の灯りが暗くなっていたので、ようやく自分の司会に入ったのかもしれません。こういったタイプのバーは新宿の歌舞伎町のゴールデン街や、横須賀のどぶ板とかにありますけど、まさか神戸のど真ん中でもあったんですね。結局のところ自分の後にお店に入ってきた方もいなくて、普段がどんな感じなのか、どのようなお客さんが来るのか、などは分かりませんでしたが、なんとなく外国人向けなのかなという雰囲気はありました。 ウォッカトニックと。壁にある絵はオーナーさんかな。 次の日の朝が早かったのウォッカトニック一杯でお店を後にしました。街はもうかなりひっそりと静まり返っている感じでしたが、スナックなどの灯りはまだどこも点いていました。中からカラオケが聞こえたりするところもあって、とりあえず夜の賑わいも取り戻しつつあるようです。でも全体的には東京と比べると、この時間になると大人しい印象です。とにかく人通りがありません。神戸について言えば、以前に立ち寄った新幹線の新神戸近くのお好み焼き屋さんで伺ったのですが、昔は真珠などの加工や貿易を手掛ける会社さんがたくさんあったのが、今はすべて観光客向けのホテルなどに変わってしまい、随分とお客さんが減ったと嘆いていました。ビジネス関係の人と、観光客とではお金の使い方も違うと思いますし、まして夜の街とかはかなり打撃にはなっているのではないでしょうか。ただ、そこもお互いにとっての良い面とそうでない面があるので、ビジネス客で潤う店もあれば、観光客相手のお店もあるわけで、一概にどちらが良いとも言えないのかもしれません。もちろん、両方が活況であればそれに越したことも無いのかもしれませんが。ただ、一つ言えるのは、新宿の歌舞伎町とかもうそうでしたが、昔は本当に怖くて昼でも近づきづらかったところが、今では観光地化のような姿を呈するようになったことに時代の流れを感じます。三宮周辺も、個人的には昔は夜は特にあまり近づきづらい場所でした。(今はキャッチがスゴイので別な意味で近づきにくいですが汗)街の雰囲気も変われば、客層も変わる、そしてバーの雰囲気も変わってくる。こうした循環がどのような変化をもたらすのか、そんなことを考えていたらホテルに着きました。そんなわけで今回は神戸から竹ボーがお届いいたしました。年内はもう1回か2回くらいは遠出をする予定があるので、またblog記事をアップできればと思います!ごきげんよう!
【神戸】Bar Moon-Lite バー・ムーンライト

【神戸】Bar Moon-Lite バー・ムーンライト

神戸には何度か飲みに来たことがあります。こちらでも紹介をしていますが、ウイスキーでいえばメインモルトさん、ワインならノラックさんが、とにかく一押し。間違いないです。ただ、いかにも港町神戸らしい雰囲気のバーっていうのがあるのか、と言われるとあまりピンと来ない感じが続いていました。海岸通り沿いなんかを歩くと、上海の外灘に近いようなどことなく異国情緒が感じられる建物などもありますが、神戸の震災があってから貿易港としての地位は年々下がって来ているのが実情。外国人を見かけるのも、インバウンドのころからはむしろ神戸ではほとんど見かけず、京都や大阪の方が目立っていた印象です。なので、街としてはキレイにはなったけれどもちょっと普通な感じに丸く収まって来ているかな、なんて思っていたところに、ありました!ザ・神戸的なバーが。それが、こちらのBar Moon-Lite(ムーンライト)さんになります。港町的なエキゾチック感、石原裕次郎が奥の席でニヤニヤしてそうなバーのご紹介です。 店内の様子と注文したカクテル シンガポール・ラッフルズホテルのレシピだそうです バーの扉もちょっと危ない雰囲気で緊張感があったのですが、開けてみるとそのままというか、「赤」と「黒」を貴重として店内に、怪しげな仮面とかが壁に掛けられています。(でも、お店の方は至って普通な感じで、そのコントラストも面白かったですm(__)m)変わった雰囲気の店内ですがバーカウンターとかもすごくおしゃれで、色々飾られたりしていますがきちんとまとまっていて洗練されたカジュアル・オーセンティックなバーの雰囲気です。お店はカウンター席がメインで、たしか奥にテーブル席もあったような。記憶ですが。でもここは来るなら一人か、少人数がおススメかなと。あまり大人数で来るようなところでは無いような気がしました。で、何が港街神戸なの?って話なんですが、もちろんエキゾチック感のあるバーの雰囲気もそうだったのですが、先に居らした神戸マダム(実際に神戸の人かは分かりませんが汗)の影響ですかね。いや、とても失礼なんですが東京の六本木や赤坂ならいざ知らず、地方のバーで先客がマダムというのはなかなか経験することが無いんです。たぶん、皆無に近いです。(もちろん、飲食系とかそういう関係ならもちろんあるんですが、それは同業者なのでカウントしないです。)ちょうどとなりに座るような感じになって、お店の人との会話がちらちらと聞こえてくるんですが、なにやらシンガポールだ、香港だ、なんだかインターナショナルな話をされていて、それならば!ということで、自分もメニューにあったシンガポール・ラッフルズホテルのレシピのカクテルがあったので雰囲気に合わせて注文した次第。注:普段カクテルなんて一切頼みません。たぶん、数年に一度くらいかな。。大汗 インドラムのオールドモンクをストレートで マスターに話を伺うと、なんと30年もお店を営業されていたそうです。まったく気づきませんでした、というかこの栄町付近の界隈まで足を延ばすことがほとんどありませんでした。今回たまたまブッキングしたホテルがこの近くだったので、偶然に発見につながりましたが、それでなければ恐らく一生出会うことなかったと思います。やっぱり神戸で飲むといえば三宮界隈がメインになりますからね。何かご紹介とかがあれば話は別ですが、やはり繁華街から離れたところにポツンとなるバーというのは結構難しいです。でも今回こうした発見につながったということもあり、やっぱり探検はしてみるものだと思いました。入店してからもポツリポツリとご来店される方がいらして、カウンター内も忙しく、なにぜマダムがいる緊張感もあり、いつものようにフランクにマスターに会話することが終ぞできませんでした。なので、得られた情報はそれくらいで、この店の由来とか、どうしてラッフルズなのかとか、そういうのは一切聞けなかったのですが、9回裏にヒットを打ちました。それが、こちらのインドラム。メニューをパラパラ見てて結構いろいろと面白いものがあったのですが、インドのラムというのは聞いたことなかったので勇気を出してカウンターを駆け回るマスターを止めて聞いてみました。割と人気のあるラムだということで、樽熟成のものをストレートで注文しました。7年と12年が確かあって、頼んだのは7年だったと思います。「サトウキビ・ジュースとモラセスを原料に蒸留したラムをブレンド」(お酒の武蔵屋さんサイトより)とのことですが、カリビアンラムとは違う味わい。なんというか、キャラメル感というかコーヒーというか、独特な深みのある味わいです。コーラーで割って飲む方法もあったようですが、なるほどと思いました。確かにコーラーで割ると両方のキャラがうまくミックスされそうです。次回はコーラ割りでも頼んでみようかと後で思いました。カウンターのど真ん中に奄美黒糖焼酎の「竜宮」が鎮座していて、これも頼んでみたかったのですが、時間の関係とかもあってお店を後にしました。バーも良かったのですが、来られている方もマダムを筆頭に品のありそうな方が多くて、近隣住民の集まるバーというより、皆さんどこかから目指して来られているのかと想像しました。お店のページを拝見すると割に早い時間帯からやっているような記載があったので、今度はもう少し早い時間帯に行ってみようかなと思います。ただ、店の雰囲気的にはやっぱり最後に回る一軒なのかなとも思い悩ましいところです。神戸は三宮以外にもこうした素敵なバーが眠っていそうですね。今後も何か発見があれば随時ご紹介していければと思います! 港町神戸の夜 裕次郎と神戸なら「赤い波止場(1958)」がよかったですねえ。