『男の隠れ家』2023年6月号を読んで「異国街」に好奇心をそそられる。

今年のゴールデンウィークはようやく以前のような活況が戻ってきたようなのですが、残念ながらこちらはステイホームということでおとなしく家で過ごしているという次第です。ところで、せめて空想の中でも旅ができないかということでふらりと書店に立ち寄ったところ、面白い雑誌の特集が目に飛び込んできました。あまりこういう雑誌を家に帰ってまで読むということは普段はしないのですが、とりあえずどこにも行けないもどかしさを癒すためということで、購入したのです。 ”知的好奇心を求める大人たちへ”。まさに私のことです、ハハ。 実はもうすでにメルカリに出品をしているのですが、とりあえず内容をさらっと見た感想を書いてみたいと思います。日本の中の外国を旅する「異国街」とあるの通り、そして表紙の絵が見せる通りなのですが、都内周辺にある日本に住む外国の方の本場のような街並みや店、カフェ、食堂などをピックアップしています。こういう雑誌の特集はだいたい都内が中心なのですが、とにかく最近少なくとも都心の近辺には本当に多くのいろんな国の外国人を見かけるようになりました。これはおそらく皆さんも感じられていることではないでしょうか。特に東京の面白いのは、彼らのバックグラウンド的なモノが非常に多様であることだと思います。地方だと、観光客か労働者か、くらいに分けられるというか、非常にシンプルな気がします。要は観光地巡りに来た西洋系の外国人のグループと、コンビニとかで働いているような外国人の集団、とでも申しましょうか。あまり失礼な言い回しはしたくないのですが、どうしてもそのよう印象を受けてしまうことが多いです(もちろん全てがそうだとは言いませんが)。東京も同じような感じではあるのですが、なんとなく中間層みたいなのが存在するところが面白いです。観光半分、就労(就学)半分、とでもいうのか。また、とにかく母数が多いので日本人を相手にしなくても、それぞれの国や地域の人を相手にするだけでも商売が成り立ってしまうことがある、ということかと思います。なので、結果としては都内にいると、あちこちの国に行かなくてもその国の本場感が味わえる場所が集積しているという状況があるということです。これは大変に素晴らしいことではありませんか。特に今回特集されているようなフィリピンやミャンマー、ベトナムなどの東南アジア系が最近は本当に増えている印象があります。加えて古くからある中国や韓国(コリアン)系、さらにはインドやアフリカなど、本当に多種多様です。 チャイナタウンなら池袋が熱い! メニューと料理(中身)を一致させてから行きたいです 具体的に言うと、チャイナタウンなら横浜よりも池袋でしょう。西口の北側とかには中国語が飛び交う店が結構あります。(もちろん店員さんは日本語でも対応はしてくれます)オーダーのシステムや、料理(具材)の名前だけでは中身が良く分からないなど多少のハードルはありますが、本場に行くよりかは各段に便利かと思います。(それでもやっぱり入店するのには勇気がいりますが汗)。新大久保はコリアン街がもちろん有名なのですが、駅の西側は雑誌でも紹介されているように、まったく別の風景があります。特に大久保駅のあたりでしょうか、東南アジア系の街並みが広がります。あ、それと話が戻りますが、チャイナタウンで言えば、京浜東北線の「西川口」駅西側も結構おススメです。川口市は今や「日本で一番外国人が多い街」なのだそうです。特に中国の方が多いです。また川口と隣の蕨はクルド人が多く難を逃れていることでも知られています。そのほかにも雑誌で紹介されている通りですが、どちらかというと都心の外れにあるような地区に各民族?が集まっているような印象です。北区の十条、荒川区、足立区、葛飾区、そしてインド人で有名な江戸川区の西葛西など。細かくは雑誌を手に取って(ご購入)いただければと思いますが、このような感じで世界から人が集結して都内に住み、生活の基盤を構築されているというのが良く分かります。少子高齢化の日本で注目されるいわゆる「外国人労働者」ですが、今後もこうしたエスニック街は各地で増えていくのではないでしょうか。なにせこうした街の特徴としては本当に「元気が良い」ということです。やっぱり何かしら希望を胸に秘めて来日されているのでしょう。 さて、このブログと外国人街がなんの関係があるのか?ゴールデンウィークに旅行に出かけられない愚痴をネタにするなんて仕事をさぼってるだけでないか!このようなご指摘を受けないか懸念しています。しかし、その心配は実にご無用なのです。これがとても関係があるのです。むしろ、次のネタへの下地作りといっても良いくらいなのです。それが上にも紹介しているような、世界各地のご当地のお酒がもちこまれることへの期待です。韓国ならマッコリやソジュ、中国は白酒や黄酒など多種多様なローカルのお酒があります。インドはウイスキーの生産量でいえば世界一ですし、北部や隣のネパールはワイン造りでも知られています。こうした今までは表面的にしか流通してこなかった各国のお酒も、ローカル色の強いディープなものが今後お目にかかることができるのでないかと思うのです。もちろんタピオカブームほどまではいかないでしょうか、最近は何かきっかけさえあればすぐブーム化する世の中。また日本の若いヒトもあちこちに出て行かれるでしょうから、そうしたルートでも知見が広まり日本でも紹介されることが増えてくるような気がしています。ま、そうしたワケでうまくまとめたつもりですが、とりあえずは雑誌で紹介されていたお店の1軒でも訪ねてみることをまずは当面の目標にしたいと思います。ではでは。