For anyone exploring Tokyo's nightlife, Golden Gai is an essential destination. Tucked away in a corner of Kabukicho's bustling entertainment district, this remarkable network of alleyways houses over three hundred…
今回は名古屋の栄にやってきました。別の場所で仕事を終えて、錦近くのホテルについたのが23時くらい。それでも繁華街は賑わいがあり、栄近辺にいくつかチェックしていたバーがあったのでシャワーを浴びてリフレッシュしてから街に繰り出してみました。住吉通り沿いにいくつかマーキングされていたので、とりあえず上から順番に回っていこうかと思って下ったのですが、運悪くどこも閉店。1軒目のキュラソーさんは張り紙があって、今日は早くに閉店された様子。2軒目のルビンズベースさんもちょうど店を閉めようとしていたところでした。最後にチェックしていたところは「stand bar」という風な表記。最近はモルト以外にもいろんなモノをgoogle mapにマーキングしているので、立ち飲みの居酒屋かなんかかと思いつつ、ラストチャンスと思いトライした(後で分かったのですが、K9さんが入られる前の老舗バーの名前だったようです)、というのが今回こちらのバー訪問の経緯となります。 キルホーマン、マデイラカスク 入店してまず営業されていたことにホッとしました。夜中の一時までやってますよ、とのことだったので入ってカウンター席の中央に腰を下ろしました。手前側に女性が二人、カウンター奥に男性一名、そして真ん中に自分が座って半分埋まったくらいな感じ。L字のカウンタ席がメインの隠れ家的なバーです。座った時にはあまりモルトウイスキーとかは置いていないのかなと思っていたのですすが、女性が座っていた側の棚にかなりのモルトウイスキーのボトルが置かれていたようで、帰り際に気づきました。またこれも後で調べて知ったのですが、スコッチ文化研究所の名古屋支部を兼ねているそうで、定期的にテースティングイベントを開催されたりもしているそうで、列記としたモルトバーでした。マスターの方がとてもイケメンの気さくな方でしたので、そちらの方向に意識がいきませんでした。(もちろん、イケメンも気さくもウイスキーとは何ら関係ないんですが、、、)とりあえず一杯目には目の前の棚にあったキルホーマンをオーダー。最近あまりモルトウイスキーを飲んでおらず、とくにピーティーなウイスキーとはかなりご無沙汰だったので、最初のパンチに驚きました。ド・ピートにド・シェリーというか、強烈なブローとフックを浴びた感じです。(?って何の話、どうしても朝倉フロイド戦が気になってましてm(__)m) メキシコの蒸留酒、ソトル。 さて、自分の座ったカウンターには見慣れる酒が置かれてありまして、モルトウイスキーよりもこちらの方が気になってしまいました。最近は本当にいろんな酒を見かけるようになったというか、当然のことながら新しくできたとかではなくて、もともと世界中にはこれだけたくさんの種類のお酒があって、自分の知っていたのはそのうちのほんの少しだったのだということを毎度気づかされます。メキシコならテキーラでしょ、っていうのは間違ってはいないんですが、メスカルがあったり、そしてこのソトルがあったりいろんなバリエーションがあるんですね。このソトルというお酒は主にメキシコ北部で生産されているようで、原料はリュウゼツランにも似たようなダシリリオンという植物とのこと(ただしアガヴェとは違った種類の植物なため、テキーラのようなアガヴェ系のお酒(アガヴェ・スピリッツ)とは区別されるみたいです)。アスパラガス科らしいです。COYOTE(コヨーテ)ブランコなので蒸留したままのお酒ということなのでしょうか。味わいとしてはテキーラのブランコとかにも似た感じかですが、ボタニカルさがより強いのかなとの印象でした。 南米ボリビアのお酒、ルフェロ。 次に頂いたのがシンガニというボリビアのお酒。ルフェロというのはその中のブランドの一つだそうです。他にもロスパラレスとか、カーサ・レアルというのがメジャーなブランドとしてあるようです(→PRTIMES記事参照)。 お酒はマスカット由来の蒸留酒でフルーツブランデーに区分けされるようです。頂いたルフェロはそれぞれパッションフルーツやマンゴーをフレーバリングとして添加しているとのこと。どちらもストレートをハーフで試してみたのですが、ノージングの香りの飛び方がすごくパワフルです。でも味わいは割とおとなしいというか、そこまで甘くはなかったです。どちらかというとカクテルとかのベースにしたり、ソーダとかで割って一杯目に飲んだりする方が良いのかなという感じはしました。そして、最後に頂いたのがアイリッシュのロウ&コー。実は隣に座った青年がオーダーしているのが気になって、ついつい乗っかって注文した次第なのですが、ディアジオが出資するアイリッシュの復刻銘柄です。元々はアイリッシュはスコッチよりも世界的な知名度があったのですが、アメリカの禁酒法などで売れ行きが落ち込んでしまい、つい最近までは100を優に超えるスコッチのウイスキーと違い、ほんの数か所の蒸留所しか生き残ってない状況でした。それが、最近またアイリッシュの良さが見直され、往時の勢いを取り戻しつつあります。ロウ&コーの特徴は、バーテンダーが経営に参画するなど飲み手側の意識が組み込まれていること、そしてアイルランド首都のダブリン市街にその蒸留所がありアーバンな雰囲気がスタイリッシュなボトルデザインからも感じられること、最後に定番銘柄として立ち上げられたこのボトルはアイリッシュのモルトとグレーンウイスキーから造られた親しみやすいブレンドウイスキーであること。これらが意味するのはこれからのスタイリッシュでアーバンなウイスキーとしてより親近感のあるウイスキーを手元に届けたいという意気込みのように感じます。味わいとしては、軽やかな一方でスパイシーさもあり、ストレートでも楽しめるし、割っても良し。アイリッシュらしいオールラウンダーなウイスキーでした。まだまだ見かけることは少ないかもしれませんがこの特徴的なボトルを見つけたらぜひとも頼んでみたい銘柄です。 新興アイリッシュ、ロウ&コー BACK TO HOME (スコッチウイスキーの楽しみ方)>>
久しぶりにまた広島にやってきました。今回はビジネスだけでの訪問。金曜の夕方に到着して土曜の朝には帰るという、ものすごく勿体ないスケジュールになりました。広島というのはいつ来ても自分にとっては何か古き良き昔を思い出すような感覚に陥る街です。モダンとクラシカルが入り混じる路面電車。ゆったりと街の中心を流れる川と、古風な趣のある石造りの橋。そして、現役のそごう(笑)。更に今回付け加えるなら、「方言」(広島弁?)もまだバリバリに現役。関西以外の地域でこれほどまでに生き生きとしとして老若男女問わずに活用されるているところも今や珍しいのではないでしょうか。細かくは自分も説明できませんが、語尾の特徴として「~じゃけえ」とか「~じゃろ」とか。自分の田舎も語尾が特徴的で、昔は広く使われていましたが、いまでは帰省しても街中ではあまり聞かなくなった印象です。なので、本当に懐かしい感じがします。「方言」は土地の言葉なわけで、その地方の文化的な特徴を音声を通じて体現するもの。それが日々の生活に根付いているというのは、皆が自分の住んでいるところに誇りを持っているということでしょう。交通や通信が便利になった今のご時世、離れた地方でも標準化の波が押し寄せ街並みも均一化が進み、チェーン店などが揃い、スタイルも教科書のように似通い、そして最後には人も土地の匂いのしない今風な人が闊歩するというか。致し方無い部分もありますが、それだけに広島は独自のスタイルが受け継がれているようで面白い。でも、昔っぽいというネガティブなものでは決してありません、むしろ逆にヨーロッパの旧市街を彷彿させるような趣きもあったりで、とても魅力的な街だと毎回来るたびに感じます。 お店の冷蔵庫には広島の地酒がどっさりと。 さて、今回もウイスキーのネタではなく「日本酒」の話題です。仕事の付き合いで飲みに出かけたためこの流れになりました。やはり、食べて飲んでとなると、なかなか最初からウイスキーの店で、とはならないですよね。訪れたのは広島随一の繁華街「流川」にある「雑草庵 安芸」さん。名前がなかなか風流ですね。宿泊先が平和公園近くであったので、平和公園でお祈りをしてから徒歩で向かいました。元安橋を渡りアーケードの本通り商店街を抜けてパルコを曲がり、金座商店街に。堀川町の交差点を渡りぶつだん通りに出たえびす通り商店街に行く手前の右手にありました。雨が降っていたのですがアーケードや商店街の屋根をつたいながら行けたので傘をささなくても気になりませんでした。通りの店はどこも通常通りの営業に戻っていて、前回訪問時とは違い、街の活気を肌に感じながら楽しい散歩になりました。ご一緒した方も数年前に広島に来られて、初めのうちはやはりとまどうところもあったようですが、今ではすっかりと馴染んでいるようでした。久しぶりの再会を祝してということで、飲み放題セットと料理に舌鼓を打ったあと、地酒タイムとなりました。日本酒の好きな方なら十分にご存じだとは思いますが、広島は県中央に位置する酒都・西条などを中心に酒蔵が多くあります。「賀茂鶴」や「亀齢」などで知られる西条の他にも、瀬戸内海側の呉、ウイスキー竹鶴政孝の生家のある竹原の「竹鶴」、他にも内陸ではワインの生産などでも知られる三次(みよし)など。面白いのはそのお酒の個性が同じ県内でもかなり違うということ。それもそのはずで呉や竹原などは瀬戸内海に面する温暖な気候が特徴。しかし、三次などの内陸は寒冷な地域で冬には街中でも積雪することでも知られています。(→SAKETIMESの記事など詳しい)このため、何か一つだけの銘柄を飲むというよりは、それぞれの地域から一つずつくらいを比べながら飲むというのがおススメで、そうすると最低3合は飲む羽目になります(笑)。良かったのは二人で一合づつ頼むと、小さなおちょこがついてきて相手のお酒も少し味見程度に注いでくれたこと。三人以上のグループとかだとどういう風になるのか分かりませんが嬉しいサービスでした。ラストに竹原・中尾醸造(→リンゴ酵母の開発などでも知られる)の「誠鏡」をオマケでいただきました。地元の酒屋「酒商山田」さんのオリジナル品で生産数600本の限定品だそうです。二人とも辛口が好きだったので色々と試しましたが、精米度が高くて色目も琥珀色をしているものでも不思議とスッキリ感があるというか、どのお酒もとても美味しかったです。お酒のアテもお魚系を中心に充実していました。鯛そうめんというのが気になっていて、〆に頼もうかと思って狙っていたのですが、その前にお腹いっぱいになってしまい味わうことがかないませんでした。また次回訪問の時、今度はカキの美味しいシーズンにぜひとも伺いたいですね! 自分が頼んだメインのグラスと、その隣には味見用に相手が頼んだお酒もおちょこに。 サービスで提供してくれた限定品のお酒「誠鏡」。とても良かった。 memo:都内にもお店があるようで、今回訪問した広島のお店は「雑草庵 安芸」で検索してみてください。 BACK TO HOME (スコッチウイスキーの楽しみ方)>>