今日は千葉にやってきました。google mapを見ながらメモっていたクラフトビールのお店があったので、そこをちょっと確認してみたかったのです。場所は千葉駅から少し歩きます。今回は京葉線の千葉みなとから天空のモノレールにわざわざ?乗っていきました。千葉モノレールはちょっとその構造がちょっと珍しくて「懸垂型」というそうです。普通は車両が線路の上を走行しますが、こちらは線路にぶら下がって走るのです。この懸垂型と呼ばれるモノレールでは世界最長の営業距離だそうです。普通のモノレールは高架鉄道と乗っている感覚はあまり変わらないのですが、この懸垂型というのは線路にぶら下がって走るので本当に宙に浮いている感じがします。プラットフォームには走行路がなく、ほぼフラット。もちろん全てフラットというわけでなく、車両に乗降する分だけモノレールが走ることろは一段低くなってはいますが、ホームはノッペリした感じ。駅を出るとパッと視界が開けます。下に線路が無いので、爽快感は抜群です。基本的にはモノレールを使わなくても千葉の繁華街には千葉駅から歩いて行けますが、最近はわざわざ一駅でもこのモノレールに乗ります。普通のモノレールなら空港モノレールとかありますが、このタイプは他にもあるのかと思っていたら湘南モノレールが同じタイプのようです(一度も乗ったこと無いですがm(__)m)。さてさて、県庁前から降りてお目当ての場所、YYGファクトリーさんはすぐに見つかりました。通りに面した路面店なのですぐに発見できました。
着いたのは夕方くらいで、また陽も明るくL字のカウンターの手前にお客さんが一人すでにおられました。建屋の半分は透明な窓越しにクラフトビール工場になっていて、ビールを作っている横でタップのビールが楽しめるという臨場感ある造りになっていました。メニューは面白いネーミングの特色あるタップビールの他に、軽食も用意されていました。とりあえずクラフトビール目当てで来たので、3種比べ飲みセット(1,000円)をまずは注文してみました。さすがに作りたてのビールというだけあって、どれも美味しかったです(写真を撮るの忘れましたが、100ccくらいの小ぶりのグラスに3つ注がれて提供されました)。もう少ししっかりと飲みたいと思い、ネーミングから「雨季よさらば」を頼んでみました。サワーエールはあまり普段飲まないのですが、夏の爽快感を思い起こさせるスッキリとした、柑橘系の味です。メニューに味わいの特徴も書いていて、「ライム、オレンジ、ミント」を投入とあるのですが、本当にそんな感じで、ビールのホッピーな苦みとかが苦手な方にはもってこいなのではないでしょうか。もはやビールというよりフルーツサワーのような域に達しているかなと思いました。少し好みも分かれるかと思いますが、斬新な味わいです。
「YYG」というのが何か気になったのでお伺いしたところ「代々木」の意味なんですね。発祥が代々木なようです。Y.Y.G. Brewery & Beer Kitchenというのが新宿の代々木にあるそうで、行ったことはないですが場所を検索してなんとなく見覚えはありました。最近はこうしたクラフト系のビールを工場併設で提供するところが都内など増えている印象です。タップでクラフトビールが飲めるところも珍しくなくなりました。それだけやはりビールへの味わいの理解が深まり、皆さんもう一段深みや特色のある味わいを探したいという需要が増えているのではないでしょうか。またそのレベルも結構上がって来ていると思います。理由としては海外からエキスパートを招聘したり、アイデアを広く募ったり、とにかく「ビールはこうでなきゃいけないん!」みたいな概念を捨てて、いろんな可能性を求めているような気がします。それがこうして地方にまで広がり、何か新しいテロワールの発掘というか、その地域ごとの特色を生かしてビールを通じて街が活性化しているのを目のあたりすると、何か新しい文化が誕生しているんだという変な高揚感が湧いてきて一人で感動していました。更に杯を勧められたのですが、後の用事がありとりあえず今回はサクッと飲んでお店を後にしました。また時間を用意して訪れたいと思います!
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