千葉

千葉の夜を彩る素敵なクラフトジンに酔いしれる、グレイエリアさん。

久々に千葉に戻ってきました。京成の千葉中央駅を降りて今回はこちらのお店に直行で来ました。一度以前にお伺いしたことがあったのですが、近くのB.FLEETさんというモルトバーを尋ねた後だったのでこちらに置いてあったクラフトジンを十分に味わうことができませんでした。生ビールを一杯頂いて終わりだったような記憶です。階下には中華のお店があってその二階なのですが、ちょっと想像もつかないくらいの素敵な空間が広がっていたのをしっかりと記憶していました。 まずはやっぱり生ビールから。このタップみるとどうしてもビールを頼まざるえません。なんですかねえ、SAPPOROというとどうしても箱根駅伝が出てきてしまうのですが、なにか頑張った後の一杯という感じ。アサヒは自宅でキリっと一杯。恵比寿は飲み会の乾杯に、みたいな。キリンはスナックか料亭で、とか。なんか味はどれも似ているんですが(と個人的には思うのですが)、どれもキャラが違う気がします。日本のモノってそういうの多いですよね。背景のストーリーをちょっと違うものにするだけで、肝心のモノは似てるんだけどなんか違うみたいな。細部に神は宿ります(笑)。まあ、とにかくジンの話を始めましょう。 ELECTRIC SPIRIT !!! ランプではなく飲み物です めっちゃスタイリッシュなボトルがひときわ棚の上に輝いていたので、迷うことなくこちらを選びました。とりあえずトニック割りで注文。「山椒」が入っているということだったので、ジャパニーズ?かと思いきやイギリスのジンのようです。辛口を想像してしまったんですが、実際はかなりフルーティで甘口系なマイルドな口当たりでした。山椒は言われないと分からなかったと思います。トニックとの相性も抜群で最高の一杯でした。一応、ちょっと調べてみたんですが、このジンにはジュニパーベリーを含めた7種のボタニカルが使われているようで、そのなかに「SICHUAN PEPPERCORN」というのがありました。これが恐らく「山椒」のことなのかなと思いましたが、説明書きを見ると特徴として「INCREDIBLY VIBRANT FLORAL AND LEMON SHERBET NOTES」のようなことが書かれていたので、山椒らしからぬフローラルでレモンシャーベットのような風味をもっているとのことで、なるほど!と納得。 さて、クラフトジンも良かったのですがマスターは結構モルト好きでもあるようで、ジャパニーズウイスキーの話題になり、こちらが出てきました。前回静岡に行ったときにもちょっと話題になったガイアフローさん。「K」しか飲んだこと無かったのですが、こちらは大衆向けの廉価版のようです。ブレンドウイスキーです。飲んだ感想としては、バランタインに近いかな、という感じ。おススメかと言われると、ちょっと微妙ですが、(汗)静岡で聞いた話の意味がよく理解できました。 静岡の老舗バー、ブルーラベルさんにはやはり行けなかったが、階下のバーでアードベッグ10年をロックでいただきました。 スコッチウイスキーの品ぞろえもバッチリです。 最近はスコッチウイスキーの人気が世界中で広がりをみせているらしく、供給が需要に追い付かないケースが少なからず発生しています。もちろん、普通の商品であれば供給力を増やして解決するところですが、熟成期間を設けるスコッチウイスキーではすぐに市場に供給することが不可能です。最低3年以上の熟成が法律でだ定められており、特に寒冷地にあるスコットランドの蒸留所で作られるウイスキーの多くは最低でも10年や12年などが主流。仮に今から仕込んでも市場に流通するのは10年後ということで、目下の供給不足を解決することはできません。したがって、多くの場合では価格が高騰する要因になり、それでも追い付かないと販売そのものが無くなり、店頭からボトルが姿を消したり蒸留所が廃番にしてラインアップから外れる事態になります。最近ちょくちょくみられるのが熟成年数を早めたボトル。ラガブーリンなんかが特にそうではないでしょうか。一時期は廃番とさえ言われましたが、お店で復活したかと思いきや価格は倍近くになっています。その横で8年などの新しいボトルが登場しましたが、要は熟成年数の長い樽が不足気味なので早い段階で市場にお酒を回すようにしているのでしょう。蒸留所としても今年は熟成年を満たす樽が無いから、販売しないというワケにもいかないでしょうし。他にもボトルのイメチェンをして中身の構成を少し変えたのではないか?という感じの蒸留所もありますね。結果として良くなることもそうでないこともあると思いますが。 そして〆に頂いたのが、このスキャパ。 さて、このスキャパですが、原因は良く分かりませんがとにかく酒屋さんとかであまり見かけなくなったとのウワサを聞いていました。それがたまたまこちらで用意があったので、どんなものかもう一度飲みたくなったのです。味わいはどちらかというとキャンベルタウンのスプリングバンクのよう塩っ気のある磯の香りとでもいうのでしょうか。スコットランドの海が脳裏に浮かぶようなフレーバーです。自分が昔からお世話になっている別のお店のオーナーも確かこの銘柄がオフィシャルの中では一番好きだとおっしゃっていて、やっぱり独特な味わいがありますね。スコッチウイスキーはたぶん最初に飲んだ感激で好みの一杯が分かれるというか、自分はそれがアイラモルトだったのでいまだにヨードチンキのようなスモーク臭を求めてしまう傾向があるのですが、そのオーナーさんはおそらくこういう塩っ気のあるヤツが最初の一杯だったのかあな、なんて考えたりしました。さて、まあそんなこんなで今宵もどっぷりとお酒を堪能させてもらいました。最後になりますが、こちらのバーは眺めも開放的で素敵です。よくあるバーは真っ暗だったり、地下の暗室だったりするのですが、ここのバーは月明りも良く見えるような大きな窓があって気持ちよく外の景色を眺めながらグラスを傾けることができます。もう少し人通りがあれば良いんですがねえ。(笑) 開放的な窓から閑古鳥の鳴く表通りを望む。 GRAY AREAさんのインスタページに>>> MORE ARTICLES TO READ! BAR B.FLEET >>>

千葉のワイワイジーファクトリー、ビール工場を訪ね臨場感あるスペースで出来立てのクラフトビールを楽しむ。

今日は千葉にやってきました。google mapを見ながらメモっていたクラフトビールのお店があったので、そこをちょっと確認してみたかったのです。場所は千葉駅から少し歩きます。今回は京葉線の千葉みなとから天空のモノレールにわざわざ?乗っていきました。千葉モノレールはちょっとその構造がちょっと珍しくて「懸垂型」というそうです。普通は車両が線路の上を走行しますが、こちらは線路にぶら下がって走るのです。この懸垂型と呼ばれるモノレールでは世界最長の営業距離だそうです。普通のモノレールは高架鉄道と乗っている感覚はあまり変わらないのですが、この懸垂型というのは線路にぶら下がって走るので本当に宙に浮いている感じがします。プラットフォームには走行路がなく、ほぼフラット。もちろん全てフラットというわけでなく、車両に乗降する分だけモノレールが走ることろは一段低くなってはいますが、ホームはノッペリした感じ。駅を出るとパッと視界が開けます。下に線路が無いので、爽快感は抜群です。基本的にはモノレールを使わなくても千葉の繁華街には千葉駅から歩いて行けますが、最近はわざわざ一駅でもこのモノレールに乗ります。普通のモノレールなら空港モノレールとかありますが、このタイプは他にもあるのかと思っていたら湘南モノレールが同じタイプのようです(一度も乗ったこと無いですがm(__)m)。さてさて、県庁前から降りてお目当ての場所、YYGファクトリーさんはすぐに見つかりました。通りに面した路面店なのですぐに発見できました。 着いたのは夕方くらいで、また陽も明るくL字のカウンターの手前にお客さんが一人すでにおられました。建屋の半分は透明な窓越しにクラフトビール工場になっていて、ビールを作っている横でタップのビールが楽しめるという臨場感ある造りになっていました。メニューは面白いネーミングの特色あるタップビールの他に、軽食も用意されていました。とりあえずクラフトビール目当てで来たので、3種比べ飲みセット(1,000円)をまずは注文してみました。さすがに作りたてのビールというだけあって、どれも美味しかったです(写真を撮るの忘れましたが、100ccくらいの小ぶりのグラスに3つ注がれて提供されました)。もう少ししっかりと飲みたいと思い、ネーミングから「雨季よさらば」を頼んでみました。サワーエールはあまり普段飲まないのですが、夏の爽快感を思い起こさせるスッキリとした、柑橘系の味です。メニューに味わいの特徴も書いていて、「ライム、オレンジ、ミント」を投入とあるのですが、本当にそんな感じで、ビールのホッピーな苦みとかが苦手な方にはもってこいなのではないでしょうか。もはやビールというよりフルーツサワーのような域に達しているかなと思いました。少し好みも分かれるかと思いますが、斬新な味わいです。 柑橘系の味わいが弾ける「雨季よさらば」 「YYG」というのが何か気になったのでお伺いしたところ「代々木」の意味なんですね。発祥が代々木なようです。Y.Y.G. Brewery & Beer Kitchenというのが新宿の代々木にあるそうで、行ったことはないですが場所を検索してなんとなく見覚えはありました。最近はこうしたクラフト系のビールを工場併設で提供するところが都内など増えている印象です。タップでクラフトビールが飲めるところも珍しくなくなりました。それだけやはりビールへの味わいの理解が深まり、皆さんもう一段深みや特色のある味わいを探したいという需要が増えているのではないでしょうか。またそのレベルも結構上がって来ていると思います。理由としては海外からエキスパートを招聘したり、アイデアを広く募ったり、とにかく「ビールはこうでなきゃいけないん!」みたいな概念を捨てて、いろんな可能性を求めているような気がします。それがこうして地方にまで広がり、何か新しいテロワールの発掘というか、その地域ごとの特色を生かしてビールを通じて街が活性化しているのを目のあたりすると、何か新しい文化が誕生しているんだという変な高揚感が湧いてきて一人で感動していました。更に杯を勧められたのですが、後の用事がありとりあえず今回はサクッと飲んでお店を後にしました。また時間を用意して訪れたいと思います! タップビールのメニュー、味わいの特色が細かく紹介されている http://www.yygbrewery.com/factory.html

船橋で見つけたクラフトビールとブラジル料理のビアパブ・アンコさん

犬も歩けば棒に当たる、山も登れば頂上に至る、船橋歩けば素敵なビアパブに巡りある、とは良く言ったものです。今回ご紹介するのは船橋駅の繁華街から少し外れのビアパブ・アンコさんです。パッと見でなんのお店か分からなかったのですが、店の入り口から店内を覗くといかにもフレンドリーそうなマスターがカウンター越しにキッチンに立たれていまして、ココは間違いなさそうだ!というワケで凸撃をした次第です。まだ早めの時間でした。キッチンを囲むようにエル字型のカウンター席があり、明るい雰囲気の店内。ビアパブというようりカジュアル居酒屋的なお店の造りです。気さくな店主に誘われて、入ってすぐの席に腰を下ろしました。まずは一杯目ということで頂いたのが、こちらキリンの樽生! キリンの樽生でまずは一杯! 最近久しく日本の生ビールを飲んでいませんでしたが、とても透明感があってすっきりとした味わいですね。あまりにもスッキリな咽喉越しで何杯でも行けそうです。ビール的な苦みもほとんどありません。聞けば、女性向けに開発されたそうで、ビールがちょっと苦手という方におススメかもしれません。このお店はクラフトビール専門なのですが、マスターは全く別の業界のご出身。お酒好きが高じて定年を機に始められたそうです。それでもビールの醸造所見学にヨーロッパに行かれたり、クラフトビールの審査員をされたり、プロ並みに造詣が深く、お店に置かれているクラフトビールも厳選したこだわりものばかり。アメリカンクラフトビールに最近はまっているという話をしながら、今回は少し趣向を変えて本場欧州のベルギー産ブラウン・エールを骨付きソーセージ付きと一緒に頼んでみました。「サン・フーヤン(St-Feuillien)」という名前だそうです。(読めません!汗)すごく素敵なビールです。まるでシャンパンでも飲んでいるかのように、口の中に含んでからビールが泡立ちます。ダークなカラーから想像できないようなフルーティーさがありますが、甘ったるい感じではなく好みの味です。これがまたソーセージに抜群に合います!ぜひともこちらのお店で試してほしい組み合わせです。 ベルギーのサン・フーヤンと骨付き!ソーセージ 今回はあまり時間がなく、十分に堪能ができませんでしたが、こちらのお店はブラジルの料理とお酒もテーマとしてるようでした。ブラジルのお酒、カシャーサもメニューにありました。料理もいくつか気になるのがあって試したかったのですが、晩飯を食べた後に来たのでまた次回にしたいと思います。他にもいろいろと珍しいビールやお酒が置いてありました。マスター自身がお酒がお好きなので、色々と興味関心に合わせてアレンジされているのかと思いました。新たな発見が更にありそうな予感。ぜひまた千葉に行く用事があれば寄ってみたいと思います! サンフーヤン ブラウン 8.5% 330ml【5,000円以上送料無料】 価格:547円(2022/10/22 10:21時点)感想(0件) サン・フーヤンのブランド紹介の動画がyoutubeにありました。家族経営のこじんまりとした醸造所のようです。フランス語なんですね。アメリカのクラフトビール界隈は若い男性が中心な印象がありますが、こちらはまたまったく違ったイメージで伝統を重んじるヨーロッパらしい雰囲気。 https://www.youtube.com/watch?v=W8HO7ClETZg BACK TO HOME (スコッチウイスキーの楽しみ方)>>

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