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静岡の老舗バー、ブルーラベルさんにはやはり行けなかったが、階下のバーでアードベッグ10年をロックでいただきました。
今宵の旅は静岡です。実は以前に静岡は短期間ではあるのですが住んでいたことがあります。第二の故郷とはまでは言いませんが、駅を降りるたびに哀愁のような何か懐かしいものを感じてしまいます。駿府城に向かう駅の北側が静岡の中心街です。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、静岡にもローカルの私鉄「静鉄」というのが清水まで走っています。JRの駅でいうと3つ分くらいかと思いますが、静鉄はバスやスーパー(静鉄ストア)なども運営しているので、鉄道の運営規模は小さいですが、会社としてのブランド力はかなり強いかと思います。ローカル私鉄だったり、路面電車だったりというルーツは地方のオリジナル色を引き立たせるような効果があると思います。自称「乗り鉄」を自任している自分としては、ローカル鉄道のある街にとても魅力を感じます。さてさて、そんな静岡なんですけども街の繁華街は駅の北側にある呉服町通りを中心とした一帯になります。そしてその横にある両替町通りがいわゆる歓楽街となりまして、昼の街と夜の街が筋違いで共存している格好になります。分かりやすいんだか、紛らわしんだか分かりませんが、そういう構造になっています。さて、静岡のオーセンチックバーといえば、知る人ぞ知る「ブルーラベル」さんなのですが、それは両替町通りを更にもう一本ちょい下ったところにあります。アーバンビルという建物の6階にあります。何回かここまでは来ているのですが、毎回タイミングが悪くて中に入ったことはありませんでした。そして、何とか今回こそは!と思ってこちらのビルまで来て、もう何度も来ている常連客の如くエレベータに乗り6階にたどり着いたのですが、まさか?!というか、今回も残念ながらかないませんでしたm(__)m、無念。ビルに入る前に看板には灯りが点いていたので、もしかしたら早すぎたかな?と思って時間を空けてから、何度か!ww来たのですがやはり開いておらず、3回目くらいでようやくあきらめました。ただ、今日はなんとしてもウイスキーが飲みたかったので、同じビルの2階くらいにあったバーに入店をしました。(すみません、バーの名前をメモするの忘れていました)。 アードベッグ10年をロックで 頼んだのはアードベッグの10年。外観からしてちょっとしたカジュアルバーなのかなあ、と思って入店しました。まだお客さんは誰も入っていませんでしたが(因みに休み明けの月曜日だったので、全体的にヒッソリしている感じでした)、お店の内装はシックで大人の感じのバーでした。店内はカウンター席が突き出すような感じであり、そのほかにソファ席などもありました。どちらかというと夜の接待などで使うような雰囲気でしたが、少なくとも自分が来店したときには女の子がいるとかはありませんでした。ただ、店はカラオケとかもあって、ワイワイできそうな感じでした。バーのマスター(注:イケメン)によると、やはりどちらかというと深夜帯向けのお店らしくお客さんも夜の街の方がアフターで来られることが多いそうです。いずれにせよ、店内はまだ真新しくきれいで清潔感がありとても良かったです。マスターは以前に酒屋さんで勤務されていたそうで、念願かなって独立したのがこちらのお店ということのようでした。なので、ウイスキー関係の知見にも明るく色、特にご当地ウイスキーであるガイアフローについても色々お話しを聞かせていただき面白かったです。そんなわけで何かスコッチを飲んで帰りたいなと思って頼んだのが悔しさを吹き飛ばすためのアードベッグ10年!。何かパンチの聞いたスコッチのシングルモルトを今日は飲みたかったので、棚に並んでいるボトルをすべて見てから決めました。個性が揃うアイラモルトの中でも、おそらくもっとも激しさのあるアードベッグ、力強さを誇示するような漆黒のボトルの存在感は抜群です。ラフロイグ、ラガブーリン、そしてこのアードベッグは蒸留所がアイラ島の南の海岸に並んであるため「キルダルトン三姉妹」(と自分はどこかで読んだのですが、ウェブを調べると「三兄弟」のようです)としても知られています。モヤモヤを吹き飛ばすような圧倒的なアイラピート感を味わいながら、とりあえず今日の疲れを癒しました。ブルーラベルさんへのチャレンジは、次回の楽しみとして、また静岡に来れることを祈ります! 静岡の他の探訪記事はこちらでも紹介しています。 >>>バー寿美さん 浜松のテキーラ、カリビアンバー>>>Okuizumiさん 熱海の昭和ディープなスナックはこちら>>>りあんRienさん