港区女子の聖地、高輪のショットバーモモさんでちょいオヤジぶりをしてハイボールを頼んでみる。

ショットバーモモさんのカウンター

ついに来ました、港区女子の聖地と言われる高輪。高輪(たかなわ)って改めていかつい名前で、仏教の経典から引っ張って来たのかと思いきや語源は「高縄」で、縄のような高台という意味だそうです。自分は時々この近くのお寺にお参りに行くので最近は高輪ゲートウェイ駅からちょっと散歩がてらに歩いていくことがあります。だいたいの日は朝にお参りをするのですが、今日は時間があったので夜にも同じ道を逆にたどってみました。そのとき、ふと先日に高輪のホテルに勤務されているという女性の方から「おススメ」ということでこちらのバーを紹介されていて、ちょっと気になったので寄ってみた次第です。港区とそれに関連するもの、付随するもの、おそらくありとあらゆるものに無縁の私ですが、今日はとにかく取材魂?でなんとか勇気を振り絞ってビルの半地下にあるこちらのお店を尋ねてみました。正直のところなんですが、たとえ誰かの紹介であっても、初めて一人で行くというのは何度やっても緊張します。何か外から中の様子が窺い知れるのであれば幾分は気分が楽ですが、こういったオーセンチック系のバーはまずまったく外から中の様子が分からない仕様になっています。パッとドアを開けて、様子を覗いてから考える、という手ももちろんありますし、最近のテクニックとして「後で連れが来るので偵察で来ました」の体を装い、怖かったらそのまま退散するというパターンもあります。ただ、とにかくドアを開けてそれらを瞬時に判断するのは、かなりの反射神経が必要です。これはほぼスポーツの領域に入っているとさえいます。自分は頭の回転も遅いし、運動神経もダメなので、何度イメージトレーニングをしても出だしがかなりしどろもどろになることが多々あります。などなど、前置きが長くなりましたが、なにせほぼ初めてに近い「港区」のバーということで、本当に緊張しました。なので、入ってすぐに出迎えてくれたマスターが気さくな方でまずは一安心。幸いにもというか、中にはお客さんはおらず、静かで大人の雰囲気がガンガン漂ってきます。チョイなんとかオヤジと、美女が集うにはもって恋だなという空間、まさにこれぞ隠れ港!感抜群のバーでした。

クラシカルで素敵なバーカウンター

マスターの話によると、こちらのお店はすでに35年以上の老舗だそうです。ホテルの方の紹介された話をすると、最近は西洋系の外国人観光客がお店に立ち寄られることが増えているのだとか。結構分かりにくい場所にあると思うのですけど、今はこうしてgooglemapなどという文明の利器もあるし、道に迷うということが無くなりました。それでも東京は縦方向に面倒くさいので、ビルの地下とかだと結構迷うこともありますが。こちらのバーも、表通りの脇道にある隠れ家的な立地。ただ、この雰囲気ならどこの国から来ても、満足していただけるのではないでしょうか。何度か書いているのですが、最近はハードリカー系すらちょっとご無沙汰気味で、今日もハイボールを。とりあえず銘柄指定でジェムソンのハイボールをお願いしました。実はこうしたバーで敢えてハイボール頼むのが、実は一番良いハイボールを飲める気がしています。安い居酒屋とかで飲むハイボールはそもそものウイスキーが出処不明のモノだったりするし、割り方も薄目だったり、あまりとりあえずウイスキを炭酸で割ってりゃ良いんじゃね?的な。でも、違うんですよねえ。やっぱりこうしたキチンとしたところで正座して飲むと、ウォッカトニックやジントニックなんかも味が違うんじゃないかと。こうしたなんでもないモノにこそ、こだわりと違いがある気がします。ボトルから出てきたウイスキーをショットで飲むこと考えると、逆にそこには違いを見出すことは難しいかもしれません。ボトルの中身は同じなワケで、ショット(ストレート)なら、まさに基本はどこで、どのよに飲んでも味は基本的に同じなはずですから。

ジェムソンのハイボールを頼んでみたの図
ジェムソンのハイボールをじっくりと味わった

そして、驚いたことにしばらくマスターと話を続けていたら、ホンモノの港区女子がお店に入ってこられました。自分は雑誌でしか読んだことがなかったのですか。まるで芸能人にでもあった気分です。でも雑誌で読む港区女子というのはいわゆる(中略)なのだと思うのですが、今回お会いした方は昔からこちらのお近くにお住まいとのことなので、まさにこれぞホンマモンm(__)m。やっぱり何か風格が違うというか、いらっしゃるんですねえ。ただ、港区というのは実にすごいところだと思います。六本木や赤坂のお膝元とあって、やっぱり本当のお金持ちが住んでいるところなのでしょう。ただ、ニクイのはこちらのバーもそうなのですが至って質素というか。並んでいるウイスキーも少なくとも表向きはスタンダードなボトルばかり。ボトルの並びだけなら地方のバーとそんなに変わりません。テーブルチャージを含めた料金体系までは少し分かりませんでしたが、たぶん他で飲んでも「飲み代」はそんなに高くないのでないかと思います。もちろん家賃とか店のランニングコスト考えると、それなりに高めで良いのではと思うのですが、たぶんハイボール一杯でも1,000円くらいだったのかと思います。ただ、何が違うかというとやっぱり来られる客層が違うんですよねえ。故になかなか、近寄り難いというか。お財布に万札があるから来れる、ってワケじゃないんです。そんな気がしました。でもとにかく今回はビギナーズラックというか、普段はなかなか覗けない空間を体験できたような気がしました。また?来れるか分かりませんが、来れるように頑張りたいと思います!(笑)

Comments

No comments yet. Why don’t you start the discussion?

    Leave a Reply

    Your email address will not be published. Required fields are marked *

    CAPTCHA