倉敷・水島の夜を歩く

今回は岡山は倉敷、水島臨海工業地帯の手前にある水島の夜の街を探索すべくやってきました。もちろんこれだけ目的に遠路はるばるやって来たわけではなく、宿泊先も次の日の予定の関係で岡山市内。時間も限られておりますので、さくさくと回っていきたいと思います。水島の夜は昨年に一度初めて来訪しまして、とても興味深く感じました。また想像していたのとより随分落ち着いた雰囲気で楽しめましたので、今回記事を執筆目的にまたやってきたというわけです。ブログ記事は基本的にはモルトバーの訪問記事のみしか扱っていませんでしたが、視野を広げるためにウイスキーに多少なりとも関連性があることであれば総合的に多角的に取り込んでいきたいと考えておりますので、ご了解のほどよろしくお願いいたします。それでは、参りましょう!まずは倉敷駅!

倉敷駅前の天満屋ビル。スタバがある。

ちょっとまだ明るい時間に来てしまいました。というか夏なので。確か18時は過ぎていたかと思います。19時手前くらいだったかな。どちらにせよこの調子だと雰囲気が出ないので、とりあえずもう少し日が落ちるのを待つことにしました。倉敷から水島には、水島臨海鉄道というのが走っています。水島の臨海地区にある岡山県随一の工業団地に向かう鉄道です。基本はワンマン運転のローカル線ですが、貨物輸送の需要があるようで会社の収益は黒字運営なようでした。(→水島臨海工業団地の来歴などについてはこちらのページなど参照)水島臨海鉄道の「倉敷市駅」(「倉敷駅」ではない!テストにでます!)は、JRの倉敷駅を一度下車してから、南口を右手に少し行ったところにあります。こじんまりとしたローカル線のターミナル駅らしい駅舎です。因みに、JRとの直通運転とかはやってないようです。その駅舎のあたりを少しフラフラしてみました。すると、とある雑居ビルの1階のスナックらしきお店のあかりが点いていたので、軽い気持ちで扉を開けてみました。

ラムールという看板が漢字で掲げられていてたのですが、ロシアのアムール川を思い出して、ロシア系のスナックかなとも一瞬思ったのですが、純粋にジャパニーズのスナックでした。ママさんが満面の笑みで迎えてくれました。まだ店内には誰もおらず、事のいきさつを話して水島に行く前の電車待ちでフラりと立ち寄りましたと伝えると、珍しがってくれました。店内にはウイスキーのボトルもいくつか並んでいて興味もあったのですが、さすがにまだ一軒目から飲み始めるワケにもいかず、とりあえずサントリーでジントニックを作っていただきました。もちろん、ママさんにも貢がせていただきました。後で入ってこられたヘルパーの女の子にも、かわいかったので。最近、こういう所作だけは自然とできるようになりました。もとより感謝されようとか一切思ってないんです。普通の礼儀的な儀式という風に最近は理解するようになりました。一人でただ飲むならともかくとして、話を聞いてもらってお互いに楽しく会話をさせてもらっているのに、こちらだけお酒をいただいているのでは申し訳ないじゃないですか。自分はそういう意味で、ぜひとも!という気持ちです。軽く30分程度くらいお邪魔させてもらいました。ママは倉敷の方で一時期、大阪の方にいらしたこともあるそうですが、戻ってきてからは地元倉敷一筋なんだそうです。でも、やはりどこか違いますよね、大阪とか東京とかで少しでも修行をされた方なら、何か洗練された身のこなしのようなものを感じます。簡単に言うと、話をしっかり聞いてくれる、こちらの足りない部分をフォローしてくれる、最後に笑顔が素敵。この3拍子かと思います。自分もときどき仕事とかでメンターが欲しいなあなんて思ったりすることがあるのですが、こうしたスナックのママさんの「聞く力」とか、いわゆる「コミュ力」ってエゲツないですよね。知らない人、行ったことのない人に限って、水商売だと一括りにしますけど、トンデモナイ話だと自分は思います。(もちろん全てが良い店だとも申しません、誤解無きようお願いしますm(__)m)

目的の地、ラストチャンス

さて、今回なんですが、目的の地がありました。前回こちらの水島に訪問した時に、最後の店で訪問した「ラストチャンス」さん。ずばり名前に惹かれて入りました。いつも仕事の出張で来ることが多いので、見知らぬ土地をフラフラしてもそれが最後になる可能性も幾度となくあるわけで、そうした意味で今回来たら次来るのはいつだろう、的なことはよく思います。前回もそうしたことを思ってもう一軒無いかなあ、的にモヤモヤしてたら、ズバリ!なこの看板を見て、ハイ!とばかりに入店したのでした。当然素晴らしいお店でこちらのママはどちらかというと天然系?(笑)なホンワカした感じ。なんと前回の訪問時のことを覚えてくださっておりましてm(__)m、そんなことまでしゃべったかなーなんていうことも事細かく覚えていらっしゃいました。女の人はすごいですよね、男はとにかく頭を常に低くして接すべきです!なんも覚えとらんのやから。とまあ、こういうワケなんですが、ちゃんと手土産も持参して(エライ!)、とにかく評価ポイントを上げるべく努力をしています。さて、すみません、お酒の話が全くありませんでした。今回はペラペラとしゃべるのに忙しくて、お酒のことにまったく気が回らないという不手際をしてしまいました。お酒については今回の旅の最後に倉敷市内で一軒バーをきちんと回りましたので、次回にそちらのご案内ができればと思います。なにやら脈絡もなく書いて参りましたが、とにかく自分の目で一度来て、見るのが一番。昭和ノスタルジックな雰囲気の中で、ゆっくりと落ち着いた雰囲気を楽しめることができると思います。スナックの他にも居酒屋やバーなどもありますが、繁華街のエリアの中にそれぞれ点在して残っているような感じの雰囲気です。(もしくは自分が知らない部分とかもあるのかもしれませんが)臨海鉄道の最終便は22時台なので、前回同様に「終電」に乗って水島を後にしました。また来ることがあれば、他の店とかももう少し回ってみたいですね。

水島のスナック街は岡山県倉敷市水島東常磐町あたりに集中している。付近にもいくつか店は点在しているが、灯りが消えているお店も多い。交通の便としては倉敷から水島臨海鉄道が便利。中心部には何軒かホテルもあるが、数が少ないので早めに予約を取らないと空室が無いことも。

倉敷・水島の夜を歩く

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