ついにやってきました!静岡県は用宗港にあるウエストコーストブルーイングさん。国内のクラフト蒸留所の中で、また特にアメリカ西海岸系のビールでは最も注目されているといっても良いのではないでしょうか。地元の静岡県内や関西では大阪には直営のバーなどの展開を始めているようですが、まだ都内には進出していないということもあって名前は聞いたことあるけど、、という方も多いかもしれません。先日に投稿した記事(→コチラの記事)で書いた通り、自分もこちらのビールを頂いたのはかなり最近です。ただ、ウワサ通りというか、ドンピシャの味だったのでその旨さにシンプルにビックリ。なんでも経営陣はアメリカの方なようで、素材も向こうから輸入するなどして本場西海岸の味にこだわっているそう。つまり、日本のマーケットに合わせて作られたモノではなく、あくまで「黒船」式なのです!
着いたときは夜もどっぷり更けていました、とはいってもまだ8時か9時くらいだったと思います。スコッチウイスキーファンの方にはお馴染み方と思いますが、皆との倉庫群にポツンとある様は丸亀のサイレンスバーを彷彿させてました。用宗港はおそらく地元の漁港といったこじんまりとした佇まい。用宗駅からgooglemapを頼りに歩くこと15分くらい、到着した時には夜の暗闇と静寂が辺りを包んでいました。辺りは住宅街であったため念のため!行く前に営業されているかの確認電話も入れておいた次第、因みに平日の夜は22時まで営業されているとのことでした。あと、こちらの施設は醸造所併設のタップバーですが、宿泊施設も兼ねているようです。アメリカ西海岸の別荘のような雰囲気がビールを味わいながら堪能できるという仕掛けですね。また、隣には温泉施設もあったりしてビールを飲んで、風呂に入って、ゆっくり休むというまさにドップリ気が済むまで堪能できる仕組みです。くれぐれも良い気持ちになった後に港をフラフラして、誤ってドブンとはしたくないものですが。。
先客の方がおられたので、タップルームの全景は撮影できませんでしたが、とりあえずバーカウンター後ろのタップはこんな感じです。吹き抜け天井の広いスペースなので、席の間合いとか空間のゆとりがまさにアメリカンそのままな感じ。都心の雑居ビルの狭~い4畳半くらいの空間に、10人くらいを無理やり入れこむようなのとは全く無縁であることは理解できました(個人的にはそちらの方が好きですが汗)。
中のスタッフさんは2名くらい。日本の方(のよう)に見えましたが、最近は分からんもんです。とりあえず、そういうことにしておきます。もう1名はたぶんアメリカの方でしたが、中で作業をされているようでした。とても元気の良いお兄さんでお客さんに話題を振りまいてました。ただ、あまりクラフトビールについてとかは?不明でしたが、とにかく元気は良かったです。私はビールマニアなんで、まあとにかく一人で勝手にセットを注文してカウンターの隅でチビチビやっていました。飲み比べセットというのがあって、下のようなメニューカタログから4種選べる仕組みです。これだけで結構お腹一杯になります。フードのメニューもあって食事も一緒にできるようです。空間もとにかく開放感があって広いので、どちらかというとみんなとワイワイやりながら楽しむようなスペースですね。実は後で知ったのですが前にも述べたようにこちらの直営のバーが静岡駅の近くとかにも登場しているようで、わざわざここまで来なくても実は飲めたことを後で知りました。静岡駅からだと東海道線で2駅くらい、そこから徒歩です。タクシーだと、どうでしょう。片道4,000円くらいはかかるのかな。それを考えると一人で飲むなら静岡駅近くのバーでも良いのかもしれません。みんなで明るいうちからワイワイなら、こちらがおススメでしょう。
醸造所は土日に見学会も実施しているようです。※完全予約制(くわしくはコチラ)また現地引き取り、返却の条件で個人でも樽レンタルが可能なようです(くわしくはコチラ)。スコッチウイスキーなどの蒸留所は水を大量に使用したり、貯蔵の蔵が必要だったり、とにかく大自然の空間の中にポツンとあるイメージですが、ビールやお酒を作る醸造所は原料と機械があればその場で完成してしまうこともあり街中に立地していることは特に珍しくありません。むしろ後の流通のことなどを考えるとその方が便利だったりもするでしょう。こちらは特に用宗港から出荷していることは無いと思いますが、太平洋の海風を感じながらビールを飲むという最高のロケーション。用宗みなと温泉という露天ぶろ付きの温浴施設も併設しているので、富士山を見ながらクラフトビールを一杯!という楽しみ方もできるのかもしれません。もし近くを立ち寄る機会などあれば足を運ばれて見る価値は十分にあると思いました!
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