2010年にボックス蒸留所として創業。北緯63度の地に位置。かつては製材業で栄えた場所の発電所施設を再利用して開設。当初は当時の発電所の名を取って、「ボックス蒸留所」(Box Destiller)と呼ばれたが、現在は「ハイコースト蒸留所」を名乗る。
樽自慢の蒸留所
ウイスキーの熟成に使用される「オーク材」(家具などに使用される「楢」(なら)もそのうちの一つ)は約200の種類があるが、その中でウイスキーの熟成に適したものは数種類に限られると言われる。ハイコースト蒸留所は「オーク材」の可能性に注目して、世界各地から様々なオーク材の樽を使用。モンゴルオークは日本のミズナラと似ているそうだ。
蒸留所の位置する北緯「63」度を象徴するシングルモルトと、数々の由来。
- フェノール値63ppmのハイランドモルトを使用。
- 発酵は63時間。
- 熟成には特注で63ℓサイズのバーボン樽を使用。
- 熟成期間は63ヶ月。(約5年)
- 北緯63度線が走る貯蔵庫で熟成。
- アルコール度数63度でボトリング
等々。。。当初は63clのボトルで販売したかったそうだが法規制の関係で実現できずに、標準の70clでの販売。ただし、この「70」という数字は、63+6.3+0.63+0.063…と続けていくと、「70」になるのだそうです。