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京都先斗町のバー通い、Bar佐曽羅さん。
少し時間が経過してしまいましたが、年末に京都を訪ねた時に訪れた先斗町のバーの紹介です。京都の先斗町(ぽんとちょう)は、「三条通の一筋南から四条通まで通じる鴨川にそった南北500メートルあまりにわたる細長い通りのことを指し、京都における著名な花街の一つです」ということです。(詳しくはこちら→)元々は花街だったそうで、今でも現役の舞妓さんや芸妓さんが出現するスポットとしても知られています。小さな路地裏には主に飲食店や土産物屋さんが軒を連ねていて人気の観光スポットとして知られています。阪急線の京都河原町からが便利です。小さな路地なので初めての方には少し分かりづらいかもしれません。昼も夜も人通りが多く、今回も観光客の一行にもまれながら、どこか良いバーは無いものかと探していたのですが、あまりにも人が多かったので通りを入ってすぐの左手にちょっと雰囲気の良さげなこちらのバーを見つけ、ちょうど中の様子が見えたのでそのまま入っていきました。(ちなみにこちらの系列店でもう少し奥に行った川側の右手に同じ名前のダイニングカフェもあるようですが、こちらは「Bar佐曽羅」さんです) 先斗町のバー佐曽羅さん店内カウンターの様子 外の喧騒が嘘のように店内は少し薄暗くシックな内装です。カウンター席がメインで、すでにほぼ満員でしたが、一番奥の席が空いてたので連れとそちらに腰を下ろしました。カウンター後ろの棚にはスコッチウイスキーを含めたハードリカー中心の品ぞろえ、とりあえずいつものことですが軽くハイボールをグレンモーレンジ・オリジナルで頼みました。あまり最近は本格的なスコッチを飲んでいなうて、グレンモーレンジとか、あとはラフロイグ10年とか、バーボンのジャックダニエルとかをハイボールで頼むことが多くなりました。さすがに京都の先斗町に店を構えるだけあって内装も京都風なアレンジというかどことなくお洒落です。京都は本当に何気ないほんの僅かなことが絵になるというか、片隅に華がポツンとあるだけでも、ああ京都だなあ、なんてことになってしまいます(笑)。店内は割と忙しくいろいろな注文を取り次いでいたり、カクテルなどを作っていたりしたので、あまりゆっくりとカウンターの中の方をお話しができませんでしたがとても良い雰囲気だと思いました。真ん中に居座っているただならぬパッケージのウイスキーが気になったのでお伺いしたところ、「京都ウイスキー」なる地元の蒸留所のリリース品とのことでした。 京都みやこ蒸留所の場所 どこの蒸留所かと思って調べてみたら、京都の丹波地方という京都「府」の真ん中くらいのところに最近できた蒸留所のようです。(→京都新聞の記事)オーナーさんは脱サラで立ち上げられたような感じですね。ウイスキー好きが高じてというパターンは海外でも良くありますが、日本でも登場してきているんですね。解説して早くも海外の賞を取ったりしているようです。西陣織のパッケージなどを見るところからすると、京都ブランドに肖って海外志向の意識も感じてしまいます。ケチをつけるワケで無いですが、たぶん距離的なことを言うと、サントリーさんの山崎蒸留所の方がMIYAKOには近い気もしますが。。ホームページ(京都酒造)などで詳細を見ると、おそらく現段階では海外のウイスキーを持ってきて自社ブレンドしているのかなという印象です。蒸留所の設備はポットスチルが2台、クラフトディスティラリー的なこじんまりとした感じです。多少は自社の原酒も入っているのかもしれませんが、今のことろは輸入ウイスキーをブレンドしてある期間を自社倉庫で熟成させてプロデュースしているといったところでしょうか。その割にはいきなり海外で賞を取るというのは、すごいですね。ボトルの値段も見ましたが、京都酒造 京都ウイスキー西陣織ラベル 紫帯 700ml価格:4,950円(2023/1/29 10:34時点)感想(1件)まあそこまで高く無いというか、ただブレンドウイスキーで言うと、そこそこのお値段かなと。バランタインなら12年と17年の中間くらいの価格帯といったところでしょうか。まあどちらを選ぶかというところですが、海外から観光で来られたお客さんがお土産とかで購入して買って帰ることを考えるなら、良い値段かなとも思いました。ちょっと味見をしてみようかとも思ったのですが、自分は結局その後ブルックラディのクラシックを頼みました。(なんじゃそりゃm(__)m) 最後になりますがBar佐曽羅さんの場所です。京都はJRの京都駅というのは本当に不便でかなり都の中心から外れています。京都の中心というのはもちろん昔の天皇のお住いのあった京都御所からカウントしていくわけですが、京都駅があるのは「8条」、先斗町があるのは「3条」から「4条」の間です。この点では京都に伸びている私鉄に軍配があり、阪急や京阪が便利です。ただし、JRと私鉄は京都市内での接続が無いので、京阪神地区の外から来られる方はJR京都駅からバスやタクシーを使ってということになります。このあたりが、やはり京都が関西の奥座敷としての地位をいまだに保っている所以なのかもしれません。方言とか含めて京都はやはり別格だと感じます。ちなみに京都は以前に来た時にも先斗町のバー・ラッケンブースさんを訪問しています。こちらの記事も良かったら読んでいただければと思います、この時はかなり真剣にモルトウイスキーを楽しませてもらいました!