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岡山のヒゲバーさんにて

岡山の老舗居酒屋 黒ヒゲさんにて。

「晴れの国」岡山での居酒屋巡りの記録です。今回は宿泊していたホテルからふらりと立ち寄った播磨町の居酒屋「黒ヒゲ」さん。岡山は繁華街が面としてかなり広範囲にわたるのですが、密集度が低いので、少し分かりづらいというのが問題です。そんななか、おそらく岡山のいわゆる夜の町である中央町から少しはずれた播磨町に「黒ヒゲ」さんという居酒屋を見つけたので立ち寄ってみました。

到着したのは夜の9時ごろだったでしょうか。でも通りは閑散としていて、正直のところどうしたものかと思っていました。飛行機が遅れたので夜ご飯も食べそびれてしまったため、今回は珍しく食事も少しできるところということで物色していました。宿泊していたホテルから少し歩いたところに「おでん」の文字を見つけたので、これが良いかなと思い雑居ビルの1階にあったこちらのお店の門をくぐってみました。

岡山はすでになんどかきたことがありまして、モルトバーも何軒か知ってはいたのですが、とにかくお酒だけというような感じでもなく久しぶりに居酒屋の門戸をたたきました。偶然か分かりませんが、店内は誰もおらず、カウンターの席に案内されました。店内の内装は昭和ノスタルジック満載、まるで漫画のワンシーンのような作られた空間です。カウンターには黒電話があったり、演歌が流れていたり、あとはうまく説明ができませんが囲炉裏だとか、蓄音機のようなものだとか、昭和を彷彿されるグッズがたくさん陳列されていました。その極めつけが昭和の演歌。マスターはラジオや司会のパーソナリティを長くされているようで、往年の名歌手さんとの交流もあるとのことです。八代亜紀さんなんかと一緒に撮られた写真なんかも置いてあって、「舟歌」好きの自分としては感慨深いものがありました。おもわず「ホンモノはどんな感じなんでしょうか?」なんて聞いたりもしてみました。さてさて、今宵はとりあえず何を飲もうかと思案していた時に、焼酎のお湯割りなんかを頼んでしまいました。ウイスキーもブラックニッカやらが陳列されたいたのですが、なにせまだ一軒目だったもので気が回りませんでした。オーナーはもう御年80歳を超えるそうですが、とても若々しく、確かに「ヒゲ」は黒ヒゲではありませんでした、十分に昔のオーラーを感じさせるものもありました。しかも、まだ現役でお仕事されているとのことですから、さすがとしか言いようがありません。時々娘さんが手伝ってくれるとか話をされていましたが、後世に伝えるのはかなり難しいのかなと思います。客層もご自身とともに老いていくわけですし、新たな客層といってもお店のスタイルとどうマッチングさせていくのかという問題もあります。常にファンを獲得するというのは、本当に難しいことかなあと思いました。

「おでん」の盛り合わせセットなんかを腹ごなしに頼んだのですが、正直お値段的には少し周りと比べても高めなかと思いました。理由は良く分かりません。老舗だからなのか、手間暇かけて作っているこだわりなのか。そもそもお酒を飲むときには食べることをしないタイプの自分には判断のしようがありません。コスパ全体を考えた時に、必ずしも良いとは言えないとは思いますが、そこは50年以上の歴史とオーナーの貫禄に免じてとでも申しましょうか、面白い店ではあると感じました。相当たる往年の歌手との交流があるようでしたが、特に控え目で何を自慢するわけでもなく、本当にごく普通に振舞っているところが素敵だなと思いました。80歳というのは日本人の平均寿命ではありますが、それを超えても現役でカウンターに立つことができるというのは、やはりすごいと思います。そこまで健康でいられる、さらにまだ現役で働いていらっしゃるというのは、実にすごい。まさに自分が目指すところでもあります。笑

1時間ほど飲んだり食べたりしながらマスターと楽しい時間を過ごさせてもらいました。また機会があればぜひ再訪できればと思います。ありがとうございました。そしてご健康で!

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