今回はノンアルコールの話題、ネパールのお茶を語ります。
中目黒高架下を散策していたら何やら高級感のあるエキゾチックな空間を見つけたので店内をふらりと覗いてみました。お茶の筒が外から並んでいたので、最初は中国茶のお店かなとおもったのですが、なんとネパールとのこと。え、ネパール?そうなんです。ネパールというとナンと合わせて食べる辛いカレーのイメージしかなかったのですが、実はお茶の文化があるそうなんです。店内に入って驚いたのはすごく洗練されたエレガントな空間。まるでどこかおしゃれなワインバーのような雰囲気で、店内は黒の色調で整えられています。カウンターはお茶を入れるようにまるでドリップ珈琲を入れるオシャレなカフェ風に広々としたテーブルが、そしてまたなんとまあ美しい生け花(フラワーアレンジメント?)でしょうか。茶器や道具類にまでこだわりが見え隠れします。とにかく、今までのネパールのイメージとは(すみません!m(__)m)まったく違うのにまずはびっくりしました。
さて、ネパールのお茶と聞いてもあんまりピンと来なかったのですが、メニューをみてからまたビックリ。香辛料のマサラチャイや紅茶は分かるとして、「白茶」があるではありませんか!一時期、中国のお茶にはまっていたことがあるのですが、この「白茶」というのは産地が限られていて良質なものは特に生産量が少なく希少価値の高い高級茶として知られていました。(最近はあまり中国に行かなくなったので事情は分かりませんが、あまり日本では飲まれていないのかなという認識です。)その「白茶」をまさかネパールでも栽培しているとは知りませんでした。もちろん、話の流れ的にはここでその「白茶」を飲むべきったたのですが、その前にまずは紅茶を楽しんでおきたくて今日は紅茶にしました。とても美味しかったです。お湯のリフィルで二度楽しませてもらいました。どう表現して良いのか分かりませんが、セイロンティーに似たような感じ。中国のキーマンとか紅茶の銘柄ありますが、少し薄味な印象。やはり本場で作っているだけあって、イギリス紅茶のそれに近いというか、これぞ紅茶という感じでした。次回は「白茶」を試してみたいと思います!
スタッフの方に話を伺うと、こちらのお店は今年の春ごろにできたそうで、まだ出来て間もないそうです。お店の向いにADI(アディ)というネパール料理屋さんがあって、そちらのネパール人のオーナーさんがクラウドファンドで立ち上げたのがこちらのお店とのこと。すごいですね。アディさんも普段見かけるネパールカレーの店とは違う感じでした。中目黒はカレー激戦区でもあるので、食事をしてからCHIYA-BAさんでお茶をするという楽しみ方も贅沢かもしれません。ネパールのお茶文化を日本に伝えるとともに、商売を通じてネパールの茶農家を盛り立てていきたいという考えもあるそうです。夜にはワインも提供されているとのことで、また違った雰囲気が展開しているのでしょうか。いろんな場面に応じて楽しめそうなお店、そして日本におけるネパールのイメージを根底から変えていきそうな予感がします。
Share via: