人気沸騰中の東横線沿線。渋谷、代官山、中目黒までは言わずもがなですが、その人気がさらに祐天寺、学大、都立大と波及してきているようです。今回ご紹介するワインバーもそうですが垢抜けたオシャレな雰囲気のこじんまりとしたバルやバーが、表通りの外れや住宅街の中にポツンと出現し、近所に住むイケてる人を集客しているようです。今回立ち寄ったお店はとにかくお店のインテリアが秀逸、ネオ大正とでもいうのかアールデコ調な感じがミニマリストなスタイルと融合したきわめてシンプルでありながら美しい内装です。ウイスキーバーとかワインバーとかいうと、カウンター裏にボトルをズラリと並べたりするバーも結構ありますが、こちらは数本ちょっと並べるだけでカウンター後ろにあるのは大きな「鏡」。要は種も仕掛けもありません!というワケです、これはカウンターに立っている方が一番大変なのでは?!店内は壁沿いにテーブル席があるほかは基本は今流行の角打ちワインバーと同じでメインは立ち飲み。奥にセラーがあり気に入ったボトルがあれば購入できるようです。こうした造りのお店はこの界隈でかなり良く見かけるようになりましたが、ボトルを並べずに鏡を置くのは斬新です!カンペを見ずに試験に臨むようなもので、とっかかりが無いわけですからちょっとした面接試験みたいな感じです。実は来店する前に一度通りすがったのですが、そのときは雑誌通りにワカモノの男女客でかなりワイワイしている感じでちょっと入る勇気が出ませんでした。今回は気を楽にしてフラっと寄ってみたところ、右側のハイテーブル席に男性のペア1組、手前左のカウンターに女性ペア1組が談笑してましたが、中央のカウンター付近に大きくスペースが空いていたので躊躇することなく勢いで入店することに成功しました。
カウンターの中央にいきなり来てソワソワしていると、中にいた女性の方が対応してくださいました。とりあえず初めての入店で左と右が分かりません、と伝えると、どのようなワインをお飲みになりますか?というような、もう正確には覚えていませんがフォローをしてくださったのでとりあえず「オレンジ」と応えました。赤でも白でもなんでもよかったのですが、カウンターにあるボトルを指でポイントするとかいう芸当ができない状況、とにかく頼りになるものが無いのです。確かアルザスだったと思いますが、出てきたのがこちら、「エッシャープ・ディ・ガルン」。
いやあ、しかし、とにかく目の前に女性のバーテンダーさんがいてその後ろは鏡と来ます。しかもお店のカウンターのど真ん中に陣取ってしまったものですから、目のやり場がないというか。なんとも注意力が散漫になりましたという状況です。こちらのワインは何種類かのブレンドのようなんですが(詳しくはこちらのページなど)、フレッシュでライトな味わいですがミネラル感が豊富でブレンドらしい複雑感もあって面白い味わい。とても美味しかったです。チーズケーキが気になっていたのですが、聞いてみるとなんと目黒通りの名店「カビ」さんのチーズケーキだとのこと。ドヒャ、というわけでオーダーしてみました。恐らくビーガン風なんでしょうか、独特な質感と味わいがします、さすがの味。しかも、ワインとのペアリングに発掘してくるのがこちらのチーズケーキなのですから素晴らしいセンスです。器もとてもオシャレ、というかお店のインテリアから突き出しの器やフォークに至るまですべてのトーンが絶妙に調和しています。カウンターのいらっしゃった方はオーナーさんでは無かったようですが、とにかくすべてのレベルが高い!
こちらのお店はとにかくおススメです!場所は学芸大学駅を降りて北に歩いてたぶん5分くらいです。表通りを左に折れたたい焼き屋さんの隣なんですが、このたい焼き屋さんも名店です。お店の詳細やバックグランドについては、以下に紹介するように他のサイトでも様々な紹介がなされておりますので詳しく知りたい方はぜひ読んでみてください。
学芸大学に「lulu(ルル)」がオープン!常時600種以上のワインを揃え、バー兼ショップとして角打ちスタイルで多彩なワインを楽しませる。
また、とにかくこの界隈はオーガニックワインについては何軒も良い店があるので、ぜひそちらも合わせて立ち寄ってみると良いと思います。スコッチウイスキーの楽しみ方で紹介した記事については以下を参考ください。
タスマニアンワインならこちら、祐天寺近くで見つけたナチュールワイン・ヴァイアンドカンパニーさん
中目黒で見つけた高級ネパールのティーカフェ、チャバ(CHIYA-BA)さん。
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