blogs

The Suntory Kaku Highball can is the best recommended whisky with soda. It is easy to find and affordable, available anywhere in Japan.

Among all the things I have tried, the Suntory Kaku High in a can is the best recommendation. In most cases, it is even better than the one you order at a bar or restaurant. We commonly refer to it as “Kaku High” in a can, and it is sold almost everywhere in Japan. If […]

Taking a walk in the neighboring area of Meguro Station offers a different yet unique experience in Tokyo.

It’s not just in the center of Tokyo where you can see the latest trends. When you’re tired of walking through the bustling streets of Shibuya or Shinjuku and want to delve deeper into exploring Tokyo, Meguro is an interesting place to experience the residential area of the upscale Tokyo district. From Meguro Station on […]

Mittera kaikan, a mass of eerie bars in the same building, is another dive into the similar of Shinjuku Golden gai.

The Mittera Kikan is known among bar-hoppers in Japan as the equivalent of Shinjuku Golden Gai in Tokyo. While Golde Gai is more open bar style and the bars are crammed in the small quarter of Kabukicho, this place indicates the building, Mittera Kaikan or Mittera Hall, which accommodates dozens of bars on each floor […]

Shinjuku Golden Gai is a hub of people from all around the world!

Imagine squeezing into a tiny bar, shoulder-to-shoulder with a Tokyo local and a group of adventurous travelers, all united by the infectious energy of Golden Gai. This labyrinth of hundreds of miniature bars, nestled in the heart of Shinjuku, is a must-visit for anyone seeking a unique and unforgettable Tokyo night. Forget lengthy train rides […]

余市のフィールドワイン、ピノタージュがとても美味しかった。

ようやく桜の季節がやってきました。今年はどこも人出が多く、中目黒近辺の目黒川沿いもすごいヒトでした。駅の出口から人の波がドバドバと出ていて、目黒川にまで桜を見る気も無くなってしまいました。そんなわけで、山手通り沿いのザ・ワイン・ストアさんに寄ってきました。こちらのワインはナチュールワイン系がメインで、とにかくどれを飲んでも美味しい。値段もだいたい4,000円~6,000円くらいのボトルが中心なんですけども、どれを飲んでも大正解で、失敗しないワイン選びするならココと決めてます。今日は夜に魚料理という情報を得ていたので、何か軽やかな白ワインを1本買って帰ろうかと思いました。とりあえず箱のワインを見るんですけども、余市のワインが置いてありました。なんだろうと思って手に取ってみると「モンガク谷」というフィールドワインのようです。フィールドワインというのは正直初めて聞いたんですが、調べてみたら同じ畑で育てた異なるブドウをブレンドして作ったワインのことのようです。中身を見るとピノタージュがメインで、他にピノノワールとピノグリなどが入っているようです。ラベルもオシャレな感じであったので迷わずこちらに決めました。 飲んでみての感想ですが、色合いがまず面白かったです。写真は無いんですけど、オレンジワインみたいな色目です。ピノタージュというのは南アフリカとかで主に栽培されている希少品種らしく、質感としてはスパイシーで芳醇な感じということでしたが、想像していたより軽やかで、でも確かに面白いニュアンス(あまりうまく説明できなくてスミマセンm(__)m)があり、とても美味しかったです。アッサリというワケでもなく、ドッシリした深みというワケでもなく、その中間くらいでしょうか。香りの立ち方がとても品があって個性的なんですけど、飲んでみると柔らかく飲みやすいので気づいたらほとんど無くなってた、という感じです(汗)。余市といえばウイスキーですけれども最近はワインでも注目されていますね。こちらのワイナリーは家族経営でフィールドワインに特化しているようです。ボトルデザインも下の写真の通りですがとてもおしゃれです。ラインアップはすべてブレンドタイプとなっており、ここにもこだわりがあるようです。詳しくは下のイメージクリックでモンガク谷さんのホームページに飛びますので、見ていただければと思います。 モンガク谷さんのワイン(ホームページより)クリックで飛びます 最後にですが今回ワインを購入した「ザ・ワイン・ストア」さんの場所は以下になります。不定期営業のイメージですが、週末の昼下がりは営業されてる確率が高い印象です。

カナディアンウイスキーの彗星、サンズ・オブ・バンクーバー

今回はカナディアンウイスキーの話題をお伝えします。Whisky Cast(Episode988号)を聴いていたら、毎年1月にカナダの西海岸、ビクトリアで開催されているウイスキーフェスティバルの模様が紹介されていました(ビクトリアの位置は以下の地図を参考ください)。その目玉は最優秀賞であるウイスキー・オブ・ザ・イヤーに「サンズ・オブ・バンクーバー」というまったく無名の蒸留所が選ばれたことにあります。今回はその話題について紹介していこうかと思いますが、とりあえずその前にサラリとカナディアンウイスキーについて復習をしておこうかと思います。カナディアンウイスキーとは何か?という問いなんですが、「カナダで作られたウイスキー?」。まあ、たぶん正解には違いないのですが、もう少しだけ教科書的な定義の確認をしておきたいと思います。 https://www.travel-zentech.jp/world/map/Canada/Victoria.htmlより 「カナディアン・ウィスキーは、カナダの法律によって縛りがかけられている。それによれば、カナディアン・ウィスキーは、穀類のみを原料とし、これを麦芽の持つデンプン分解酵素によって糖化し、酵母によって醗酵させ、カナダ国内で蒸留し、容量700リットル以下の樽を用いて熟成を行い、最低でも3年以上の熟成期間を経たものである。」 wikipedia 簡単に特徴を要約すると、スコッチと違い原料はモルトというよりライ麦とかコーンが使われます。Barrel365さんのページからの引用ですが、「ライ麦主体のフレーバリングウイスキーと、トウモロコシ主体のベースウイスキーの2つをブレンドするという、一般的なカナディアンウイスキーの製法でつくられています。」とのことです。バーボンはメインがコーンなので、バーボンともちょっと違う感じで、ドライでさっぱりした感じが特徴なのかと思います。有名ブランドとして、カナディアンクラブとクラウンローヤルの2強でしょう。どちらも発祥は東部オンタリオ州で、五大湖の対岸のあたりになります。カナディアンウイスキーはもともとは米東部の影響を受けて誕生し、アメリカの禁酒法(1920~33年)の時代に、その代替需要として発展したというのがざっくりとした経緯になります。 主に東部で発展してきたカナディアンウイスキーの歴史から見て、西海岸のバンクーバーにある新しいクラフト蒸留所が、カナディアンウイスキーの最優秀賞を獲得したというのは、地理的なことを考えると非常に面白いのでないかと思います。カナディアンクラブやクラウンローヤルに期待するような、ライ麦をベースとしたスパイシーさのあるオーソドックスなウイスキーが定番のイメージですが、西海岸の遊び心にあふれるクラフトウイスキーによって多面的な、新しい展開を迎えようとしているのでないかということです。アメリカの西海岸にはすでにいくつかのチャレンジ精神に溢れるクラフト蒸留所が誕生し、成功を収めています。ウエストランド蒸留所やウエストワード蒸留所(→リカマンさんの紹介記事)などです。特に興味深い流れとして、「アメリカン・シングルモルト」という独自のブランドを確立しようとしている動きは特筆に値します。(→詳しくはこちらの記事など参照)今回、最優秀賞を受賞した「パームツリー&トロピカルブリーズ」はその名前から想像できるようにラムカスクのウッドフィニッシュで味わいの深いカスクストレングスの仕上がりになっているとのことです。1樽分のみの販売のため、受賞時にはすでに完売していたということです。これ以前に商品化されたボトルもピートウイスキー樽や自社で製造しているアマレット樽などを使用し独自のフレーバーを追求している、職人(アルチザン)気質が特徴。ジェンナ・デュバルド(Jenna Diubaldo)さんという女性の方がいわゆるマスターディスティラーのようです。他にジェームズ・ラスター氏(James Lester)と、マックス・スミス氏(Max Smith)を含めた若い3名が経営陣として運営をしているようです。ホームページを確認すると以下の写真があったので、おそらくその3名かと思います。ウイスキー造りのほかに、アマレットやウォッカ、ジンなども製造をしているようです。 https://sonsofvancouver.ca/aboutより 同社ホームページの商品販売のページを確認してみましたが、半分くらいはすでに売り切れとなっていました。クラフト蒸留所なので、生産量が多くない事情もあるとは思いますが、注目を受けて受注が殺到しているものと思われます。ウイスキーもすべて売り切れ。すでに新しいバッヂ「SUMMER ROAD TRIP ACROSS THE MIDWEST」のボトルが紹介されていましたが、今月(2023年3月)発売予定となりながら、すでに「SOLD OUT」の文字が。187本の限定販売なので、これもシングルカスク品でしょうか。もはや、プレミアムウイスキーのような感じですね。レシピを見ると基本はブレンドで、熟成も3~5年くらいとのことなので、まだまだ若いウイスキーなのかとは思います。蓋を開けてみないと分からない段階にもかかわらず、これだけの注目を受けるというのは、期待値の高さを証明しています。カナディアンウイスキーは他にも注目を受けているクラフト蒸留所が出来てきていますので、今後も話題が出てきたら着目をしていきたいと思います。今までの定番品と違うという意味では老舗ブランドではありますがサントリーさんが扱っている「アルバータライ」とか(→サントリーさん紹介記事)が手ごろな価格でかつ面白いのかなと思います。「スムースで軽快な飲み口に、リッチで複雑な味わいとバニラのような甘みの中にほのかなスパイシーさを感じられ」るとのことです。作り手がどのような経緯で酒造りを学び、どのようなウイスキーを目指して行くのかというのも非常に面白いかなと思っています。ウイスキー造りの中心では無いけれど、辺境でもない、ある意味適度な距離感にあることでユニークな発想が今後も出てくることに引き続き期待していきたいと思います。! もうちょっと他の記事も読んでみたい方へ、 >>クリックでウエストランド蒸留所の記事へ

ダンカンテーラーからリリースされたマッカランは、75,000ポンドです。

新年早々にドヒャという記事を発見しました。スコッチウイスキーのボトラーズ、ダンカンテーラー社がマッカランの52年をリリースしたというのです。マッカランはスコッチのロールスロイスといわれる超高級ウイスキーとして知られています。12年などは一般的なバーでも広く置かれていると思いますが、ワンショットの相場だと1,500円くらいとかでしょうか。他のシングルモルトウイスキーに比べても高いことが多いです。それくらい高級ウイスキーとしての知名度を持っていうます。そのマッカランの52年。これは人類が月に行った年、1969年?、なのだそうですけれども。マッカランでなくても50年以上の超熟ウイスキーというのは非常に珍しいです。昨年にSUNTORYが限定販売していた55年の「山崎」が、アメリカのオークションで8000万円以上の値段をつけたとことでテレビでも話題になっていましたが、これもオフィシャル価格は300万円でした。そして、今回のマッカランはハウマッチということですが、なんと75,000万ポンド(日本円換算で1,000万円以上)。ToyotaとFerrariかというくらいに違います。(汗) 直近のウイスキーキャストでアメリカはロスのインポーターのシャンド社の人がゲストに呼ばれていました。このマッカランを引っ張ってきたからだと思われます。ダンカンテーラー社はユアン・シャンドさんという人がアメリカ人の元オーナーから会社を2002年に買収して今に至るのですが、元オーナーがかなりのコレクターだったようで非常に良い樽のストックをもっているようです。実際に、ダンカンテーラー社も廃蒸留所のオールドウイスキーシリーズ「Rarest」など珍しい長期熟成品のラインアップを得意としているイメージがあり、このマッカランがリリースできたのもそうした背景があると考えられます。関係は良く分からないのですが、インポーターのシャンド社の社長さんはモジ・シャンドさんという方で、ダンカンテーラー社のCEO(ユアン氏はChairman)になっています。苗字が同じなのですが、お二人がご夫婦なのか?とかまではちょっとわかりませんでしたが、シャンド社とダンカンテーラー社はつながりがあるようで、そうしたこともあってシャンド社の方が呼ばれたのかなと思います。アメリカのインポーターなので、日本ではあまり知名度が無いと思います。自分もシャンド社というのは初耳でした。ホームページを見ると、高級志向のインポーターなようで、ウイスキーの他にもウォッカやテキーラなど色々扱っているようです。 さて話を戻しますが、これだけ高価格のウイスキー。司会のマークはこう尋ねます。これまでウイスキーというのはウイスキーの愛好家(飲む人)向けに販売されてきた。ところが、最近はコレクター向けに価格が吊り上がっている。「ウイスキーのマーケットとは何か?」と。いや、まさにそうでしょう。普通に考えて、1000万円を超えるウイスキーといのは飲み物なのでしょうか?たとえそれが高級なものであったとしても、1滴が1万円するかのような、まさに不老不死の薬でも飲むような世界です。 その回答は少し興味深いものでした。いわく、そもそもこうしたレアなウイスキーというのは、もともとは退職祝いなどに贈られるようなものであったと。要は価値観が違うのでしょう。記念品のような扱いというか、単純に金額に換算されるようなものではないというのです。更に、カジノなどでも大きく負けた人に、因みに金額的には「1万ドル」とかの話だそうです、残念賞的な意味合いでこうしたレアボトルを慰め代わりに贈ることがあった(ある?)そうです。なるほど、確かにそれはウイスキーを「飲む」という中身の価値とは全く別なものがありそうです。しかし、そうだすれば、なおさら一般庶民の手に届かないところにあるのでは?というのが正直な感想です。こういうのです。こうしたお金の感覚は一般的には理解されないかもしれないが、そうした人(=お金持ち)にとっては「大海の一滴」のようなものだと。なるほど!確かに、一千万円が大海の一滴くらいな感覚で購入できるなら、しっかりと楽しめそうです。自分なんかは神棚に祭り上げて我が家の祭神として後世の繁栄を願うところですm(__)m。まあ、そんなわけで、土台無理な価格のレアボトルは忘れて、庶民は普通のフェラーリで我慢しましょうか?! 【1/15全品P2倍!】マッカラン 12年 シェリーオーク 700ml ※おひとり様12本迄 シェリー オーク カスク ザ マッカラン シングルモルトウィスキー 正規_[リカーズベスト]_[全品ヤマト宅急便配送]お家 家飲み 価格:11,880円(2023/1/15 11:04時点)感想(35件)

2023年初投稿

2023年、新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 スコッチウイスキーの楽しみ方では、スコッチウイスキーをメインテーマとして、注目している蒸留所の記事や、国内のバーの訪問ブログなど、さまざまな観点からスコッチーウイスキーの魅力を掘り起こしていきたいと思っています。 まだ同時に、スコッチウイスキーだけに限らず、バーボンなどの他のウイスキーや、他のジャンルのお酒についても色々と見聞きしたことや体験したことを書いていこうと思っています。「スコッチウイスキー」をタイトルに掲げてはいますが、お酒をテーマに広く全体的にカバーができればと思っています。そんな方向性で本年も頑張っていこうかなと思っているので、何卒よろしくお願いいたします。 年初はカサーシャで!@お酒の美術館中野店にて さて、年初初の投稿ということでのんびりと書いていこうかと思います。昨年は結構いろんなお酒にチャレンジした一年でした。今まではスコッチウイスキーがメインだったので、スコッチ専門を自任していて、オーセンチックなバーを中心に雑誌やネットで情報を拾いながら訪ね歩いてきました。その中で、最近のスコッチウイスキー界隈の流行としてある「ウッドフィニッシュ」をもう少し詳しく知りたくて、樽作りに使われていた実際のお酒を飲んでみたいなと思ったことがそもそもの初めでした。 ご承知の通りですが、スコッチウイスキーの味わいの多くは、熟成に使われていた「樽」に由来するといわれています。中には、穀物や発酵、蒸留設備の中にその特徴を求めることも無くはないですが、やはり「樽」のインパクトが大きいことは否めないかと思います。「ウッドフィニッシュ」というのは、熟成期間の最後の段階に、少し特別な樽の中でフレーバーに特徴づけをすることを言います。スコッチは主にバーボンの空き樽(バーボン樽)か、シェリー樽を使用しますが、このウッドフィニッシュに使われるのはそれらと違うよりフレーバーにインパクトのあるものが多いです。メインはシェリー樽が多いかなとは思いますが、バーボン樽も使われることがあります、また、ラムやテキーラなど変わった樽も使用されることがあります。熟成に使用される樽はリユース品も可能なのですが、リユース品は元のお酒のフレーバがすでに無くなっています。逆にウッドフィニッシュで使われる樽は、元のお酒の特徴が引き出せるようなものが多く使われています。中には少し前のお酒そのものが残っていることもあります。ただし、あまり前のお酒のインパクトが強くなりすぎるとウイスキーの微妙なニュアンスが壊れてしまうため、通常は短期間、数か月程度、最後の調整に使われるイメージです。こうすることで繊細なスコッチウイスキーの味わいに更に奥行きが出て、深みのある立体的な味わいに仕上がります。 とまあ、このように理屈ではある程度分かっているんですが、実際にバーボンもシェリーもあまり飲んだことが無く、ラムやテキーラなどもほとんど飲む機会がありませんでした。モルトバーに行って、わざわざウイスキー以外のお酒を頼むことも無いですから、当たり前といえばそうなのです。その反省を踏まえて?昨年は少し意識していろんな酒場に繰り出してみました。なので、少しスコッチウイスキーの話題から外れることが多かったかと思います。しかし、発見も多かったです。今まではモルトバーばかりしかお邪魔したことがなかったのですが、他のジャンルでもたくさん良いバーがあることを知りました。 ひとつひとつ語りだせば切が無いので、テーマ別にまとめていきたいと思います。まず、ちょっと上の写真で紹介した「カサーシャ」から先に紹介しておきたいと思います。これは、中野のお酒の美術館さんです。「カサーシャ」ってそもそもなかなか見ることもないお酒かなと思うのですが、ほぼラムだと思ってもらえれば大丈夫かなと。ブラジルのお酒です。原料はさとうきびのしぼり汁です。写真は熟成した樽別で、ブラジルにはウイスキーの熟成に使われるオークが無いので、オーク以外の木を使った樽で熟成しているそうです。ただ、基本はホワイトリカーで、熟成といっても短期間、数か月から数年といったところ。テキーラのアネホとかに近いのかなと思いました。味わいも甘いのかなと思ったのですが、意外にドライ、どちらかというとボタニカルなフレーバーが強いです。ロックくらいがちょうど良いかなと思いました。現地ではコーラとかで割って飲むみたいです。 さて、「ラム」ですが、思い返してみて一番印象に残ったのは神戸のムーンライトーバーさんで頂いた「オールドモンク」というインドのラムでしょうか。ラムといえばキューバとかカリビアンなイメージですが、インドでも古くから作られていることを知りました。実は「ウイスキー」の生産量でもインドが世界で実は一番なのです。なんとなくインド人というとあまりお酒を飲んでいるイメージは無いのですが、実は結構お酒を作っているんですよね。恐らくは昔、イギリスの植民地であった影響もあるのかとは思いますが、仏教とかヒンズー教とか信心深いイメージがあるので意外ではあります。インドのお酒事情みたいなのも何か調べてみたいナと思っています。 「テキーラ」では、浜松のOKUIZUMIさんでしょうか。ラムとテキーラを専門とするカジュアルなバーでしたが、こちらで頂いたジャパニーズ・プロデュースの「雫」がいまでも印象的です。テキーラはホワイトリカーの印象がありますが、熟成したレポサドやアネホも面白い味わいでした。あと、番外編ではありませんが、新宿歌舞伎町のカリビアン・バーは糞医的にとても面白かったです。 カリビアンバー、メヒコにてテキーラを。 さて、昨年に特に自分が興味を持ったのがワインとクラフトビールであることは間違いないです。なぜか?というのはとても簡単で、良いバーに巡り会えたことがすべてです。こちらのブログを見ている方であればすでに想像がつくかと思いますが、ワインは神戸のノラックさん、クラフトビールは品川・西小山のクエンチワインさんです。昨年の発見という意味ではこの二つのバーが自分の中では大きな出会いであったかと思います。詳細については、それぞれのブログ記事に譲りますが、簡単になぜそこまで気に入ったのかを紹介いたします。まずノラックさんですが、取り揃えているワインが本格派で、プロデュースする空間美とオーナーのパーソナリティーがすべてを語ります。これだけのサービスがあって、価格はとてもリーズナブル。毎回、感動の一言です。とくに最近ナチュールワインなどのオーガニック系のワイン、そして軽やかで華やかなソフトな口当たりのすっきりしたワインが着目されるなかで、従来の正当派ワインをしっかりとリーズナブルに楽しめるというのが一番大きいです。ワイン好きの方、特にワインを最近飲み始めた方に特におススメしたいお店です。 昨年飲んだお酒のMVPはずばりコレ!@クエンチワインさん クエンチワインさんですがこちらはオレゴン州推しのお店です。業態はどちらかというとインポーターさんで、お酒の販売とともに立ち飲みもできるといった感じです。まだ出来たばかりのお店でオーナーさんが一人で切り盛りをされているので、お店の営業も不定期です。基本的には土曜日のみに空いているイメージですが、とにかく営業日は事前チェックしてから訪問されることをお勧めします。あとは運頼みでしょう。ワインとありますが、クラフトビールもおいてあって、自分はこのクラフトビールに強烈なインパクトを受けました。とにかく、ビールでは無いんです!、でもビールです!。と、こんな感じです。ビールの原料が穀物であることを忘れ去るようなフルーティで軽やかなフレーバーの開き方が半端無いです。しかもそれが缶ビールで出てきます。低温輸送で入荷されているようなので、こちらで飲むのを特におススメします。 さて、あれこれ振り返ってきましたが、意外にも色々と発見の多い1年であったことに今更のように気づかされます。本年も、更に色々と見聞を広げながら、継続してブログ記事をアップしていければと思います。また蒸留所紹介記事についても、最近ほとんどアップができていないのですが、何かトピックを見つけてリサーチできればなと思います。少なくとももう一度見返してみて、アップデートが無いかなどの点検はしてみたいと思っています。最後にですが、今後さらにジャパニーズウイスキーや国内のバーが海外からも注目されるであろう動きに備えて英語でのブログ発信も細々と開始しています。こちらも少しづつ、英語の勉強とも合わせて、深みを持たせていければと思っています。そんなこんなですが、また今年も頑張ってやっていきますので、よろしくお願いいたしますm(__)m

昨今のスコッチウイスキー業界の問題意識についてまとめてみました。

こんにちは。ウイスキーマスターのナダゴローです。最近は蒸留所記事のアップデートがなかなかできておらず申し訳ありません。話題が無いわけではなくて、むしろ話題がありすぎてどこにフォーカスを置いて良いのか分からない状態なのです。これまで一般的にはあまり認知されていない、けれども面白い取り組みをしている、そんな蒸留所を数々取り上げてきました。従来の蒸留所というのはどちからというとウイスキーの味わいを求めて原酒の生成や樽の熟成にフォーカスをして独自のこだわりを持って商品をリリースしてくるいうスタイルであったかと思います。スコッチウイスキーというのは長年の歴史があるので、伝統という規範があり、また法律でもその作り方に細かな指定があります。なのでどのような取り組みをするにせよ、スコッチウイスキーを名乗り、そこでの評価を得ていくには目指す方向性が決まっているということがあるのかと思います。そこから外れるとそれはウイスキーではあってもスコッチウイスキーとしては認められないわけで、もちろんそれがダメというわけではありませんが、スコッチの伝統とブランドをすり抜けて自己流に作り上げるというのは少なくとも容易ではない気がします。しかしながら、その枠内にとどまりつつ、本来のスコッチウイスキーの伝統と慣習を維持しながら新たな付加価値をつける動きがここ数年で大きな発展を遂げたように思います。大きくその話題を3つに分けて取り上げてみたいと思います。 ひとつは環境への意識の変化です。これはウイスキー業界だけに限らず、もはや世界的な潮流といっても良いかもしれません。自動車のEV化、電力の脱炭素化、脱プラスチックなどその例は枚挙にいとまがありません。ウイスキーの蒸留所も工業製品的な側面を持ち合わせています。蒸留器を動かすには電力が必要ですし、樽を作るには木材がいります、蒸留所の立地は辺鄙な田舎にあるケースが多いため原材料の搬入や商品の出荷に輸送が必要です。ウイスキーは自然の原料のみを使い、発酵や蒸留などの自然の営みを利用しているという意味ではオーガニックで自然に優しい商品なのですが、その裏側ではエネルギーを多く使っているという実態もあります。こうしたことから蒸留所で使用する電力を太陽光や風力、バイオマスなどのグリーンエネルギーに切り替える取り組みが特に新設の蒸留所で盛んになってきた印象です。いまや、こうした意識を持たないところの方が珍しいのではないでしょうか。面白い取り組みとしては、蒸留所の製造工程に「重力」を用いたスウェーデンのマクミラ蒸留所です。これは原料を蒸留所建物の一番上に最初に持っていき、重力を利用して下に落とすことで次工程に回していくというものです。また、スコットランドのナクニアン蒸留所は商品梱包に使われるパッケージングが過剰ではないかとの問題意識から、敢えて梱包を簡素化して発送する取り組みを始めています。こうしたことはウイスキーの味わいという本質を変えずに新たな付加価値とウイスキーの環境に対する真摯な取り組みの姿勢を内外に伝えるものとして注目を浴びています。 二つ目に取り上げたいのは地産地消化へのベクトルです。これまでスコットランドで作られたウイスキーというものは瓶詰をした後に、基本的には大陸や北米などの消費者の元へと届けられるものでした。また原料である大麦も実はフランスなどの穀倉地帯から多くを「輸入」に頼っているのが実のところです。つまりグローバルなサプライチェーンの中に組み込まれた一つの停留所のような見方もできるのです。つまり、実際にウイスキーを蒸留している場所は、実はただ蒸留をしているだけで原料も、それを飲むものも実はどこか遠く離れたところにあるという。しかし、最近このような流れとは逆に敢えて地元を意識した蒸留所が増えてきているように思います。すなわち、原料となる大麦は輸入品を使うのではなく、蒸留所近辺の農家から調達をしたり、発酵に使用するイーストも畑から採取した自然酵母を使用したり、樽に使う木なども周囲に自生するものを利用してみたり、という試みです。これは特にスコットランドだけに限らず、広く世界的にみた新興蒸留所で盛んな印象です。自分たちが丹精込めて作ったものは、やはりその土地の愛好家に楽しんでほしいという思いもあるのかと思います。スコットランドの蒸留所でも、例えば先に紹介をしたナクニアン蒸留所は、輸送ロスの問題意識から蒸留所の「タップ売り」のようなことをしているそうで、マイカップのようなお酒を入れる容器を持ってくればその場で樽から提供するということをしているそうです。もちろん、こればかりでは逆に近隣住民しか提供できないということになってしまうため、商売的には現実的ではないかもしれませんが、面白い試みだと思います。また、敢えて蒸留所を都市の中心部に立地させることで、自らが消費地の中に飛び込んだオーストラリア、メルボルンのスターワード蒸留所などの例もあります。こうしたシティタイプのディスティラリーは今後も増えてくるのでないかと思います。日本でも例えば東京・浅草の蔵前にリバーサイド蒸留所というジンをその場で製造・販売するところがあるのをご存じでしょうか?バーも併設されているようでおススメです。 三つ目には作り手の多様化です。これまでウイスキーの蒸留所というのはスコットランドが本場で、その作り手も男性中心の世界でした。ところが、もはやここ最近のウイスキーブームはスコットランドという地域に限定されるものでは全くなくなり、世界各地でそのムーヴメントを巻き起こしています。そしてその発展も独自なものを遂げているところが少なくありません。新たなスコッチウイスキーの解釈が世界中で起こっています。スコッチウイスキーの作り手も本場から世界へと各地に活躍の場を求めているように思います。台湾のカヴァラン蒸留所はジム・スワン氏の影響無しに語ることは不可能であるように思いますし、韓国初のウイスキー蒸留所であるスリーソサエティーズもスコットランドの蒸留家を責任者として招聘しています。また本場のスコットランドに学んだあとに、その知見や技術を持ち帰る動きもあります。スコッチウイスキーの伝統と文化はもはやスコットランドに限定されるものではなく、世界中に広まっているように思います。この動きは更に今後も本格化し多様化するように思います。この中で、もう一つ別の側面も紹介しておきたいです。それは「女性」の役割です。ウイスキーは従来、作り手も飲み手も「男性」が中心の世界であったと思います。しかし、昨今、この世界に飛び込んで主要な地位を獲得する女性が増えてきています。先ほどから何度も紹介しているナクニアン蒸留所は、創設者が女性です。また、マクミラ蒸留所はマスターディスティラーという品質管理責任者が女性です。彼女たちは往々にしてこれまでにない問題意識や価値観を提起してスコッチの可能性を広げているように思います。これからもこうした作り手や飲み手の多様化が広がることでスコッチウイスキーの可能性と世界観は更に豊かなものになるのではないでしょうか。 さて、最近の記事更新不足を埋め合わせるためではありませんが、業界の動きの観察と所見を簡単に述べていきました。これまではこうした動きが珍しかったこともあり「見つけたら書く」という感じでしたが、今ではこれらの取り組みが普通になってしまいフォーカスを絞るのが難しくなってしまいました。こちらももう少し考えをまとめながら流されることなく自らの注目するポイントを明確化していく必要があると思っています。それでは、久々でありますがナダゴローがお届けしました。 >>BACK HOME

スコッチウイスキーを真に楽しむ場所に在り方を考えました。

スコッチウイスキーを楽しむための要素というものがいくつかあります。こんにちは。スコッチマスター竹ちゃんこと竹ボーです。先日、世田谷は用賀のあたり、砧公園の近くを散策していましたらとても素敵なカフェ「工房花屋」さんを発見しまして、ブログを書いています。残念ながらウイスキーは出てこないのですが、もしここでスコッチのロックでも頂けたら最高なのになあ、という空間でしたので少しご紹介できればと思ってパソコン(のキーボード)をパチパチしている次第です。よろしくお願いいたします。 欧風クラシカルなアンティークが並ぶ店内 さて、皆さんはどのようにスコッチウイスキーを普段楽しまれているでしょうか?竹ボーはもっぱら「外飲み」派です。なぜならスコッチウイスキーは非日常的な、特別な空間で飲んでこそその美味しさが最大限に味わえるものだからと思うのです。もちろん家飲みというのも他の人に構うことなく集中できる分には良いのですが、やはりどうしても「雰囲気」が足りないと思ってしまうのです。そしてこの「雰囲気」こそが特にスコッチウイスキーを堪能するに置いては重要な要素であり、その味わいを更に引き出すための要素でもあると思うのです。それでは、その「雰囲気」を引き出すための要素が何であるか、どのような場所が良いのか、このようなことを考えましたので共有してければと思います。 まずなんといっても重要なのは「落ち着いた」空間であることです。スコッチウイスキーの繊細な味わいを身体で感じるには、その感度を最大限に引き出してくれる場所にいないといけません。それは、例えば理想的にはこのようなものかと思います。古風で、といっても古臭いという意味ではありませんが、アンティーク調のヴィンテージ感のある空間。これがまずは重要かなと思います。重みのある空間といっても良いかと思います。おおよそオーセンティックなバーはそのような造り、もしくは演出がなされているのかと思います。それは例えばずっしりとした一枚板のカウンターであったり、赤じゅうたんであったり、バーテンダーさんのフォーマルな装いであったり、これらが手助けとなりその空間に重厚感を与えます。今回、世田谷で発見したカフェも欧風のアンティーク調の家具が店内に置かれていて、また、実は本職は「花屋」さんであるということで、お店の中に置かれているフラワーアレンジメントが重質な空間に色を与えて独特のオーラを発していて、異空間のような表情をのぞかせていました。 ただ一つのメニュー、ケーキセット。 その雰囲気の中に静かに流れるがジャズ。これがまた傑作です。戦後間もないくらいのクラシカルなジャズ、ペギー・リーのサマータイムが流れていました。どんな曲かは下のyoutubeを参考に載せておきましたので、ぜひとも聴いていただければと思います。竹ボー的にはスコッチを引き立てる音楽のジャンルとして、クラシックとジャズ、それにオペラを上げたいと思います。これもやはり曲調が激しくはなく、しっかりとゆっくりと静かに漂う中に、ところどころ力強さや深みのあるものが好みです。濃厚なスープをレードルでゆっくりとかき混ぜていくようなと言いましょうか。少し暗いお店の中の重厚な雰囲気を、ぐっぐっと揺り動かすような力を秘めた曲というと、意外に昔の曲とかがピッタリと来ることが多いような気がします。もちろん、明るい店内でヒップホップ調に楽しむのも全く良くて、特にどれが良いとか悪いとかを議論しているワケではないです。ただ、殊にスコッチウイスキーに関しては、長期間に樽熟成などを時間を経ているモノですから、同じような時の重みを経たモノがとても調和するのではないかと感じるのです。 https://www.youtube.com/watch?v=EHtMdaHZEpk 最後にアートなどの美術品を上げておきたいと思います。これは、鑑賞の意味があります。もちろん、安いウイスキーであればテレビを見ながらでもスマホを見流れても構わないと思うのですが、ヴィンテージクラスのスコッチを楽しむなら、ぜひともアートと一緒に楽しんでほしいなと思うのです。このアートというのは、特に「絵画」に限ったことではありません。もちろん、バーなどでは壁に飾ったりしている絵画が一般的かなとは思いますが、レコードを流すようなところではレコードジャケットをさりげなく飾ってあったりしますし、フラワーアレンジメントやシカなどのはく製、アンティークな飾り物などが置かれているところも良くあります。これもやはりスコッチと同じで時の流れをともに感じられるものと申しましょうか、スコッチを飲むということ自体が時の流れを逆回りしてタイムトラベルしているようなものですから、同じように過去の世界に意識を持っていくようなものがやはり好まれているのかと思います。 こうしたわけで、スコッチウイスキーを美味しくいただくには、重厚感のある空間で、ゆったりとした音楽を聴ききながら、またちょっとしたアートで目を楽しませながら飲むのが最適なのではないかという話をして参りました。なぜこういうことを改めて考えるに至ったかというと、今回訪問した「工房花屋」さんがそのすべての点において最適な空間を提供していたからのですが、残念ながら花屋さん兼カフェということで、お酒の提供がなかったため、コーヒーを飲みながらこのようなことに想いを巡らせた次第です。最近訪れるバーでも店内の演出に工夫を凝らしているところが多くなっている気がします。お酒はもちろん舌で堪能するものではありますが、それを引き立てる要素としての空間の演出は今後も更に注目されていくものかと思います。また新たな発見があれば(お酒が無くても)ご紹介していければと思いますので、よろしくお願いいたします。以上、竹ボーが世田谷の用賀がらお伝えいたしました。 なんとなく雰囲気的に似たものがあった倉敷のオノダバーさん>>click>>

Scroll to top