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夕暮れ時の熱海の街歩き

熱海に久しぶりに立ち寄りで温泉でも入って帰ろうかと思い、駅を降り立ちました。熱海といえば「夏」のイメージがあって、海岸とかを車で走ったりすると真っ黒に日焼けした人が歩いてたりとか、東京から新幹線だとわずか1時間ですが南国感にあふれるイメージです。とくに最近は駅ビルも新しくなったりで、若い観光客が増えた気がします。街を歩いていても昔ながらの古い旅館とかお店が無くなっていく代わりに、都内で見かけるようなおシャレ感のあるお店が増えてきているように思えます。今回は少し時間も余っていたいので、熱海銀座の方に歩いて坂を下っていきました。さすがにまだ陽も照っていてる夕方の浅い時間で、しかも平日ということもありあまり人通りはありませんでしたが、パラパラとおしゃれなお店を通り過ぎながら下っていくと、なんだかダンディー風なカフェ&バーを通り沿いに発見しました。ちょうどマスターが看板を表に出して開店準備をしているところで、中にはまだ人影がありませんでしたがいつものようにスタスタとお店の中に足を踏み入れました。後で伺ったのですが、このお店はもともと紳士服屋さんだったのを改装したようです。いわゆる「居抜き」ですが、かなり良い感じに洋服屋さんの雰囲気が残っていて、とてもおしゃれな感じにまとまっています。マスターご自身でも店内を改装されたとのことですがなかなかの腕前ですね。日が暮れて店内の灯りがともるともっと良い感じになりそうなのが想像つきます。でも角地で窓も大きく閉鎖的な感じも全くありません。

通り側の店内の様子
お店の奥の席

さて、何を頼もうかと思ってメニューを見ていたいのですがカフェ&バーといった感じで、ノンアルメニューもあるし、スコッチウイスキーのシングルモルトもいくつか品ぞろえがありました。他にバーボンやジン、カクテルなど。カバーチャージ無しで良心的な価格でした。とりあえず自分は喉が渇いていたので、一杯目にハイボールを頼んでから、二杯目にこのお店のオリジナル「アタミカーナ」という(ミントやライムではなく)大葉を使ったモヒートをいただきました。フレンドリーなマスターでお店の準備をしながらいろいろお話をしていただいたいのですが、まだお店自体は新しく1年も経っておらず、まだ試行錯誤の段階のようでした。ご自身は別にIT関係の会社も経営されているそうで、いわゆる二刀流というやつでしょうか。IT関係ですとリモートワークとかも普及してきているようですし、働き方が多様になっていけばこうした都心から離れたところでも仕事や生活ができるということが実体験として広がれば街ももっと活気がでてくるのかなと感じました。夏の一時期を除いてあまり元気が無いように見えた時もありましたが、このところ熱海は街がかなり若返っているような気がします。でも基本は観光で来ている人で、また昔のように団体客が大勢で来るということもすっかり無くなってしまったようで、夜の街としては依然厳しいというようなことも聞きました。でも、こうしたおシャレなバーとかが増えてくれば、また違ってくるのではないでしょうか。今後に期待をしてみたいですね。

大葉を使ったモヒート「アタミカーナ」

帰り際になんですが、航空券を催した近くのレモネード屋さんの割引チケットをいただきまして、それならばということで横に逸れる小道をくだったところにあるこれまた今風のレモネード屋さんに行きつきました。割引券使用で、なんと一杯400円。こちらもお酒のメニューがあったのですが、ノンアルのレモネードをいただきました。こちらの店も内装は都内にあるような、レモネードバーというか、とても熱海らしく無い内装です。恐らく休日とかは若者でごった返すのかなと思いました。カウンターにいたお店の女の子にこちらの店を紹介された経緯などを話したりしながら少し涼ませてもらい、しばらくしてから目的の熱海銀座を目指しました。

レモネードで休憩

もちろんモルトバーの話なんですが、今回気になていたのは「ドクター・スマグラー」という熱海銀座にある川沿いのバー。熱海は観光地なので、そこまでビジネスマンがいないかならのか、居酒屋やスナックは結構ありますが、いわゆるウイスキー専門のモルトバーというのはあまり無い印象です。こちらのお店はgoogle mapで事前検索をして出てきた1軒になります。どのような感じなのか分かりませんでしたが、とりあえずトライをしてみようということで入っていきました。

バーカウンターとボトル

やっぱり店の扉は開けてみるものですね。きちんとしたオーセンティックバーでした。やはりどの街にも1軒はこのようなお店が存在するものなのですね。店はカウンターに5席くらいで、後ろにテーブル席が二つといったところ。こじんまりとしたバーですが落ち着いた音楽も流れていて内装的にもオーセンティック系です。カウンター背後の棚にはびっしりお酒が並べられていて、ざっくりですが左半分がスコッチ、右半分がバーボンなど、といった感じでした。自分は玄関口に近かった右手のカウンター席に座ったので、あまりスコッチ側は観察ができませんでしたが、オフィシャル系のボトルがメインという感じだったかと思います。その他のお酒もスタンダードなものが中心なので、お客さんもそこまでウイスキー好きが集まってくるようなところでは無いかもしれませんが、十分に楽しめるところかと思います。お店自体は40年以上もの歴史があるそうで、スコッチやバーボンのオールドボトルもあるようでした。オールド系は不勉強なのでよくわかりませんが、マスターも相当なベテランなようで、掘り出し物があるのかもしれません。

「ブルーステート」というバーボンをロックで

棚の中で気になったバーボンのボトルを一つ出してもらいました。その名も「ブルー・ステート」。これはアメリカの選挙絡みの記念ボトルなようで、トランプ前大統領とヒラリー・クリントンさんが争った(2016年の)選挙戦のときのもののようです。ブルー・ステートというのは、民主党寄りの州という意味で、逆はレッド・ステート、すなわち共和党寄りの州。アメリカの大統領選挙は州毎に最多得票の候補陣営が総取りをする方式が基本で、ほとんどの州はどちらの党が優勢かが選挙前から分かっていることが多いです。なので、民主党寄りの州を「ブルーステート」共和党寄りの州を「レッドステート」と呼んだりします。日本でも地方や都会でだいたいどちらの政党が優勢なのかが分かっていることがありますが、それと同じだと思います。そしてこのロジックもまた同じで、アメリカの場合だと一般的には民主党は都会に強く、共和党は地方に強い、というのがセオリーです。なので、バーボンウイスキーの生産拠点であるケンタッキー州や、テネシー州というのは、「赤」と考えるのですが、これは「ブルーステート」を名乗っています。なので、どちらかというと選挙記念ボトルのような位置づけなのかなと思いました。味わいはしっかりとした深みのあるバーボン。ロックでいただきましたが、全然生き生きしています。写真でもわかるかと思いますが、とても良い色あいです。

追記:後で調べたのですが、正確には2012年の大統領選挙を記念して、ヘブンズヒル蒸留所がリリースしたもののようです。(→こちらのページなど参考)またブルーステートだけでなく、レッドステートもあるようです。ただし、中身は同じとのこと。

旅の最後にATAMICANAのマスターから勧められた熱海海岸にある後楽園ホテルの温泉スパ「Fuua(ふーあ)」に行ってきました。平日の17時以降の利用はビジターの立ち寄り入浴で1,700円くらい。しかも熱海駅からの送迎バスが夜遅くまで走っています。もちろん海を一望する絶景の露天風呂もあり最高のロケーションです。温泉は塩泉。湯温はぬる目で長湯でも楽しめます。館内には広々とした休みどころもあり、寝落ちしないように気を付けましょう。

後楽園ホテルの温泉スパ「ふーあ」がおススメ

ところで、熱海でハンバーガといえば熱海銀座にある「ボンネット」さんがおすすめ。昭和ノスタルジー満載の純喫茶。名物メニューは昔のアメリカ映画に出てきそうな、元祖ハンバーガー。具材は自分で組み立て式です。サイズは日本人サイズにアレンジされています。

クラシックモダンなお店の外観
昭和感満載のテーブル席

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