Year: 2023

東京都心の深川ワイナリーでワインを楽しむ夏の夕べを語ります。

東京下町にまさかのワイナリーが! 先日に越中島近辺にちょっとした用事があって、ついでに門前仲町あたりをフラフラしていました。googlemapのマイマップを確認していたら近くに目印をつけていたところがあり、それがこの深川ワイナリーさんでした。まだ昼の時間帯でしたが、すでに営業しているとの表示が出て即直行しました。そろりと近くによると、お店の方らしき人たちが何人か道路脇で打ち合わせをしていて、まだ開店してないのかな~なんて思いながら恐る恐る入ってみたらバッチリ営業中でした。営業時間は12時~18時、これはすごい。ワインの醸造タンクがお店の中にあってまさにその場でワインを造ってました。雰囲気的にはまるで工場のようです。その隣で軽くテイスティングできるスペースがあり、ボトル販売もしていました。主に東北地方のブドウを使って深川でワインを造るという、まさに純国産ワイン。ブドウの種類も、ちょっと見いなれないというか、マスカットベリーとかは甲州ワインとかで聞いたことあるのですが、スチューベンとかは初めて聞きました。産地の地元青森ではそのまま食べたりしているようですが、それを活用してワインにしているのだそうです。試飲は15mlで確か200円とか。特に回数制限があるわけでもありませんでした。最初は山形のマスカットベリーをいただきました。とてもフレッシュでサッパリした感じ。ワインというよりベリー感が強いですね。いつも飲んでるピノノワールのようなものは無かったのですが、シャルドネ(白)があったのでそちらも頼んでみました。ちょっと味見をするだけなら200円というのは最高です。合計で3杯頼みましたが、会計は600円ぽっきり。どれもすっきりとした味わいで、アルコール度数がどれくらいなのかまでみませんでしたが気持ちよく飲めました。ボトルの販売もされていて、値段もお手頃だったのですが、この後も予定があったので購入は断念しました。 ボトルパッケージも非常にオシャレ それにしても久しぶりに太陽の光を浴びながらお酒を飲みました。以前に多摩川の川辺で昼日中からウイスキーを持ち出して飲んでみる企画を組んだことがありましたが、それ以来です。なかなか昼間からお酒を飲むっていうのは日本にはないのかあな、なんて思うんですが。ヨーロッパとかに旅行に行くと街中のカフェで昼間からワインを片手に商談とか?してる風景を見たりしますが、日本だとちょっと考えられないというか。なんででしょうかね、この違いは。ちょっと前にyahooニュースかなんかで、地方の政治家さんが研修か視察でヨーロッパに行って、昼間からお酒のんでるところを週刊誌に撮られてやり玉に挙げられてました。特に擁護する気もないですが、体裁だけでジャッジするのってどうなのかと思います。お酒を飲むことイコール「仕事していない」であるみたいな。というのは、アフターファイブという変な言葉があるように、暗黙の了解として「お酒は仕事が終わってから飲む」みたいなルールが社会全体にあるような気がします。でもなんでなんでしょう?もちろん、酔っ払いながら仕事することは効率も悪いし、ダメでしょうが、だからといってお酒を軽く飲みながらビジネスの話とかするのもダメなんですかね。日本っていうのは本当にこの辺が面白いです。赤信号なら絶対ダメというか。事の本質よりもまず型で判断するというか。お酒を昼間から飲んではいけませんよ!という法律もルールも無いのに、なぜかお酒を昼間から飲むことは悪、というような風潮がある。なんか、これどこかで見た光景。もう少し楽に考えていかないと、文化の発展って無いんじゃないですかね、とエラソーなこと考えながら昼間のお酒を久々に堪能しました。因みに、こちらの店舗は渋谷の宮下公園にもレストランを併設した店舗があるとのこと。またジャパニーズワインを東京の都心で作っていることから海外の観光客の方の注目度も高いようです。日本の変なお酒に対する固定概念のようなものが、「黒船」の影響で少しづつ変わっていくことを祈りながら。お酒はイノベーションの魂です!、ということで文明開化に乾杯!🍷 価格帯もとってもリーズナブルです

熱海で見つけた純レトロの空間が凄すぎて腰を抜かした。(りあんRienさん)

昭和ゴージャス、というボキャブラリーがあるのかどうか知りませんが、もしそのような単語が存在するならまさにこちらのお店のことだ思います。いきなりで、すみません。熱海駅から降りた海岸に近い繁華街をフラフラしていました。訪れたのはちょうど夏祭りの準備期間のタイミング。街全体から太鼓と笛を練習する音が聞こえてくるようです。練習しているのは主に子供たちで、それを囲むように大人たちが見守る風景が街のあちこちで見られ、その音色は止むことを知りません。ひとつの集まりを通り過ぎれば、また次の集まり、という風に駅から下る途中で至る所で練習をしていました。その練習の熱量のせいなのかどうか分かりませんが、繁華街は返ってヒッソリ静まっています。みんな祭りの練習に大忙しということなんでしょうか。もしくは祭りの練習が終わったらドッと来ていたのかもしれませんが、ちらほら灯りが点いているお店の中を覗いてみてもどこも手持無沙汰な感じです。そんな中、川っぺりの建物の二階に灯りを見つけました。りあんRienとあります。どんなもんかとりあえず覗いてみようかと思い2階へ続く階段を昇っていきました。するとどうでしょう。どひゃん。完璧に純レトロの空間がまるごとギッシリ詰まっている感じ。ここまで濃密な昭和感満載が、まるで博物館の展示室のような保存状態で視界に飛び込んできました。熱海は伊豆半島の玄関口になるわけですが、この伊豆半島というのは東京から結構近いんですけど、結構独特な味があるので個人的にとても好きです。ひとつには、やっぱり昔のバブリーな時代に趣向の変わったモノを作った人がいたっていうことなんでしょうか。別荘なんかもいまだに各地に点在していたりしますが、表向きは少しさびれてしまっているというか、昭和に戻ったような空気感に覆われます。(ただし、良い意味で!昭和の古臭い頑固おやじのニュアンスではなく、ジャパンアズナンバーワンの気概があったころの意味ですm(__)m)熱海も駅周辺は駅ビルが新しくなったりで、どこぞの某地方都市のターミナル駅感というか、ノッペリしてしまった感は否めませんが、それでもやっぱり丁寧に見ていけば必ずや面白い店があるのだという確信に誘われてたどり着きました。 昭和レトロのディープな空間。 ホテルオークラだか、ニューオータニだか、昔の高級ホテルの一番奥の応接間ちっくとでも言いましょうか。赤いじゅうたんに、紅?ワインレッド?チェリーのソファーと丸っこいスツール。カウンター席のカウンターチェアも同じ色調で統一されています。これほどまでにきちんと統一感のある感じで昭和が丸っと保存されているところ見たことがありません。お店はカラオケ付きのスナックバーですが、壁も床もこんな感じだからなのか、音響の感じもとても良いです。余計な雑音がすべて九州されてしまうからか、自分の下手な歌声が本当に良く聴こえてきますもしかして、ここに来て練習を続ければ歌がうまくなる?!)。とくにこの絨毯を壁に貼り付けたような、「チンチラ」というそうですが、毛皮の壁がとても特徴的らしく将来的に張り替えるのはかなり難しいかもしれないとのことでした。自分がお店に入ったときはまだ誰もいませんでしたが、のちに地元っ子の女性が来られたり、たまたまだたったのか分かりませんが、終始ホンワカした感じでした。お店のママも気さくな方で、なんの紹介も無くただフラっよ立ち寄っただけでしたが、温かく迎え入れてくれました。こうした昭和のディープレトロが好きであることをお伝えすると、他にも何軒かこういう感じの店があるので探検してください、とのこと(笑)。熱海は青春切符で何度か乗り換えで利用することはありましたが、こうやって繁華街まで下りて来たのは久しぶりです。最近では海鮮料理のお店を目指してなのか、昼間は時々ワカモノで繁盛しているお店とかを見かけますが、こうした古き良きお店もまだ残っているのだと改めて実感しました。常連で来られる方は高齢化されているとの話もありましたが、スナックは都内でも同じ感じではないでしょうか。いずれにせよ、今やなんでもスタバやセブンや、吉野家や、同じようなものが同じように並ぶ光景をどこでも見るようになってしまったので、スナックというのはその土地固有の文化的テロワールのようなものを感じることができる貴重な場になっていると思います。また更に探検を続けていきます! 絨毯を壁にはったようなコレ。「チンチラ」?というようです

港区女子の聖地、高輪のショットバーモモさんでちょいオヤジぶりをしてハイボールを頼んでみる。

ついに来ました、港区女子の聖地と言われる高輪。高輪(たかなわ)って改めていかつい名前で、仏教の経典から引っ張って来たのかと思いきや語源は「高縄」で、縄のような高台という意味だそうです。自分は時々この近くのお寺にお参りに行くので最近は高輪ゲートウェイ駅からちょっと散歩がてらに歩いていくことがあります。だいたいの日は朝にお参りをするのですが、今日は時間があったので夜にも同じ道を逆にたどってみました。そのとき、ふと先日に高輪のホテルに勤務されているという女性の方から「おススメ」ということでこちらのバーを紹介されていて、ちょっと気になったので寄ってみた次第です。港区とそれに関連するもの、付随するもの、おそらくありとあらゆるものに無縁の私ですが、今日はとにかく取材魂?でなんとか勇気を振り絞ってビルの半地下にあるこちらのお店を尋ねてみました。正直のところなんですが、たとえ誰かの紹介であっても、初めて一人で行くというのは何度やっても緊張します。何か外から中の様子が窺い知れるのであれば幾分は気分が楽ですが、こういったオーセンチック系のバーはまずまったく外から中の様子が分からない仕様になっています。パッとドアを開けて、様子を覗いてから考える、という手ももちろんありますし、最近のテクニックとして「後で連れが来るので偵察で来ました」の体を装い、怖かったらそのまま退散するというパターンもあります。ただ、とにかくドアを開けてそれらを瞬時に判断するのは、かなりの反射神経が必要です。これはほぼスポーツの領域に入っているとさえいます。自分は頭の回転も遅いし、運動神経もダメなので、何度イメージトレーニングをしても出だしがかなりしどろもどろになることが多々あります。などなど、前置きが長くなりましたが、なにせほぼ初めてに近い「港区」のバーということで、本当に緊張しました。なので、入ってすぐに出迎えてくれたマスターが気さくな方でまずは一安心。幸いにもというか、中にはお客さんはおらず、静かで大人の雰囲気がガンガン漂ってきます。チョイなんとかオヤジと、美女が集うにはもって恋だなという空間、まさにこれぞ隠れ港!感抜群のバーでした。 クラシカルで素敵なバーカウンター マスターの話によると、こちらのお店はすでに35年以上の老舗だそうです。ホテルの方の紹介された話をすると、最近は西洋系の外国人観光客がお店に立ち寄られることが増えているのだとか。結構分かりにくい場所にあると思うのですけど、今はこうしてgooglemapなどという文明の利器もあるし、道に迷うということが無くなりました。それでも東京は縦方向に面倒くさいので、ビルの地下とかだと結構迷うこともありますが。こちらのバーも、表通りの脇道にある隠れ家的な立地。ただ、この雰囲気ならどこの国から来ても、満足していただけるのではないでしょうか。何度か書いているのですが、最近はハードリカー系すらちょっとご無沙汰気味で、今日もハイボールを。とりあえず銘柄指定でジェムソンのハイボールをお願いしました。実はこうしたバーで敢えてハイボール頼むのが、実は一番良いハイボールを飲める気がしています。安い居酒屋とかで飲むハイボールはそもそものウイスキーが出処不明のモノだったりするし、割り方も薄目だったり、あまりとりあえずウイスキを炭酸で割ってりゃ良いんじゃね?的な。でも、違うんですよねえ。やっぱりこうしたキチンとしたところで正座して飲むと、ウォッカトニックやジントニックなんかも味が違うんじゃないかと。こうしたなんでもないモノにこそ、こだわりと違いがある気がします。ボトルから出てきたウイスキーをショットで飲むこと考えると、逆にそこには違いを見出すことは難しいかもしれません。ボトルの中身は同じなワケで、ショット(ストレート)なら、まさに基本はどこで、どのよに飲んでも味は基本的に同じなはずですから。 ジェムソンのハイボールをじっくりと味わった そして、驚いたことにしばらくマスターと話を続けていたら、ホンモノの港区女子がお店に入ってこられました。自分は雑誌でしか読んだことがなかったのですか。まるで芸能人にでもあった気分です。でも雑誌で読む港区女子というのはいわゆる(中略)なのだと思うのですが、今回お会いした方は昔からこちらのお近くにお住まいとのことなので、まさにこれぞホンマモンm(__)m。やっぱり何か風格が違うというか、いらっしゃるんですねえ。ただ、港区というのは実にすごいところだと思います。六本木や赤坂のお膝元とあって、やっぱり本当のお金持ちが住んでいるところなのでしょう。ただ、ニクイのはこちらのバーもそうなのですが至って質素というか。並んでいるウイスキーも少なくとも表向きはスタンダードなボトルばかり。ボトルの並びだけなら地方のバーとそんなに変わりません。テーブルチャージを含めた料金体系までは少し分かりませんでしたが、たぶん他で飲んでも「飲み代」はそんなに高くないのでないかと思います。もちろん家賃とか店のランニングコスト考えると、それなりに高めで良いのではと思うのですが、たぶんハイボール一杯でも1,000円くらいだったのかと思います。ただ、何が違うかというとやっぱり来られる客層が違うんですよねえ。故になかなか、近寄り難いというか。お財布に万札があるから来れる、ってワケじゃないんです。そんな気がしました。でもとにかく今回はビギナーズラックというか、普段はなかなか覗けない空間を体験できたような気がしました。また?来れるか分かりませんが、来れるように頑張りたいと思います!(笑)

千葉のワイワイジーファクトリー、ビール工場を訪ね臨場感あるスペースで出来立てのクラフトビールを楽しむ。

今日は千葉にやってきました。google mapを見ながらメモっていたクラフトビールのお店があったので、そこをちょっと確認してみたかったのです。場所は千葉駅から少し歩きます。今回は京葉線の千葉みなとから天空のモノレールにわざわざ?乗っていきました。千葉モノレールはちょっとその構造がちょっと珍しくて「懸垂型」というそうです。普通は車両が線路の上を走行しますが、こちらは線路にぶら下がって走るのです。この懸垂型と呼ばれるモノレールでは世界最長の営業距離だそうです。普通のモノレールは高架鉄道と乗っている感覚はあまり変わらないのですが、この懸垂型というのは線路にぶら下がって走るので本当に宙に浮いている感じがします。プラットフォームには走行路がなく、ほぼフラット。もちろん全てフラットというわけでなく、車両に乗降する分だけモノレールが走ることろは一段低くなってはいますが、ホームはノッペリした感じ。駅を出るとパッと視界が開けます。下に線路が無いので、爽快感は抜群です。基本的にはモノレールを使わなくても千葉の繁華街には千葉駅から歩いて行けますが、最近はわざわざ一駅でもこのモノレールに乗ります。普通のモノレールなら空港モノレールとかありますが、このタイプは他にもあるのかと思っていたら湘南モノレールが同じタイプのようです(一度も乗ったこと無いですがm(__)m)。さてさて、県庁前から降りてお目当ての場所、YYGファクトリーさんはすぐに見つかりました。通りに面した路面店なのですぐに発見できました。 着いたのは夕方くらいで、また陽も明るくL字のカウンターの手前にお客さんが一人すでにおられました。建屋の半分は透明な窓越しにクラフトビール工場になっていて、ビールを作っている横でタップのビールが楽しめるという臨場感ある造りになっていました。メニューは面白いネーミングの特色あるタップビールの他に、軽食も用意されていました。とりあえずクラフトビール目当てで来たので、3種比べ飲みセット(1,000円)をまずは注文してみました。さすがに作りたてのビールというだけあって、どれも美味しかったです(写真を撮るの忘れましたが、100ccくらいの小ぶりのグラスに3つ注がれて提供されました)。もう少ししっかりと飲みたいと思い、ネーミングから「雨季よさらば」を頼んでみました。サワーエールはあまり普段飲まないのですが、夏の爽快感を思い起こさせるスッキリとした、柑橘系の味です。メニューに味わいの特徴も書いていて、「ライム、オレンジ、ミント」を投入とあるのですが、本当にそんな感じで、ビールのホッピーな苦みとかが苦手な方にはもってこいなのではないでしょうか。もはやビールというよりフルーツサワーのような域に達しているかなと思いました。少し好みも分かれるかと思いますが、斬新な味わいです。 柑橘系の味わいが弾ける「雨季よさらば」 「YYG」というのが何か気になったのでお伺いしたところ「代々木」の意味なんですね。発祥が代々木なようです。Y.Y.G. Brewery & Beer Kitchenというのが新宿の代々木にあるそうで、行ったことはないですが場所を検索してなんとなく見覚えはありました。最近はこうしたクラフト系のビールを工場併設で提供するところが都内など増えている印象です。タップでクラフトビールが飲めるところも珍しくなくなりました。それだけやはりビールへの味わいの理解が深まり、皆さんもう一段深みや特色のある味わいを探したいという需要が増えているのではないでしょうか。またそのレベルも結構上がって来ていると思います。理由としては海外からエキスパートを招聘したり、アイデアを広く募ったり、とにかく「ビールはこうでなきゃいけないん!」みたいな概念を捨てて、いろんな可能性を求めているような気がします。それがこうして地方にまで広がり、何か新しいテロワールの発掘というか、その地域ごとの特色を生かしてビールを通じて街が活性化しているのを目のあたりすると、何か新しい文化が誕生しているんだという変な高揚感が湧いてきて一人で感動していました。更に杯を勧められたのですが、後の用事がありとりあえず今回はサクッと飲んでお店を後にしました。また時間を用意して訪れたいと思います! タップビールのメニュー、味わいの特色が細かく紹介されている http://www.yygbrewery.com/factory.html

アロマの独自ブレンドをフラッと立ち寄った@アロマさんで体験する

ウイスキー研究が極まってついにアロマにも手を出し始めました。ウイスキーにおいて、もっともお財布の次に重要な要素は何といっても「感性」ですm(__)m。確かにお金を出せば良いお酒は買えます。ただ、その良さをどこまで理解できるかというのは、感性次第というところがあります。感性が無ければ、どれだけ良いお酒を飲んでも「何とかに真珠」ということになっていしまう恐れがあります。それはムダな資源消費であり、環境破壊であるとさえ言われても仕方がないでしょう。良い酒は良い人を求めます。常に自分を磨かねばいけないというのが、このホームページのレゾンでトールということで、常々語っていることになります?。 香りの分解要素 ウイスキーのフレーバーリングウィール ウイスキーにおいての香りやティスティングを分解したフレーバリングというのをご覧になられた方はいらっしゃいますでしょうか。美味しい酒を頂いたときに無暗に「美味しい!」を連発するだけになっていると、時に寂しくなることがあります。なんか美味しんだけど、何が美味しいのかが良く分からない。このおいしさをどう表現して良いのかが良く分からない。後で家族や知人に美味しかった!ということを伝えようにも、「それでどんな味だったの?」と言われて、ピタリと言葉が止まってしまう、そんな経験は無いでしょうか?「だから~」とか「あのアレなんだよ~」とか「あの時のアレ」とか言っても伝わりません、あの時のアレなんか、誰にも分からないのです。あの時もアレもありません、表現力を磨きましょう!でも、どうやって?それは日ごろの努力です。単語と意味を覚えるかのように、フレーバーや味に言葉を与えてそれを表現するクセを日ごろから養うよりほかはないのです。ただ、よほどのスペシャリストとか専門家でない限り、なかなかそうした訓練の場もないのが現実。そんなことをグルグル頭で考えていた時にフラッと立ち寄ったのが、こちらのアットアロマさん。なんでもアロマによる空間演出などに特化したアロマのスペシャリストのようです。有明ガーデンにある店舗を尋ねたのですが、自分が惹かれたのは自分のオリジナルレシピでブレンドアロマがその場で作れるということ、すぐに素人の血が騒ぎました。早速その場で体験を決めました。 オムロン社製のアロマディフューザーで創作活動 写真にはうまく映っていないのですが、オムロン社のアロマディフューザーで創作活動を開始しました。ボタンで各種アロマの分量を調整して、上からシャワーのように香りが落ちてくる仕組みです。デジタルで各種の分量を調整します。それぞれの香りをひとつづつ確認した後で、独自のブレンドしたアロマを作っていきます。係りの人に気になった香りの種類を伝えます。香りはフローラル、柑橘系(シトラス)、ウッド、ハーブ、シーズナルの5分類でそれぞれ各種3つづつありました。フローラルはイランイラン、カモミール、ゼラニウム、シトラスはオレンジ、グレープフルーツ、ベルガモット、ウッドはホワイトサイプレス、ホーウッド、ユーカリ、ハーブはペパーミント、ラベンダー、ローズマリー、シーズナルは高野槙、北海道薄荷、伊予柑の合計15種。馴染みのある香りから、初めての香りまで様々です。自分はユーカリと高野槙が特に気に入ったので、そちらをメインにブレンドしました。ただ難しいのは各種の香りを均等にブレンドするだけでは、偏りが出てしまうことです。どうしても芳香性の強い方に流れるので、匙加減で合わせないといけません。また、それぞれ好みのモノを選んだとしても、ブレンドするとちょっと違うなあ?ということにもなります。これはウイスキーとまさに同じ現象です。最強のシングルモルト同士をブレンドしたからといって、最強のブレンドが誕生するワケではありません。1+1が単純には2にならない、0にも3にも10にもなる。これが、ブレンドの妙です。その科学的な原理を実体験できたということで、とても有意義な時間を過ごすことができました。ブレンドしたものはその場ですぐに調合してもらいましたので、明日から活用してみたいと思います! クリックでアットアロマさんのホームページに飛びます

ヨコスカの街に魅せられて、ドブ板通り~若松マーケットを歩く。

横須賀にまたまたやってきました。今回は特段に横須賀に用事があったわけでもないのですが、横浜まで来たついでに足を伸ばしてみました。京急線を使えば横浜から370円で来れてしまいます、快特にうまく乗れば30分程度。一度このあたりの感覚を掴んでしまうと、あとは全てが簡単に見えます。初めて行く目的地で苦労して地図を見ながら言った先から帰る時に、行きの半分くらいの時間で帰って来れて「え!こんなに近かったけ」みたいなことがあると思うのですが、今まさにそのような域に達してしまった感があります。本当は野毛くらいで我慢?しようかなと思ったのですが、時間も余ったしせっかく?なので、横須賀に吸い寄せられるように来てしまいました。なんのためにココに来るかというと、もう何度かご紹介をしているのですがドブ板目当てです。ドブ板でなくても、このヨコスカという街の独特な雰囲気が好きです。駅を降りてまず目につく昭和ノスタルジー感、いまだに賑わいのある駅前のデパート建物の中を潜り抜けるようにあるアーケードの三笠ビル商店街や、いまだに活気を感じられる地方百貨店のさいか屋など。そして駅前に広がる小さくてまとまりのない飲み屋街。そんな昭和感満点の街並みに闊歩する基地界隈のガイジン。バス停で待つ上下白の制服の海兵さん、その隣で談笑するおばあちゃん。何か遠い昔に忘れたような記憶をたどりながら、ここに来て感じるのは、ただどこからか溢れる生命力(笑)。もちろん、東京の銀座や渋谷を歩いていれば溢れんばかりのモノはあります。ただ、ここで議論しているのはそういうただ漫然とある人の多さや勢いではなく、何かこう沸々と湧いてくるようなパワーとでも言いましょうか。そうした魅力がある気がします。そんなことを思いながら通りを抜けて目的地にやってきました。どうしたワケか今日はかなり空いてました。なので特に何を考える間もなくすぐに店の中に入っていきました。 アサヒビール! 中からは美味しきカレーの匂いがしてきました。さすが海軍の街です。後で調べたのですが「ペリー」というカレーが名物の食堂のようです。自分が行ったのはすでにバータイムでさすがにご飯を食べている人はいませんでしたが、たぶん頼めばカレーは出てきたのかなと思います。昼間の雰囲気は分かりませんが、食堂っていう感じではなく、すっかり夜のお店の感じになっていました。カウンターにはフィリピン人と思しき母ちゃんが取り仕切っていて、快活な日本語で注文を聞かれたのでとりあえず「ビール」をお願いしました。他にも色んな珍しげなお酒とかあったのですが「お酒専門の人」はあとから来るけど自分はワカラナイとのことだったので。(汗)店の奥にダーツゲームがあって、割とこのあたりはビリヤードとかダーツとかゲームがどこでも置いてあります。ミュージックはガンガンかかっているところが多いのですが、カラオケあるとこは少ない気がします。ただ、カラオケなくてもガイジンの人たちが盛り上がって店の中で熱唱してたりするのはちょくちょく目にします。 お店の中の様子、奥にあるダーツでプレーした。 とりあえず一杯飲んで、少しダーツをプレーした後にドブ板通りから少し外れたホテルニューヨコスカの界隈に移動してみました。最近はこのあたりの雑居ビルにもちょっと探検の領域を広げています。タイミングにも寄ると思うのですがガイジンの集まる呑み屋と日本人の固まる呑み屋はわりときれいに分かる傾向です。ただここの面白いのはいわゆる観光客のガイジンで無いところです。何度か紹介している新宿のゴールデン街などは、今や海外から来る観光客にすっかり人気になってしまいましたが、正直自分はWhere do you from?から始まる会話には何かすっかりもう興味が無いというか面白味を感じなくなってしまいました(笑)。最初は新鮮で面白いんですけど、まあsushiが好きとかanimeが好きとか、果ては日本が好きとか、そういう話はもう何度も聞くてやっぱり飽きるというかm(__)m、とにかく自分は海外から日本に来られる観光客やビジネス客がいかに日本が好きなのかは良く理解したので、そうでないタイプの意見も聞きたいのですよね。え!でも日本に興味がなけりゃ日本に来ないじゃん!って思っている方、もしくは日本に来-へんやん!って思ってる方、居るんですよ、それが、この街には。日本になーんの興味も無くても。まあどういう理由かは詳しくは知りません、たぶん業務命令みたいなモンだと思います。浅草や渋谷で見かける観光客とは違い、これまたいろんな事情があって日本に集まっているガイジンで形成されているのがこのヨコスカにはあります。自分は取材班ではないので毎度そんな野暮ったいことを聞き出したりはしませんが、横須賀基地に勤務することになったオトコと一緒に来日して、その後別れて子供を産んで日々の家計の足しにバーカウンターに立っているシングルマザーや、東北の片田舎で育ってガイジンだということでイジメを受けて高校卒業とともにヨコスカに来た子だとか。まあ、みなさんそれぞれいろんな事情があるのですが、浅草が見たいとか日光に行きたいとか、アキバで買い物したいとか、そういう感じとは一切無縁のガイジンがここに生息しています。別に日本が嫌いなワケでもありません、寿司に興味が無いと言っているワケでありません、時にはアイミョンも歌うでしょう、ただその中心となる関心は自らの日々の生活や興味関心、仲間との遊びや母国への郷愁、そういうものです。なのでおススメのラーメン屋を聞かれることも無ければ、神社と寺がどう違うのかみたいなことを聞かれることも無い、ただボーッとカウンターに座っていたら見向きもされず、そのまま時間が過ぎていくという、そういう余裕があります。全部アメリカっぽくて、周りはどこの国から来た人かも分かりませんが、何や懸命に話混んでいる中にあって、ただその渦の中に在る。この感覚が最近たまりません。なによりホンモノの外国と違って、言葉が通じないという心配とかが必要ありません(だいただカタコトの日本語でも通じます、下手な英語の許容範囲も広いです)、一応日本の領土なので安心感もあります。たぶん外国の方がゴールデン街に来て日本っぽさを少し味わってみるのと同じ感覚だと思います、自分は日本人で外国の飲み屋街にいるような感覚をちょっと味わいに来てる、そんな感じです。 〆は若松マーケットのスナックで。 さて、異国感に溢れる熱気を感じた後は若松マーケットに場所を移して一休みしました。サウナの後の水風呂みたな感覚です。フラッと立ち寄ったお店が、一番歴史のあるスナックだったようで、ママさん二人に接待をしてもらいました。焼酎と突き出しの枝豆(絶品!)、そして2曲歌って3,000円。こんなのは東京では無いですよね。軽くリフレッシュをして帰路につきました。若松マーケットについても、もう少し今後調査をしてきたいと思っています。ヨコスカの魅力をもっと探していきたいと思います。まったくウイスキーの話が出てきませんでしたが、次回以降は少しお酒に関する話題も織り交ぜながら紹介していければと思います。

新橋駅前ビル1号館にあるコスパ最強の立ち飲みモルトバー喜楽さんを訪れる。

喜楽さんの店内カウンターの様子 久しぶりに立ち寄った新橋駅の駅前ビル。いわゆるコロナ禍でリモートワーク全盛期だったころ(2021年~2022年頃)にはこの近辺は特に夜は閑散とした感じで、サラリーマン天国と言われたこの界隈も廃墟のように閑散としていた時期もありました。それが懐かしくもなるくらいに人出が戻り、どの店からも楽しそうに飲めや歌えの騒ぎが聞こえてきます。この地に戻って来たのはいつも立ち寄っていた駅前ビル1号館の地階にあるモルトバー・ヒーローさんを訪問するためだったのですが、なんと閉店。モルトウイスキーが格安で飲めてジャパニーズのクラフトウイスキーも希少なものが揃っていて貴重だったのですが、とても残念です。その後にはほぼ居抜きで別のウイスキーバーに変わっていました。ヒーローはその上の階にある「喜楽」さんが運営されていたので、とりあえず階を上がって喜楽さんに。確認するとヒーローさんは閉じられたとのこと。とはいっても、モルトのコスパではこちらが最強であることは言うまでもありません。ただ、こちらはカウンター席がメインでしかも立ち飲み。自分は席が欲しかったのでいつも下で飲んでいましたが、今日はこちらでモルトをいただきました。特徴はなんといいますか、とにかく格安でとても良いウイスキーが飲める、ということに尽きます。いきなりモルトウイスキー!みたいなイメージででしょうか。とりあえず瓶ビール(小)で口を潤わせながら、メニューをじっくり観察します。ラガブーリンの8年(ワンコイン!)もちょっと気になりました。目の前においてあったトンプソンブラザーズのも気になりました。ただ一番気になったのはスウェーデンのハイコーストのボトル。信濃屋さんのプライベートボトルのようです。スタンダードなものは見たことがありますがシングルカスク品が日本に流入しているとは知りませんでした。最近北欧発のモルトウイスキーをチラホラ見かけるようにはなりましたが、まだ一度もテイスティングはしたことがありませんでした。日本のクラフトディスティラーと同様で希少な上に価格もそれなりにします。扱っているバーもまだまだ少なく、オーナーさんの好みとかにも分かれる印象です。価格はハーフで1,000円でした。バーボン熟成の8年なので、ワンコインラガがフルショットであったとすれば4倍くらいでしょうか。 前から気になっていたスウェーデンのハイコーストを! ハイコースト蒸留所については以前にこちらの記事でレビューを書いたことがあるのですが、樽にこだわりのあるウイスキーということは聞いていました。創業は2010年で元々はボックス蒸留所を名乗っていましたが、(たぶん同名のボトラーズどの混同を避けるためだと思うのですが)今はハイコースト蒸留所となっています。ネットの記事などで見ると「アイラ」と「日本」にインスピレーションを得た透明感のあるモルトが特徴だということ。このボトルはノンピートであったのでアイラ感は分かりませんでしたが、フレーバー的には王道のスコッチという印象でした。オールドプルトニーとか、バルヴェニーとか、そのあたりのイメージでしょうか。寒冷な地域ではあるのですが寒暖差がとても激しいようで年間を通じて60度くらいのアップダウンがあるようです。色合いからも伝わると思うのですが、とてもクリアで透き通るようなモルト感、度数は64.9%?とあるのですが、樽詰めするときの度数とほとんど変わっていないような?。樽生ウイスキーを飲んでいるようなフレッシュでスパイシーさがある絶品のモルトでした。店内にはこのような普通では飲めないようなモルトウイスキーがゴロゴロとしていて宝探しのような感覚で楽しめます。お店は常連さんで一杯のことも多く、日本酒や焼酎、突き出しモノも充実しています。なかなか落ち着いて楽しみたいという向けではありませんが、モルトのコスパは国内最強レベルであることは間違いないので、ぜひ一度訪れてほしいと思います!新橋駅から直結していますので、天候に関係無く安心して足を運べるのも良いです。 お店の詳細についてはこちらのページが更に詳しいです。メニューやお店のシステムなどたくさんの写真付きで紹介されていました!>> 新橋「喜楽」芋焼酎と魚料理に舌鼓!美味しいお酒とつまみに出会える立ち飲みbyせんべろnet

ウィスキーバー シャンティーシャック (WhiskyBar ShantyShack)さんでキルホーマンに酔いしれる

久々に横浜にやってきました。近くに住んでいてもなかなかやってくる機会のない横浜。桜木町に降り立ち野毛の飲み屋街には目もくれず、いつもと違う方向に向かいます。能楽堂などがある高級住宅街を過ぎて、京急線の橋をこえてすぐに目的とするバーがありました。事前にgooglemapでチェックはしていたのですが、本当にこんな場所にあるのかというところにポツンと灯りが灯っていました。レビューなどが全部英語で書かれていたので、外国の方が経営されているのかな?と思って不安でドキドキしながら扉を開けたのですが、なんといいますがジブリ映画からとってきたような素敵なメルヘンチックというか異空間な世界が飛び込んできました。 お店の外観 マスターはダンディーな日本の方でした。このみち20年くらいココでバーを経営されているそうです。googleで検索したら英語のレビューばっかりで構えてきましたという経緯をお話ししたら笑っていらっしゃいましたが、やはり目指して来られる外国の方も多いのだとか。しかし、それも納得です。目指して来る価値が十分にある素敵なバーです。アンティーク調な店内とゆったりとした空間が桜木町から徒歩圏にあるというのは奇跡ですね。都内のバーは素敵なところがたくさんありますけど、やはり場所が少し狭いというか、あまりゆったりとした空間というのはまれな気がします。(外資系ホテルバーとかは除きますヨ) ブルードッグをまずはいただく さて、まずはクラフトビールで喉を潤しました。ハイボールでも良いと思ったんですが、アメリカンIPAが用意されていたのでそちらを頼みました。最近は結構コレが好きです。ハイボールを頼むより値段もリーズナブルだし、またちゃんとしたクラフトビールを置いてあるところが嬉しいです。タップ生とかだとサーバータンクの鮮度を保つのが難しくて、こじんまりしたバーだと管理に苦労されている話を良く聞きます。缶のクラフトでも良質なクオリティのが結構あるので、最初の一杯はコレで十分と思いますね。 久しぶりにキルホーマンと再会 さて、お次に頼んだのはキルホーマンのシングルカスク。いやあ、夏化しいです。久しぶりです。いつもキルホーマンはシャムロックさんのある四国で頂くことが多くて、この香りでアンパンマン列車とJR四国のメロディが湧いて来るようです。ピートは50ppmなんですがカスクストレングスだけにパンチ力があります。ざっと棚を見たところアイリッシュが結構揃えてありました。珍しいと思います。お伺いしたところ、最近力を入れているのだそうです。アイリッシュとえいばジェムソンとブッシュミルズがメインで、ちょっと前までは何百とあるスコッチの蒸留所に比べて瀕死状態とまで言われていましたが最近は盛り返してきています。 サービスで少し頂いちゃいました ポットスチルのグリーンスポット アイリッシュウイスキーの特徴はいくつかありますけれども、フレーバー的にも一番分かりやすいのは「ポットスチル」でしょう。未発芽の大麦麦芽を使うところがポイントで、これがアイリッシュの独特なフレーバを作ります。どういう風に独特なのか表現するのは難しいのですけれども、今回頂いた「グリーンスポット」のポットスチルウイスキーで言うならば、草っぽい感じということろでしょうか。スコッチやバーボンからするとソフトな口当たりということも言えるかと思います。なので、レッドブレストとかティーリングとか他にも色々とあるのですが、日本酒のようなまろやかな口当たりで、度数を忘れてグビグビといけてしまいそうになるところが不思議です。 フィニッシュは津貫。 スコッチ、アイリッシュと来たので、最後に何か別のジャンルということでジャパニーズをいただきました。津貫のシングルカスク。池袋にあるアロハウイスキーさんのプライベートカスクだそうです。バーボン樽だったのですが、色目からシェリーカスクかと思ってしまいました。やはり南国なだけに早熟なんでしょうか。口当たりも滑らかで台湾のカバランを思い起こすようなトロピカル風味です。ちょうど今、スタンプラリーを開催しているとのことで、アロハさんと提携しているバーでスタンプを獲得すれば、プライベートカスク購入の権利がもらえるとのこと。スタンプカードを早速もらいまして、まずは1軒目を攻略しました。リストにある16軒のバーのうち5軒を攻略すれば良いとのこと、主に東京と鹿児島のバーなようです。付近に在住の方は1月くらいで回れてしまうのでないでしょうか。猛者もいて全軒攻略を目指して来られた方もいるのだとか。いずれにせよ、スタンプラリーでなくてもこちらのシャンティーシャックさんはとてもアットホームでリラックスのできるバーでした。お店は16時頃から開けているそうで、かなり早めの時間帯からでもちょっと立ち寄りすることもできます。通常は20時くらいからが多いと思うので、かなり珍しいなと思いました。こじんまりとしたところで、交通の便もちょっと離れてはいますが、落ち着いた時間を過ごせると思いました。またお伺いします! 桜木町からでも歩けましたが、最寄りは京急の戸部駅です。

横須賀のドブ板通りでアメリカンな気分を味わう。

横須賀の街にやってきました。海軍基地のある街ということで有名なのですが、ここに来る理由はほぼ一つで米軍向けの飲み屋街として知られる「ドブ板通り」です。以前にもドブ板の話はした記憶があるのですが、日本人向けの若松マーケットと逆方向にあります。横須賀は京急横須賀中央が便利ですが、どちらかというとJRの横須賀駅寄りになります。 規模的にはドブ板通りを中心としてパラパラと他にバーが散在しているという感じ。艦船が外洋に出ていると街が目に見えて寂しくなるというような海軍のお膝元らしい一面も。雰囲気的にはアメリカのダウンタウンの一角を切り取ってきたような異国情緒に溢れます。最近では都内にも外国人の観光客がたくさん来ていますけれども、なんでしょうか、旅行で来る外国の方と、本場の外国人?というのは何か雰囲気が違います。加えて駐在とか日本に長くいらっしゃる外国人も、また日本化されていてオーラを消しているというか、見た目はガイジンなのですけど、どことなく雰囲気がまた違う、といったようなことがあります。 そういう意味で、この横須賀の街を闊歩する外国人(というのは要するに米軍かその関係者だと思うのですが)というのもまた違った空気があります。おそらくなんですが、本国や世界中に展開する米軍の基地を転々と移動して、止まり木のように横須賀に来ているだけだと思うのです。なので、なんというかちょっと違った雰囲気のオーラを身にまとっているような感じがします。日本は一応軍隊が無いので、軍人の溜り場なんていうのもそもそも無い、存在しないと思うのですけど、どう表現して良いのか分かりませんが独特の緊張感みたいなものもあり、もちろん軍服のままで(もちろん武器は携行してないと思いますが)飲み屋街を堂々と歩いている、そのような光景が目の前に展開するところというのはかなり独特です。いずれにせよ、平和だということなのですしょうか、軍人さんもこうやって飲みに来られるということは。 さて、いつもながら前置きが長くなりましたが、本題に入ります。この街のバーのシステムで覚えておくことは一つだけで、都度前払いするということ、これだけです。あとは、特にカウンターの女の子に一杯おごらないといけないとか、そういうのも特別には無いと思っています。割とドライというか。一杯だけサクッと飲んでいくでも良いし、まったりとするも良いし、カジュアルバー的な感じのところが多いです。店員さんは外国人の方もいらっしゃいますが、日本人の方がカウンターに立っていることも多いです。お客さんはやはり外国の方と日本の方で分かれているようなケースが多いかなと思います。新宿ゴールデン街のような観光地というワケでもないですし、あまり両方が交流を深めているというようなのは見たことがありません。もちろん、そういったケースもあるのかとは思いますが。自分もあまり隣に座った方にこちらから話かけたりはしないです。向こうからフレンドリーな信号?を発して来たら少し会話をしたりすることもありますが、あまり深入りはしないようにしています。まだバーカウンターの子と話す方がリラックスできますし、やはりお客さんもそういう感じの来店が多い印象です。でも、ベトベトした感じは一切なくて、本当に飲み方とかもサクッとした感じ。深酒した酔っ払いもあまり見たことがありません。カラオケスナックとかラウンジ的なスタイルの店も表立ってはなく、本当にカジュアルバーが並んでいるだけなので、変な人も意外に少ない気がします。お店の客引きみたいな子もほとんど見かけません。ただ、あくまでこれは夜の浅い時間に訪問している自分の経験なので、深夜帯とかどうなっているかは不明です。そこは誤解無きようお願いします。 メニューのカクテル こちらがカクテルメニューm(__)m さて、今回の発見は何といってもこちらのメニューのカクテルです。あえて声にだしませんけれども、「(米国)本土にもあるの?」と聞いたら、カウンターの中の兄ちゃんは「あるよ! 」と片言の日本語で返してきました。なんとも信じ難いのですが、向こうの飲み屋街とかはそもそも行ったことが無いので何とも言えません。もし何か情報あればm(__)m とりあえずレシピは普通のカクテルで、何か卑猥の薬を混入するとこはありませんでした。ただ容器はちょっとアレなもので出てきまして、これにも驚きました。値段も普通に高めでしたので、コスパ的にどうだったかと言われるとちょっと微妙です。あくまで遊びでしょう。他に時勢ネタなんかもありました。こういうのは、あまり日本のバーとかで見たことがないですね。政治ネタって日本ではお酒の席ではタブー視されているっていうのもあるのでしょうか。 別のジャズバーで発見した さてさて何軒かハシゴをして良い気分になってきたので帰途につきました。まだまだお客さんも新しく入ってきて、おそらくどこかでご飯を食べたり、仲間と集合したり、今から始まるゾ!っていう感じのグループも。深夜を超えてから本番が始まるのでしょうか。カラオケとかの声も聞こえてきて興味がありましたが、ホテルニューヨコスカなんかに宿を手配してもっとじっくり探求してみたいものです。 ドブ板近辺の地図とホテルニューヨコスカ

オレゴンのクラフトビールを飲むなら、クエンチワインさんで決まりです!(クエンチ・ワインQUENCH WINE(西小山)特集第2弾)

ちょくちょく立ち寄っているクエンチワインさんの来訪記録2回目バージョンです。こちらのブログ記事で2回目の記事を書くのは初の試みにになります!クエンチワインさんで頂いたアメリカ西海岸発オレゴン州産のクラフトビールの呈すlテインぐ記録が結構たまってきたので、そのアップデート情報です。クエンチワインさんて何?という方はまずはこちらの記事を読んでいただいて、また戻ってきてくださいm(__)m 商品ラインアップについてですが、さすがにそろそろ固定化してきているのかなという印象です。最初の頃は見たことも無いモノばかりだったので驚きの連続でしたが安定飛行の段階に入って来たのかなと。インポーターさん経由で仕入れられていてるそうで、オレゴンブランドというものの日本への認知度を考えるとさすがに頻繁に商品の回転サイクルを早めることができないのかなという気もしています。 クラフトビールコーナーの棚はこんな感じ 日本のクラフトビールのブランドも一時はかなりいろんなモノが出回って何がなんだか分かりませんでしたが、最近はやはり巷で一般的に見かけるブランドは固定化してきているのと似たような感じでしょうか。自分はIPA系が好きなのでコンビニとかでたまに買ってその場でグイっと飲むものとしては、ヤッホーブルーイングさんの「よなよなエール」。他にベルジャン・ホワイトエールですがパッケージ買いとして「水曜日のネコ」。曜日をズバリ指定しているのが良いです。日本のモノだとちょっと高めですがビター系の箕面ビールの「スタウト」とかもたまに飲んだりします。ただ、いずれもホントに気分的な衝動買いでパッと買ってグイっと飲む感じです。物色するのはやっぱりちょっと良いビールが置いてそうな、成城石井さんとかですかね。最近はデパ地下とかでも結構いろんなものが置いてあるので、そういうとこも利用します。伊勢丹とか高島屋とか。 とりあえず前置きはそんなところにします。さて、何ゆえにオレゴンなのか、という話なのですが、やっぱりそういう一般に出回っているクラフトビールと比べてもちょっと一つ頭が抜けているというか、違うんですよね。もちろん価格も800円~1200円くらいで、市販のクラフトビールの300円~600円くらいのレンジより更に高いんですけど。でも例えばなんですが、バーとかレストランで一杯1000円くらいの生ビールを頼んだりするのと比べると、これは缶ビールなのに!それと同じくらいのフレッシュな鮮度がある。もう、これは生鮮食品の部類に居れてしまっても良いくらいの「缶詰」なんです!。この衝撃をぜひとも味わってほしいというのが願いなのです。そしてパッケージ!バリエーション!爽快感!。要するにです。テニスをして、汗をかいて、シャワーを浴びて、ビールを飲むというルーティンがあったと仮定したときに、その爽快感の倍増度が違うという意味です。普通のビールが倍であるなら、オレゴンビールは10倍と考えても良いでしょう。そのくらいの違いがある、このように信者は考えるのです。つまり値段が高くても多少お布施・・、、とまあ説教はこれくらいでやめて、ちょっとだけ肝心の中身の紹介をしておきたいと思います。 カスケードブルーイングのフランボワーズ・ノースウエスト まず、ベリー感満載のフランボワーズ・ノースウエスト。えっと、オレゴン州は西海岸でシアトルのあるワシントン州の南ですね。だから?ノースウエストです。「ラズベリー・エール」というスタイルだそうで、ワイン樽に地元のラズベリーを入れて熟成を(2年未満)したものです。ベリーを入れて熟成と聞くと甘ったるいモノを想像してしまいますが、とても上品な仕上がりで、安っぽいーサワーではなく、ブルゴーニュのピノノワールのような品があります。(ところでオレゴンワインはピノが有名です、そしてこちらのお店はビール屋さんではなく名前の通りワイン屋さんであることを復習も兼ねて追記しておきます) レベルビアのボタンスマッシャー お次はレベルビア(Level Beer)のボタンスマッシャー。ボタンスマッシャーというのはビデオゲームの早打ち(ボタンを連打する)ですが、このビールの特徴であるホッピー感に掛けているのでしょうか。グラッシーで爽快な一杯です。ボリュームもたっぷり。レベルビアはゲームのネタに掛けたものが多くて、ゲーマ向けを想定しているんでしょうかね。自分はあまりビデオゲーム(って言い方は古いのか?)とかをしないので、良く分かりませんが(汗)。ただ、ゲームをするしないに限らず美味しいことは間違いないです。他にもこちらとか。名前は「Let’s Play」。ラベルのフォント?というか、昔のパックマンっぽい感じが特徴です。こちらはピルスナー系(日本のビールはだいたいコレです、アサヒとかキリンとか。ドイツのビールですね)。グラッシーなホップとIPAのフルーティさが加わります。 同じくレベルビアのレッツ・プレイ! 最後はカルミネーション・ブルーイングの「ゴーストトレイル」。いわゆるヘイジーIPAというやつで、発祥は米東部のニューイングランド地方。フルーティさが特徴で、色目も写真の通り柑橘オレンジ系の色をしています。苦みが控えめで飲みやすいです。怪しげなパッケージからは少し想像できないですが。 カルミネーションブルーイングのゴーストトレイル とりあえず、これくらいがアップデート情報になります。また、少しづつバリエーションも増えてくると思いますし、定期的に新しい商品も出てきますので、都度ご紹介していければと思っています。クエンチワインさんは場所的には都心からちょっと離れているため、少し距離感はあるのですが先日相鉄線とも直通運転を開始した東急線の西小山駅から歩いてすぐです。東急線は東海道新幹線の新横浜駅とのアクセスも格段に良くなったので、全国からの来訪をお待ちしているとのことです。それでは、またお会いしましょう! 編集後記:オレゴン産のアメリカンシングルモルトを発見しました!オーナーさんが手荷物で持ち帰ったようです。あざっす!! オレゴンのアメリカンシングルモルト、マッカーシーが! 初めの記事で紹介だけしていたのですが、来日していました!これはいわゆるバーボンウイスキーではなく、アメリカで作るスコッチ。すなわち「アメリカンシングルモルト」になります。味わいとしてはほんのりとした上品なピート感とスコッチらしいモルト風味があって、爽やかながらも深みがありました。とても美味しいというか、完成度が高いと感じました。このウイスキーの紹介についてですが、すでにサライさんの記事で書かれていたのでご紹介します(→コチラ)、とても良い記事だと思いました。やっぱりプロのライターは違いますね。ただ着眼点だけは自分も負けてないというか?、この記事で紹介している蒸留所については、こちらのページでもきちんと紹介してま~す。 ・ウエストランド蒸留所 ウエストワードは書いたつもりでしたが、気のせいでした。汗

二子玉川のNew Valleyさんで「宇宙」に飛び立つ。

いやはや、やってきましたよ、ついに。世田谷シリーズ(っていつ始まったの?って野暮な話は無しで)は終着駅の二子玉川に到着しました。二子玉川といえば、高島屋SCですが、この裏手に面白い飲み屋街があります。柳小路というんですかね。オシャレな飲食店が集まっています。今回フラっと立ち寄ったのは、そこから少し奥に入ったローカルな商店街の通り沿いの店。何通りというのか分からないんですが中華屋さんとかラーメン屋とか昭和風の店があったり、コーヒーロースターのあるオシャレなカフェとかがあったり新旧が入り交ざって凝縮した感じです。通りはほんと百メートルとかくらいですごく短いのであっという間に終わってしまうんですけど、個性派揃いのお店ばかりでどこも昼下がりから結構忙しそうにしています。そんななか、とりわけ若者がワンサカいる一軒のワイン屋さん、NewValleyさんに立ち寄ってみました。 「宇宙」に飛び立つ前に ワイン屋さんだと思うのですが、ホームページとか拝見すると結構いろんなところのワインを取り揃えている感じです。お見せに入ったときはカウンターに若い子が3名くらいで、立ち飲みな感じでしょうか?スツールがあったのかすらよく分かりませんでしたが人だかりができていました。表に面したテーブル席もあるのですが、こちらはとにかく人が多いので相席みたいな感じになっていて、皆さんグループなのかたまたま知り合っただけなのか良く分かりませんが、和気あいあいとした感じでした。特に驚いたのが若い女の子が多かったんですよね。イケメン兄さんがいたのでこちらの人目当てなんでしょうか?華が目当てか、団子が目当てか、もしくはワインなのか、まあ、でもどうでも良いですよね。お酒が美味しくて人生が楽しけりゃ。 近くには最近移転してきた楽天さんの本社もあるので、そちらの若手社員とかなんですかね。もう少し勇気をもって輪に入れば良かったのですが、熱気に圧倒されてお店の手前のショーケース冷蔵庫からクラフトビールを必死に1個取り出して、「持ち帰りでお願いします!」と言うのが精一杯でした。(というのも嘘で、「ちょっと助けて!」という感じでビールもってジッとしてたら、向こうが察して会計ですか?と聞いてくれました。ありがとうございます。今度ご馳走しますね!ブログ読んでたら申告してみてください。(笑)先着一名限りで対応します。 さて、本題に入ります。ワインには行きつきませんでしたが、最近ちょっとオレゴンのクラフトビールにはまっている話はなんどかさせてもらっています。リピートでこちらのブログ記事を読んでいる方なら、もうお分かり方と思いますが、そうです、あそこの沿線のあの店です。(こちらもお店の名前を見事回答してくださった方に、(以下略)) 濃厚なベリーが缶からほとばしる さて、そういう期待があったので、「宇宙ビール」なるものを頼んでみました。こちらなんと1450円です。昼マック3回分くらいでしょうか?すごく高いです。ただ飲んでみてびっくり。これってクラフトビールとは違いますね?なんだかすごいベリー感満載のフルーティさは確かにあるのですが、あまりに甘くて、まるで濃厚ベリーサワーを飲んでる感じでした。(笑)そして、スミマセン、せっかく一所懸命に作って頂いたのに申し訳ないのですが、人生で初めて残してしまいましたm(__)mそれほどまでに、ちょっと自分的には甘すぎる、というか、いやはや、なんとも申し訳ない気持ちでいっぱいです。サワー系が好きでビールの苦みは苦手なのよ~っていう方にはもしかしたらドンピシャのストライクなのかもしれません。が、自分的にはちょっとこれってホントに「ビール」なの?っていうのが正直な感想です。自分は偏屈な昭和男なんで、やっぱり多少の苦みとかってビールたる要素に不可欠なものだと思うんですよね~。まあ、そういうワケですけど、一応なんだかすごい気持ちの入った山梨県のクラフトビール屋さんのようなので一応紹介しておきます。こちらの銘柄見るのは初めてです。もし気になった方はこちらのお店に来ると良いと思います。結構たくさん置いてありました。 さてさて、今日はとりあえず店の中でということは無く、駅のプラットホームで試飲をしただけに終わりました。世田谷シリーズのラストということで、東急線二子玉川駅のホームで玉川の夕陽を見ながら楽しみました。ここから先は神奈川県の川崎市になるのかな。いつの時代も川っていうのは良いもんですね。どこからともなくバーベキューの香ばしいお肉のにおいが漂ってきまして、無性にお腹も空いてきたところで帰宅の途につきました。溝の口とかもちょっと行ってみたいんですけど、玉川超えて更に進んでいくべきかは今後検討します。どこかおススメのお店とかありましたらぜひぜひ情報頂ければ幸いです。

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