ウィスキーバー シャンティーシャック (WhiskyBar ShantyShack)さんでキルホーマンに酔いしれる

ウィスキーバー シャンティーシャック (WhiskyBar ShantyShack)さんでキルホーマンに酔いしれる

久々に横浜にやってきました。近くに住んでいてもなかなかやってくる機会のない横浜。桜木町に降り立ち野毛の飲み屋街には目もくれず、いつもと違う方向に向かいます。能楽堂などがある高級住宅街を過ぎて、京急線の橋をこえてすぐに目的とするバーがありました。事前にgooglemapでチェックはしていたのですが、本当にこんな場所にあるのかというところにポツンと灯りが灯っていました。レビューなどが全部英語で書かれていたので、外国の方が経営されているのかな?と思って不安でドキドキしながら扉を開けたのですが、なんといいますがジブリ映画からとってきたような素敵なメルヘンチックというか異空間な世界が飛び込んできました。

お店の外観

マスターはダンディーな日本の方でした。このみち20年くらいココでバーを経営されているそうです。googleで検索したら英語のレビューばっかりで構えてきましたという経緯をお話ししたら笑っていらっしゃいましたが、やはり目指して来られる外国の方も多いのだとか。しかし、それも納得です。目指して来る価値が十分にある素敵なバーです。アンティーク調な店内とゆったりとした空間が桜木町から徒歩圏にあるというのは奇跡ですね。都内のバーは素敵なところがたくさんありますけど、やはり場所が少し狭いというか、あまりゆったりとした空間というのはまれな気がします。(外資系ホテルバーとかは除きますヨ)

ブルードッグをまずはいただく

さて、まずはクラフトビールで喉を潤しました。ハイボールでも良いと思ったんですが、アメリカンIPAが用意されていたのでそちらを頼みました。最近は結構コレが好きです。ハイボールを頼むより値段もリーズナブルだし、またちゃんとしたクラフトビールを置いてあるところが嬉しいです。タップ生とかだとサーバータンクの鮮度を保つのが難しくて、こじんまりしたバーだと管理に苦労されている話を良く聞きます。缶のクラフトでも良質なクオリティのが結構あるので、最初の一杯はコレで十分と思いますね。

久しぶりにキルホーマンと再会

さて、お次に頼んだのはキルホーマンのシングルカスク。いやあ、夏化しいです。久しぶりです。いつもキルホーマンはシャムロックさんのある四国で頂くことが多くて、この香りでアンパンマン列車とJR四国のメロディが湧いて来るようです。ピートは50ppmなんですがカスクストレングスだけにパンチ力があります。ざっと棚を見たところアイリッシュが結構揃えてありました。珍しいと思います。お伺いしたところ、最近力を入れているのだそうです。アイリッシュとえいばジェムソンとブッシュミルズがメインで、ちょっと前までは何百とあるスコッチの蒸留所に比べて瀕死状態とまで言われていましたが最近は盛り返してきています。

サービスで少し頂いちゃいました
ポットスチルのグリーンスポット

アイリッシュウイスキーの特徴はいくつかありますけれども、フレーバー的にも一番分かりやすいのは「ポットスチル」でしょう。未発芽の大麦麦芽を使うところがポイントで、これがアイリッシュの独特なフレーバを作ります。どういう風に独特なのか表現するのは難しいのですけれども、今回頂いた「グリーンスポット」のポットスチルウイスキーで言うならば、草っぽい感じということろでしょうか。スコッチやバーボンからするとソフトな口当たりということも言えるかと思います。なので、レッドブレストとかティーリングとか他にも色々とあるのですが、日本酒のようなまろやかな口当たりで、度数を忘れてグビグビといけてしまいそうになるところが不思議です。

フィニッシュは津貫。

スコッチ、アイリッシュと来たので、最後に何か別のジャンルということでジャパニーズをいただきました。津貫のシングルカスク。池袋にあるアロハウイスキーさんのプライベートカスクだそうです。バーボン樽だったのですが、色目からシェリーカスクかと思ってしまいました。やはり南国なだけに早熟なんでしょうか。口当たりも滑らかで台湾のカバランを思い起こすようなトロピカル風味です。ちょうど今、スタンプラリーを開催しているとのことで、アロハさんと提携しているバーでスタンプを獲得すれば、プライベートカスク購入の権利がもらえるとのこと。スタンプカードを早速もらいまして、まずは1軒目を攻略しました。リストにある16軒のバーのうち5軒を攻略すれば良いとのこと、主に東京と鹿児島のバーなようです。付近に在住の方は1月くらいで回れてしまうのでないでしょうか。猛者もいて全軒攻略を目指して来られた方もいるのだとか。いずれにせよ、スタンプラリーでなくてもこちらのシャンティーシャックさんはとてもアットホームでリラックスのできるバーでした。お店は16時頃から開けているそうで、かなり早めの時間帯からでもちょっと立ち寄りすることもできます。通常は20時くらいからが多いと思うので、かなり珍しいなと思いました。こじんまりとしたところで、交通の便もちょっと離れてはいますが、落ち着いた時間を過ごせると思いました。またお伺いします!

桜木町からでも歩けましたが、最寄りは京急の戸部駅です。

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