【埼玉】バー亀(久喜)

今回は仕事帰りに埼玉県の久喜のバーにお邪魔しました。 少し前まで栃木と勘違いしていましたが、久喜は埼玉県に位置するのですね。 先日、知人の方に体験談を話していて注意されました。 「久喜の人に怒られるよ!」。 大変申し訳ありません! とは言っても、土地勘の無い人には分かりづらいかもしれないので、 一応「どこか」というのを言葉で説明しておきます。 久喜は東北本線で大宮から宇都宮方向に電車で20分くらいのところです。 また久喜は東武伊勢崎線とも連絡をしていて、東武線の久喜駅のエキナカにはスタバや本屋さんがあったりします。 こうした地方のバーに行くというのは、行きつくまでに多少の不安があります。 特に今こういった状況なので、ホームページや連絡先が無いと、果たして本当に営業されているのか、わざわざ途中下車して開いてなかったらどうしよう、なんてことを考えたりします。 しかし、こういったこともある種の「ご縁」だと思い地図を頼りに目的地を目指してみました。 ところで今回辿り着いたバーは実際の目的地の手前にあり、間違って入ってしまったことを先に断っておきます。汗 (またまた申し訳ありません。) 途中のお店にウイスキーの空き箱のようなものが表のショーウィンドウに積んであるのを目撃。シングルモルトのウイスキーのバーがこんなところにも!と思い勇気を振り絞って店の扉を開けてみたのでした。 「勇気」といったのは、ちょっと店の感じから、本当にウイスキーのバーなのか?という確信が持てなかったのです。ですが、幸運なことにとても良いバーでしたので、今から体験談を語っていきたいと思います。 入ってすぐに感じた店の感じは、ちょっとした「秘密基地」みたいな感じでした。 すでに常連さんと思わしき方が座っていらしたので、とりあえずマスターに席を確認し、L字型のカウンターバーの真ん中くらいに腰をかけました。 何を頼もうか迷いましたが、目の前にあったアードベッグを一杯目にロックで。 Ardbeg “Wee Beastie” 5yo アイラのスモーキさを堪能したければ、ラフロイグかアードベック。(別にオクトモアとう化け物もあるのですが、こちらはとりあえず別枠にしておきます。興味のある方はぜひ試してみてください。) 酒屋さんで見かける定番は10年かなと思います。次に最近ではこのWee Beastieでしょうか。他にはAn Oa(アン・オー)、Uigeadail(ウーガダール)、Corryvreckan(コリーヴレッカン)などがあります。それぞれ熟成樽の違いで、アン・オーはシェリー・バーボン、新樽のトリプルカスクでバランス系、ウーガダールはシェリーで甘さとスモーク、コリーヴレッカンはフレンチオークでスパイシーさが特徴。この辺は専門の酒屋さんとかでないと見かけないかもしれません。 今回頂いたのは5年のWee Beastieと言われる銘柄。若さのあるスモーキーさかなと。なんというか瞬発系というのでしょうか。そういうイメージがあります。最初からガツンと来るような。スコットランドの言葉で「リトル・モンスター」という意味だそうで、小さいながらも手を付けられない強烈なインパクトを表現したようです。後で確認したオフィシャルページにも「ストレート」がオススメと書いてありましたが、初めての一杯でついついロックにしてしまいました。それでも味はアードベッグらしさが十分に伝わってきました。アードベッグのラインアップは全体的に熟成年数が若い印象ですが、これは「5年」。たったの「5年」でこれだけの爆発力が出るとは驚きです。次回はぜひストレートでも試してみたいと思いました。 さて、次に気になったのが同じく手元に並べてあった「アラン」のピート。…