清澄白河の「EUSO」(ゆーそ)さんで厚岸を飲みながら地球暦のレクチャーを聴く。

euso

久しぶりに清澄白河の方面に来たので、お洒落なワインバーでもないかと散策していたら開店準備をしていた方から呼び止められました。ハッとしてみるとオシャレな雰囲気のスタンドバー。なるほどワインバーを探していたら向こうからやって来てくれたのかと思いそのままお店の中に入りました。なにやら書道?の道具などが散乱していて少し頭が混乱。とりあえずお酒を飲むところらしいのですが、バーカウンターにはドでかいハニーコムが鎮座。そして壁にはなにやら怪しげな「地球暦」の大きな曼荼羅が飾ってあり、となりに「今日から立冬」の文字。はて、もしかしたらこれは新手の宗教の勧誘かと思いきや、バーカウンターの後ろの棚に幻のジャパニーズクラフトウイスキー「厚岸」がありましたので、とりあえず信用ができるお店という結論を下しました。

お話を伺ったところ先月の10月にお店を開けられたそうで、まだお店の中は少し散らかっているというか、準備期間的な感じが漂っていました。バーカウンターに腰を掛けてみて、やっぱり気になったのが「地球暦」。この日たままたお店のカウンターに立っていたお兄さんがどうもその系統?の方だそうで、色々と教えてもらいました。曰く今のカレンダーである「太陽暦」は自然の摂理をまったく無視した強引な暦であるということ。この太陽暦こそが本来の地球カレンダーというべきもので、暦を読むことで四季の変化をより一層感じることができるということ。いまこそ人類は地球暦に還り、仕事など放り捨てて畑仕事に従事すべきであること、とまでは申してませんでしたがご本人は東京での用事が済んだ後は、築90年の古民家に帰り自然に囲まれた暮らしに戻られるそうでした。

いやはや、東京には色んな方がいますが、こうやってまた面白い方がいろんなところから来て出会いがあるというのも愉快です。ウイスキー愛好家を自任する私としては棚の奥にあった北海道が誇るクラフトウイスキー「厚岸」の布教活動を実施したことは言うまでもありません。しかもワンショットが確か千円とかのお値段であったので、私もご利益にあずかりました。恐らくもうボトルの中身は無くなっていることかと思います。どういった経緯でこちらのお店に厚岸が漂流してきたのかまでは知る由もありませんが、時々こうしたお宝がひょんな所から出没してくるのもまた面白いです。なので、東京のバー巡りというのは止められないのです。最後になりましたがこのお店の名前は「euso(ゆーそ)」さんというそうです。こじんまりとしたお店ですが、柔らかく落ち着いた内装。まさに清澄!という感じ。人気店になる予感がしました。

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