蒸留所はスコッチソサエティ・カナダ支部に在籍していたロブ・カーペンターがエジンバラの法科大学院で学んでいた時、かつてのように都市の真ん中でも蒸留所を運営することができないかと思い立ったことがきっかけ。その後、カーペンター夫妻は世界中から投資を集めてその夢を実現。製造には元マッカランのマスターディスティラー・デイヴィッド・ロバートソン氏が参加、さらに醸造学の名門である地元エリオット・ワット大の卒業生らも新たなニュースピリッツの開発に携わるなど、今後の展開が期待。アイリッシュスタイルの3回蒸留も計画されているそうだ。都市の蒸留所らしく、ビジターセンターに力を入れており、飲むだけではなく体験型の蒸留所でもある。

創設者のSMWSカナダ支部ロブ&ケリー・カーペンター夫妻

蒸留所はエジンバラの鉄道ターミナル跡地にあり、建屋は1835年に建造されたものを改築したもの。古くは石炭輸送の基地としても使われたが、1968年に営業終了。その後、カフェとして使用されるも2015年には建物自体が閉鎖。2018年に夫妻が賃貸契約を引き継ぎ、2019年7月に公式オープンした。(whisky magazine)

カスタム・カスク・プログラム

カスタム・カスク・プログラムでは、あなたの好きなフレーヴァー・プロファイルに合わせてご自身の好みに合わせてモルトや酵母を選び、熟成させ、「あなたの飲みたいウイスキー」を自由に造ることができます。

ホリールードは、フルーティさが特徴のいわゆる「ローランド・スタイル」の蒸留所ではありません。また、何か一つのフレーバーラインに象徴されるような蒸留所でもないのです。むしろ我々の造り出すウイスキーには「典型的」なものなどそもそもなく、様々なフレーバーを抱擁します。複数の蒸留所が1か所にあるものだと思って頂ければ想像しやすいでしょうか。