昨今のスコッチウイスキー業界の問題意識についてまとめてみました。

こんにちは。ウイスキーマスターのナダゴローです。最近は蒸留所記事のアップデートがなかなかできておらず申し訳ありません。話題が無いわけではなくて、むしろ話題がありすぎてどこにフォーカスを置いて良いのか分からない状態なのです。これまで一般的にはあまり認知されていない、けれども面白い取り組みをしている、そんな蒸留所を数々取り上げてきました。従来の蒸留所というのはどちからというとウイスキーの味わいを求めて原酒の生成や樽の熟成にフォーカスをして独自のこだわりを持って商品をリリースしてくるいうスタイルであったかと思います。スコッチウイスキーというのは長年の歴史があるので、伝統という規範があり、また法律でもその作り方に細かな指定があります。なのでどのような取り組みをするにせよ、スコッチウイスキーを名乗り、そこでの評価を得ていくには目指す方向性が決まっているということがあるのかと思います。そこから外れるとそれはウイスキーではあってもスコッチウイスキーとしては認められないわけで、もちろんそれがダメというわけではありませんが、スコッチの伝統とブランドをすり抜けて自己流に作り上げるというのは少なくとも容易ではない気がします。しかしながら、その枠内にとどまりつつ、本来のスコッチウイスキーの伝統と慣習を維持しながら新たな付加価値をつける動きがここ数年で大きな発展を遂げたように思います。大きくその話題を3つに分けて取り上げてみたいと思います。 ひとつは環境への意識の変化です。これはウイスキー業界だけに限らず、もはや世界的な潮流といっても良いかもしれません。自動車のEV化、電力の脱炭素化、脱プラスチックなどその例は枚挙にいとまがありません。ウイスキーの蒸留所も工業製品的な側面を持ち合わせています。蒸留器を動かすには電力が必要ですし、樽を作るには木材がいります、蒸留所の立地は辺鄙な田舎にあるケースが多いため原材料の搬入や商品の出荷に輸送が必要です。ウイスキーは自然の原料のみを使い、発酵や蒸留などの自然の営みを利用しているという意味ではオーガニックで自然に優しい商品なのですが、その裏側ではエネルギーを多く使っているという実態もあります。こうしたことから蒸留所で使用する電力を太陽光や風力、バイオマスなどのグリーンエネルギーに切り替える取り組みが特に新設の蒸留所で盛んになってきた印象です。いまや、こうした意識を持たないところの方が珍しいのではないでしょうか。面白い取り組みとしては、蒸留所の製造工程に「重力」を用いたスウェーデンのマクミラ蒸留所です。これは原料を蒸留所建物の一番上に最初に持っていき、重力を利用して下に落とすことで次工程に回していくというものです。また、スコットランドのナクニアン蒸留所は商品梱包に使われるパッケージングが過剰ではないかとの問題意識から、敢えて梱包を簡素化して発送する取り組みを始めています。こうしたことはウイスキーの味わいという本質を変えずに新たな付加価値とウイスキーの環境に対する真摯な取り組みの姿勢を内外に伝えるものとして注目を浴びています。 二つ目に取り上げたいのは地産地消化へのベクトルです。これまでスコットランドで作られたウイスキーというものは瓶詰をした後に、基本的には大陸や北米などの消費者の元へと届けられるものでした。また原料である大麦も実はフランスなどの穀倉地帯から多くを「輸入」に頼っているのが実のところです。つまりグローバルなサプライチェーンの中に組み込まれた一つの停留所のような見方もできるのです。つまり、実際にウイスキーを蒸留している場所は、実はただ蒸留をしているだけで原料も、それを飲むものも実はどこか遠く離れたところにあるという。しかし、最近このような流れとは逆に敢えて地元を意識した蒸留所が増えてきているように思います。すなわち、原料となる大麦は輸入品を使うのではなく、蒸留所近辺の農家から調達をしたり、発酵に使用するイーストも畑から採取した自然酵母を使用したり、樽に使う木なども周囲に自生するものを利用してみたり、という試みです。これは特にスコットランドだけに限らず、広く世界的にみた新興蒸留所で盛んな印象です。自分たちが丹精込めて作ったものは、やはりその土地の愛好家に楽しんでほしいという思いもあるのかと思います。スコットランドの蒸留所でも、例えば先に紹介をしたナクニアン蒸留所は、輸送ロスの問題意識から蒸留所の「タップ売り」のようなことをしているそうで、マイカップのようなお酒を入れる容器を持ってくればその場で樽から提供するということをしているそうです。もちろん、こればかりでは逆に近隣住民しか提供できないということになってしまうため、商売的には現実的ではないかもしれませんが、面白い試みだと思います。また、敢えて蒸留所を都市の中心部に立地させることで、自らが消費地の中に飛び込んだオーストラリア、メルボルンのスターワード蒸留所などの例もあります。こうしたシティタイプのディスティラリーは今後も増えてくるのでないかと思います。日本でも例えば東京・浅草の蔵前にリバーサイド蒸留所というジンをその場で製造・販売するところがあるのをご存じでしょうか?バーも併設されているようでおススメです。 三つ目には作り手の多様化です。これまでウイスキーの蒸留所というのはスコットランドが本場で、その作り手も男性中心の世界でした。ところが、もはやここ最近のウイスキーブームはスコットランドという地域に限定されるものでは全くなくなり、世界各地でそのムーヴメントを巻き起こしています。そしてその発展も独自なものを遂げているところが少なくありません。新たなスコッチウイスキーの解釈が世界中で起こっています。スコッチウイスキーの作り手も本場から世界へと各地に活躍の場を求めているように思います。台湾のカヴァラン蒸留所はジム・スワン氏の影響無しに語ることは不可能であるように思いますし、韓国初のウイスキー蒸留所であるスリーソサエティーズもスコットランドの蒸留家を責任者として招聘しています。また本場のスコットランドに学んだあとに、その知見や技術を持ち帰る動きもあります。スコッチウイスキーの伝統と文化はもはやスコットランドに限定されるものではなく、世界中に広まっているように思います。この動きは更に今後も本格化し多様化するように思います。この中で、もう一つ別の側面も紹介しておきたいです。それは「女性」の役割です。ウイスキーは従来、作り手も飲み手も「男性」が中心の世界であったと思います。しかし、昨今、この世界に飛び込んで主要な地位を獲得する女性が増えてきています。先ほどから何度も紹介しているナクニアン蒸留所は、創設者が女性です。また、マクミラ蒸留所はマスターディスティラーという品質管理責任者が女性です。彼女たちは往々にしてこれまでにない問題意識や価値観を提起してスコッチの可能性を広げているように思います。これからもこうした作り手や飲み手の多様化が広がることでスコッチウイスキーの可能性と世界観は更に豊かなものになるのではないでしょうか。 さて、最近の記事更新不足を埋め合わせるためではありませんが、業界の動きの観察と所見を簡単に述べていきました。これまではこうした動きが珍しかったこともあり「見つけたら書く」という感じでしたが、今ではこれらの取り組みが普通になってしまいフォーカスを絞るのが難しくなってしまいました。こちらももう少し考えをまとめながら流されることなく自らの注目するポイントを明確化していく必要があると思っています。それでは、久々でありますがナダゴローがお届けしました。 >>BACK HOME

港町神戸の繁華街に国際色のあるバーを発見。インターナショナルバー・ナスティハウスさん。

こんばんは。スコッチマスター竹ちゃんこと竹ボーがです。今回は港町の神戸にやってきました。神戸は何度も来ているのですが、街の規模の割には面白いユニークな雰囲気のバーがたくさんあると感じています。こちらのブログでもいくつか紹介してきました。ひとつの都市でここまで何度もカバーしてきたところもないのではないでしょうか。さすが神戸といったところです。繁華街周辺はすごくきれいに整備されて街は美しくなった印象ですが、昔ほどの大人の活気は無いような感じです。やはり仕事関係というかサラリーマン層が薄くなったのかなと思います。駅を出たら客引きが歌舞伎町並みにすごいのですが、そこを過ぎると逆にすごく静かで人通りもまばら。そんな中、今回は敢えてその真ん中に飛び込んで、何か面白いところはないかと歩いていました。いくつか雰囲気の良さげなbarもあったのですが到着したのが時間的にも遅くてあまり深酒もしたくなかったので、軽くサッと飲めるところは無いかと更に探していると、なにやら怪しげな看板を発見。INTERNATIONAL BARという看板が目に飛び込んできました。看板は地下のお店を指していて、ちょっと迷いましたが、意を決して階段を降りていきました。名前はナスティハウス。ううん、なにやらちょっと不安です。笑 伝説のスコッチバー、メインモルトさん 本格派のワインバー、ノラックさん エキゾチックな大人のバー、ムーンライトさん カウンター席から。水タバコが見えます。 店内はカウンター席とテーブル席が少しといった普通のカジュアルバー的な感じでした。すでに真夜中を過ぎていたのでかなり出来上がった状態でみんなで踊ったりしているのかと思いきや、かなりひっそりしていてお客さんもカウンター席に若者が二人座っているだけでした。若者はカードゲームに興じていて、どこの国の方かは分かりませんでしたが、観光客というよりは在住の感じでした。特に会話は交わしませんでしたが大人しい感じでした、これから更に仲間が来るのかなんなのか、とにかく想像したより静かでビックリしました。でも、こちらとしては逆にちょうど良くて、カウンターに席を取りとりあえずウォッカトニックを頼みました。ちなみに、テーブルチャージもなく会計は750円ぽっきりでした。オーナーは外国人の方で日本語もできるようでしたが、隣の外国人とは英語で会話を交わしていたので、自分も合わせて英語にしてみました。オーナーは陽気でフレンドリーなタイプ。店は時々音楽もやっているようで後で調べたらDJイベントがあるとのこと、もしかしたらDJとかやってる方だったのかもしれません。最初はアメリカ人かと思いましたが、ナイジェリアのご出身とのことでお店も結構長くやっているようでしたが、全然気づきませんでした。他の店の灯りが暗くなっていたので、ようやく自分の司会に入ったのかもしれません。こういったタイプのバーは新宿の歌舞伎町のゴールデン街や、横須賀のどぶ板とかにありますけど、まさか神戸のど真ん中でもあったんですね。結局のところ自分の後にお店に入ってきた方もいなくて、普段がどんな感じなのか、どのようなお客さんが来るのか、などは分かりませんでしたが、なんとなく外国人向けなのかなという雰囲気はありました。 ウォッカトニックと。壁にある絵はオーナーさんかな。 次の日の朝が早かったのウォッカトニック一杯でお店を後にしました。街はもうかなりひっそりと静まり返っている感じでしたが、スナックなどの灯りはまだどこも点いていました。中からカラオケが聞こえたりするところもあって、とりあえず夜の賑わいも取り戻しつつあるようです。でも全体的には東京と比べると、この時間になると大人しい印象です。とにかく人通りがありません。神戸について言えば、以前に立ち寄った新幹線の新神戸近くのお好み焼き屋さんで伺ったのですが、昔は真珠などの加工や貿易を手掛ける会社さんがたくさんあったのが、今はすべて観光客向けのホテルなどに変わってしまい、随分とお客さんが減ったと嘆いていました。ビジネス関係の人と、観光客とではお金の使い方も違うと思いますし、まして夜の街とかはかなり打撃にはなっているのではないでしょうか。ただ、そこもお互いにとっての良い面とそうでない面があるので、ビジネス客で潤う店もあれば、観光客相手のお店もあるわけで、一概にどちらが良いとも言えないのかもしれません。もちろん、両方が活況であればそれに越したことも無いのかもしれませんが。ただ、一つ言えるのは、新宿の歌舞伎町とかもうそうでしたが、昔は本当に怖くて昼でも近づきづらかったところが、今では観光地化のような姿を呈するようになったことに時代の流れを感じます。三宮周辺も、個人的には昔は夜は特にあまり近づきづらい場所でした。(今はキャッチがスゴイので別な意味で近づきにくいですが汗)街の雰囲気も変われば、客層も変わる、そしてバーの雰囲気も変わってくる。こうした循環がどのような変化をもたらすのか、そんなことを考えていたらホテルに着きました。そんなわけで今回は神戸から竹ボーがお届いいたしました。年内はもう1回か2回くらいは遠出をする予定があるので、またblog記事をアップできればと思います!ごきげんよう!

四谷三丁目のバル・エルロシオさんでシェリー酒を勉強する。

どうもこんばんわ。スコッチマスター竹ちゃんこと竹ボーです。平日の仕事帰りに甲州街道を下っていると、気になる看板を見つけました。「シェリー・バー」。シェリーを一押しで持ってくるところってなかなかないイメージです。さすがは四谷三丁目、大人の界隈です。お酒を飲む予定は特になかったのですが、どうしても気になったので一旦通り過ぎた道を戻って引き返し、階段を昇ってお店の門をたたきました。扉を開けると薄暗い感じのオーセンティックーバーのような雰囲気。表の看板の感じから、ちょっとカジュアル系を想像してしまったのですが、かなり本格的な様相です。お店はカウンターがメインでバーテンさんもピリッとした着こなし。ゆるい感じの看板でここまで引き締まったギャップを作るとはさすが四谷三丁目、奥渋や上原みたいな格を感じます。さすがは天下の甲州街道。まだ、時代劇のような下りはさておき、中身の話に入りたいと思います。汗 シェリー飲み比べセットが1,500円。 初めから狙いはほぼこれでした。シェリーの飲み比べセット。スコッチウイスキーを飲んでると樽熟成でシェリー樽というのは必ず出てきます。フィノやらオロロソやらPX(ペドロヒメネス)やら、というものなんですが、正直いまひとつ理解をしていませんでした。フィノが辛口で、オロロソやは甘口だという教科書的なことは以前にも見たり聞いたりはしていましたが、実際にそのシェリーそのものをじっくりと飲んだことはありませんでした。酒屋さんでもワインとかは普通に買ったりしますけど、シェリーも売っているのは見たことはあるけど、さすがに買ってのもうと思ったことはありませんでした。やっぱりどこか酒精強化ワインということで、アルコール度数だけでなく、質感的にも「重たい」イメージがありました。なので、今回それらを少しづつ飲み比べることができるセットがあるということで、迷わずチョイス。正確には更にメニューの中から細かく分かれたシェリーの種類から選べるのですが、自分はとにかく知っているものということで上記の3種、すなわち「フィノ」「オロロソ」「ペドロヒメネス」(あと後で追加して「アモンティリャード」も)を頼みました。フィノはそのままの通り辛口で、すっきり飲みやすく、オロロソは独特の甘さが、ペドロヒメネスに至ってはトロミのある質感のかなりネットリとして甘味が口の中に充満します。ここまでバリエーションがあるのに、すべて「シェリー」とくくられていることに驚き。しかも、母材がすべて「白ワイン」というのも初めて知りました、酸化して赤くなるのですね。このように何も知らなかったのですが、一つ一つを丁寧にバーテンの方が解説してくれたので助かりました。追加で飲んだアモンティリャードはフィノとオロロソの間くらいな感じですが、こちらも飲みやすくて美味しかったです。シェリーに関しては完全なド素人なので、銘柄の一つ一つまではフォローすることができませんでしたが、どれもしっかりとした個性のある良いお酒でした。 日本初のカクテルベース酒、ワピリッツ。 最後についでというか、カウンターテーブルの横に気になるボトルがあったので頼んでみました。TUMUGIというWAPIRITSらしいのですが、日本酒造りで使われる麹菌を活かして作ったお酒を蒸留した日本初のカクテルベーススピリッツとのことです。熟成はしていないのでウォッカやジンのようなホワイトスピリッツということで、ストレートで味見をさせてもらいました。色目は透明なのですが、穀物系の甘味のするとても味のある原酒に仕上がっています。ホワイトスピリッツにここまで味が残るのは正直驚きました。時々スコッチウイスキーでもニューポットを飲み比べ用になめたりすることはありますが、それに近いような味わいかもしれません。うまい表現が見つかりませんが、良く出汁が出ている感じです。これを柑橘系のフルーツを添えてソーダ割にするのが、メーカ推奨の飲み方ということで、そちらも試してみましたがド真ん中ストライクです。贅沢すぎるハイボールとでも言うか、柑橘系の味と原酒の質感、そしてソーダの炭酸が非常に良いバランスです。何杯でも行けそうです。(笑)後で調べたらこれはiichikoなどを作っている大分の三和酒類さんの創作なようで、このボトルの他にもいくつかラインアップがあるようでした。ぜひまた機会があれば試してみたいと思います。また、今回は試すことができなかったのですが、ウイスキー関係も興味深いものがあるようだったので、次回お伺いした時はそちらも味見ができればと思います。カウンターに並んでいたボトルなどを拝見すると、シェリーやウイスキーの他にも広い視野でお酒に興味を持たれているような風であったので、また勉強にお伺いできれば良いなと思いました。予定外にフラリと立ち寄っただけでしたが、とても収穫が多かったです。ではでは、竹ボーが四谷三丁目界隈からお伝えしました! ワピリッツをおススメの柑橘ソーダ割で。絶品でした! 画面クリックで三和酒類さんのWAPIRITSページへ。

下北沢の楽屋の裏部屋、UCHIAGEさんで絶品のハイボールを楽しむ。

こんにちは。毎度おなじみ、スコッチマスター竹ちゃんこと竹ボーです。今回は人生初の下北飲みをして参りましたので、報告をいたします。自分の年代だと、下北沢イコール古着屋さんのイメージくらいしかありませんでしたが、最近は随分と垢抜けてオシャレな若者の街に変化しているというようなウワサを聞きつけていて気になっていました。先日、とある作家さんのイベントがたまたま下北沢の本屋さんであって立ち寄ってきたのですが、時間がちょうど良いころ合いというか、20時スタートで、22時終了というようなスケジュールだったのです。いやはや、もう本当にイベントさんには申し訳ないのですが、初めから途中退出して下北飲みをする気満々でした。m(__)m イベントも結構盛り上がっていてクラフトビール片手に面白かったのですが、一時間くらいしたところで途中休憩のアナウンスがあり、居ても立ってもいられない発作が突然起こりました。そろりと席を退出するや、何やら重要な仕事の電話がかかってきて途中退出を得なくなったビジネスパーソンを演出しながら、イベント会場を後にm(__)m 颯爽と下北沢の繁華街に繰り出したという心の痛む反省ブログです♫。m(__)m どこかできちんと反省をするところが無いかとうろちょろしてみました。やはり、ウワサには聞いていたのですが、面白そうなカフェというか、バーというか(なんだかよく分かりませんが)ありました。どこも若者の楽しそうさな笑い声が外から聞こえてきて、やはり元気のある街だなあという感じです。表通りはガールズバーの客引きや、なかにはキャバクラなんかもあって、これまた意外な印象。あまりサラリーマン風の人もいなかったので、誰が利用みたいなことを思いながら、さらにフラフラしていると、劇場らしき建屋の一角に何やら怪しげな自分好みのこじんまり感のある店を発見。中を覗くとスタイリッシュないかにもアート系の男性陣が談笑をしていたので、ちょっと後ずさりしたのですが、誘惑にかられて探検隊長のプライドにもかけ凸を決行。すると、いかにも優しそうなママさんが出迎えてくれました。中はカウンター席のみで5席か6席くらい。ゴールデン街でもここまでコンパクトな店はないと思いますが、まさにズバリ自分好みな感じです。お酒はベーシックなものが一通り揃っていて、ちょっとしたスナックとか缶詰とか小腹を満たしてくれるものが置いてありました。おそらく舞台関係の方のちょっとした休み処という感じなのでしょうか。あまり深くは立ち入らなかったのですが、すでにカウンターで楽しまれていたダンディーな男性陣の方も、このお店のオーナーさんも、皆さん役者業のようで、身のこなし方とかがやっぱり違いますね。すごく新鮮でした。最近はまりがっつりとウイスキーを飲まないのですが、とりあえずハイボールを頼んで、さらにダルマをロックでいただきました。店の中は劇場関係のポスターが壁中に貼られていて、下北沢に来たなあという一人で勝手に満足感に浸ってました。 この中にお店のオーナーさんもいますw さて、このお店でとにかくおススメなのがこちらのハイボール。オーナーさんがオリジナルレシピで調合されたそうなのですが、これが絶品です。今まで飲んだハイボールの中で一番美味しいです。しかも、ワインコイン(500円)という圧倒的なコスパ。サ〇ントリーもビックリです。何より驚いたのは、いったいなんのウイスキーを調合しているかと思ったのですが、実はウイスキーは一滴も入っていなくてベースは「焼酎」とのこと。そこに「謎のエキス」を添加して、さもウイスキーっぽい色になっているようです。何それ??!。余計なものを添加すると、普通は人工的な味感になって、ニセっぽい味わいになるものだと思うのですが、これは全く違います。 自然に美味い!ビックリです。しかも500円。これは何度も繰り返して強調したいです(笑)。大丈夫なんですか?と思わず聞いちゃいました。「詐欺」の反意語があれば教えてほしいです。 残念なことにこの日はあいにくキャッシュの持ち合わせがあまりなくて、もうちょっと飲みたかったのですが、予算の制約と家の門限の関係で22時過ぎくらいに退出しました。お店は24時くらいまでとのこと。働かれてる方も同じ業界の関係の方らしく、健康的なスタイルだなと思いました。いくら美味しくても酔いつぶれるまで飲めば、お酒も健康も台無しですからね。最近は夜通し営業するお店も結構増えてきている印象ですけど、ただ酔うだけのお酒とか飲み方といのはあまり興味が無くて、お酒好きを自任する者としては、自分の限界の範囲で味わいながら楽しみたいと思っています。まだまだ色々と興味深いお店がたくさんありそうな下北沢、今回はこちらの1軒しか回れませんでしたがまた機会があれば更に探検をしてみたいと思いました。そして、この絶品ハイボールもじっくりと味わいに来たいと思います!ではでは竹ボーが下北沢からお伝えしました。 UCHIAGEさんはgooglemapに今現在掲載されていなかったので、「劇小劇場」を目指すと良いと思います。こちらの一角にあります。

本場アメリカのクラフトビールが楽しめるポップな酒場、アンテナアメリカが八重洲地下に登場。

おはようございます。スコッチマスター竹ちゃんこと竹ボーです。今回は東京駅の八重洲地下口に今年の4月に新しく誕生したアメリカンクラフトビールの「テイスティングルーム」を訪問してきました。テイスティングルームといってもカジュアルな立ち飲み屋の感じで、八重洲地下街の一角にカジュアルでポップな雰囲気のお店ができていました。なんといっても目に付くのが色とりどりのカラフルなラベリングをしたクラフトビールを収納した冷蔵庫。そのボリュームにまずは圧倒されます。たぶんこの半分でも十分過ぎる品ぞろえになるのではないでしょうか。まずはボリュームで圧倒しようという、アメリカンスピリッツそのものですね。 東京八重洲は流行りのお酒を買い求めるにはとても最適な場所になりました。昔は奥の老舗酒屋、モルトウイスキー好きには特に知られる「リカーズハセガワ本店」さんのイメージでした。ハセガワさんはハードリカー専門のイメージでしたが、そのハセガワさんもいつ頃からかジャパニーズのクラフトビールを別に扱うようになり、ワインをメインとした北口店さんとも相まってコアなファンだけではなく、大衆向けにも広く楽しんでもらうようなスタイルになってきたように感じていました。そうしたさなか、おおよそ八重洲の地下街らしからぬ、まるで渋谷か原宿から移植してきたかのようなキラキラ系の酒屋「お酒のドンキ」なるものが新しく出来て、いままでとは違った若者・女性向けにも客層が増えてきたとき、そのとどめを刺すかのようにこの「アンテナ・アメリカ」が誕生。今度は流行に敏感なビジネスマンの層あたりに新しいカルチャーを八重洲から伝授しようということなのでしょうか。ちょうど八重洲・日本橋あたりも丸の内と同じように新しい高層ビルが立ち並ぶようになり、昭和風のオジサン向け呑み屋街のイメージも一掃されようとしているのに呼応して、街の変革時を捉えたかのような出店に感じました。 アメリカンクラフトービルをタップで楽しめます! 店内は角地ということもあり開放感のある雰囲気。アイリッシュパブのようなハイテーブルにスツールに座って楽しめる席がいくつかあり、フードも提供されているのでちょっと食べながら飲むということも可能。冷蔵庫から取り出して飲むもよし、10種類ほど用意されているタップビールを楽しむもよし、缶ビールを購入して家に帰ってから一人で飲むもオッケー。立地はなんといっても東京駅のド真ん前の八重洲地下街ということで、シチュエーション的にも様々でしょう。旅の前に大丸地下街で弁当買った後に、ちょっと奮発して缶ビールを調達したり、あるいは仕事帰りや待ち合わせの隙間時間にも気軽に使えそうです。なにせ場所が分かりやすい。たぶん、日本で一番わかりやすい立地のクラフトビールバーではないでしょうか。 3種のテイスティングセットが1,500円!! さて、そもそもアメリカンクラフトービールとは何ぞや?という話も少ししておきたいと思います。たぶん今でもアメリカのビールといえば「バドワイザー」ではないでしょうか。アサヒやキリンなど日本で広く親しまれているラガービールと同じ系統のすっきりと飲みやすいビールです。最近はやりのアメリカンクラフトビールというのはこれとはかなり違います。日本のクラフトビールとも趣向的にちょっと違うと思います。日本のクラフトビールは、どちらかというとビールそのものの味わいのこだわりというよりは、ご当地感を前に出しているところが多いように思います。なので日本全国至る所で「ご当地ビール」なるものが登場しています。酒税法の規制緩和により小規模なブルワリーの設置が可能になったことや、いわゆるB級グルメみたいなご当地〇〇の流行りもあったのではないかと思います。なので、正直なところ「クラフトビール」としては、当たり外れがあるという印象です。ただし、アメリカのクラフトビールというのはこれとは全く違う文脈で起こったものという認識が正しいと思います。具体的にどのような形でブームに火が付いたのかは知りませんが、根底にあるのはアメリカ流の「実験」スタイルです。ご存じのようにアメリカは移民で成り立っている国家、ビールのスタイルも当然のことながらドイツ流のラガーや、イギリスのエールなどが混在していました。その中でもっと実験的にアメリカらしいビールを作ろうということで生まれたのが、いわゆる「アメリカンIPA(インディアンペールエール)」。本場イギリスのIPAと比べて、ホップ感が効いたシトラス的なフルーティ感が特徴です。日本と何が違うかというと、ほぼ間違いなく作り手のこだわりが全面に出てくるので、カラフルなパッケージと同様に味わいも本当に様々。好みにより好き嫌いは分かれるかもしれませんが、とにかくその味わいはすべて「ホンマモン」というワケです。お値段も1,000円前後と高めではありますが、間違いなくそれだけの価値はあります。 アメリカンクラフトビールが初めての方なら、アンテナアメリカさんでの一押しは間違いなく3種のテイスティングセットでしょう。とにかく種類が多すぎるので、自分の好みやビールの特徴がまだあまり良く分からないということであれば、とりあえずこちらを頼みましょう。10種類のタップから3種選べます。それぞれがグラスで注がれて飲み比べできます。背セットで1,500円なのでグラス500円の勘定になりますが、このクオリティであればお買い得です。まずはこちらを試してみてから、その後で冷蔵庫の中を覗いたりすると、より理解が深まると思います。あまりビールを飲んだことが無い方や、日本のラガービールがメインの方だと、おそらくビールに「シトラス感」とか「ベリー感」とか言われてもピンと来ないのではないでしょうか?おおよそビールはホップの苦みのイメージ、もしくはその苦みをあまり感じない透き通るような感じ、のどちらかかと思います。そうした意味では、アメリカンビールはそうしたモノクロイメージを根本から破壊して、一瞬でフルカラーのイメージに変えて見せます。「ビール」の認識に革命を起こすなら、まずは八重洲地下街の「アンテナアメリカ」さんから始めましょう!以上、竹ボーが八重洲地下街からお伝えしました。 アンテナアメリカさんホームページへ>> 革命後に訪問したいお店はこちらです・・・ 品川・西小山のクエンチワインさんでオレゴン州のクラフトビールを楽しむ! ラ・リタ・ロカを飲もう! 目黒・都立大学のスロップ・ショップ

スコッチウイスキーを真に楽しむ場所に在り方を考えました。

スコッチウイスキーを楽しむための要素というものがいくつかあります。こんにちは。スコッチマスター竹ちゃんこと竹ボーです。先日、世田谷は用賀のあたり、砧公園の近くを散策していましたらとても素敵なカフェ「工房花屋」さんを発見しまして、ブログを書いています。残念ながらウイスキーは出てこないのですが、もしここでスコッチのロックでも頂けたら最高なのになあ、という空間でしたので少しご紹介できればと思ってパソコン(のキーボード)をパチパチしている次第です。よろしくお願いいたします。 欧風クラシカルなアンティークが並ぶ店内 さて、皆さんはどのようにスコッチウイスキーを普段楽しまれているでしょうか?竹ボーはもっぱら「外飲み」派です。なぜならスコッチウイスキーは非日常的な、特別な空間で飲んでこそその美味しさが最大限に味わえるものだからと思うのです。もちろん家飲みというのも他の人に構うことなく集中できる分には良いのですが、やはりどうしても「雰囲気」が足りないと思ってしまうのです。そしてこの「雰囲気」こそが特にスコッチウイスキーを堪能するに置いては重要な要素であり、その味わいを更に引き出すための要素でもあると思うのです。それでは、その「雰囲気」を引き出すための要素が何であるか、どのような場所が良いのか、このようなことを考えましたので共有してければと思います。 まずなんといっても重要なのは「落ち着いた」空間であることです。スコッチウイスキーの繊細な味わいを身体で感じるには、その感度を最大限に引き出してくれる場所にいないといけません。それは、例えば理想的にはこのようなものかと思います。古風で、といっても古臭いという意味ではありませんが、アンティーク調のヴィンテージ感のある空間。これがまずは重要かなと思います。重みのある空間といっても良いかと思います。おおよそオーセンティックなバーはそのような造り、もしくは演出がなされているのかと思います。それは例えばずっしりとした一枚板のカウンターであったり、赤じゅうたんであったり、バーテンダーさんのフォーマルな装いであったり、これらが手助けとなりその空間に重厚感を与えます。今回、世田谷で発見したカフェも欧風のアンティーク調の家具が店内に置かれていて、また、実は本職は「花屋」さんであるということで、お店の中に置かれているフラワーアレンジメントが重質な空間に色を与えて独特のオーラを発していて、異空間のような表情をのぞかせていました。 ただ一つのメニュー、ケーキセット。 その雰囲気の中に静かに流れるがジャズ。これがまた傑作です。戦後間もないくらいのクラシカルなジャズ、ペギー・リーのサマータイムが流れていました。どんな曲かは下のyoutubeを参考に載せておきましたので、ぜひとも聴いていただければと思います。竹ボー的にはスコッチを引き立てる音楽のジャンルとして、クラシックとジャズ、それにオペラを上げたいと思います。これもやはり曲調が激しくはなく、しっかりとゆっくりと静かに漂う中に、ところどころ力強さや深みのあるものが好みです。濃厚なスープをレードルでゆっくりとかき混ぜていくようなと言いましょうか。少し暗いお店の中の重厚な雰囲気を、ぐっぐっと揺り動かすような力を秘めた曲というと、意外に昔の曲とかがピッタリと来ることが多いような気がします。もちろん、明るい店内でヒップホップ調に楽しむのも全く良くて、特にどれが良いとか悪いとかを議論しているワケではないです。ただ、殊にスコッチウイスキーに関しては、長期間に樽熟成などを時間を経ているモノですから、同じような時の重みを経たモノがとても調和するのではないかと感じるのです。 https://www.youtube.com/watch?v=EHtMdaHZEpk 最後にアートなどの美術品を上げておきたいと思います。これは、鑑賞の意味があります。もちろん、安いウイスキーであればテレビを見ながらでもスマホを見流れても構わないと思うのですが、ヴィンテージクラスのスコッチを楽しむなら、ぜひともアートと一緒に楽しんでほしいなと思うのです。このアートというのは、特に「絵画」に限ったことではありません。もちろん、バーなどでは壁に飾ったりしている絵画が一般的かなとは思いますが、レコードを流すようなところではレコードジャケットをさりげなく飾ってあったりしますし、フラワーアレンジメントやシカなどのはく製、アンティークな飾り物などが置かれているところも良くあります。これもやはりスコッチと同じで時の流れをともに感じられるものと申しましょうか、スコッチを飲むということ自体が時の流れを逆回りしてタイムトラベルしているようなものですから、同じように過去の世界に意識を持っていくようなものがやはり好まれているのかと思います。 こうしたわけで、スコッチウイスキーを美味しくいただくには、重厚感のある空間で、ゆったりとした音楽を聴ききながら、またちょっとしたアートで目を楽しませながら飲むのが最適なのではないかという話をして参りました。なぜこういうことを改めて考えるに至ったかというと、今回訪問した「工房花屋」さんがそのすべての点において最適な空間を提供していたからのですが、残念ながら花屋さん兼カフェということで、お酒の提供がなかったため、コーヒーを飲みながらこのようなことに想いを巡らせた次第です。最近訪れるバーでも店内の演出に工夫を凝らしているところが多くなっている気がします。お酒はもちろん舌で堪能するものではありますが、それを引き立てる要素としての空間の演出は今後も更に注目されていくものかと思います。また新たな発見があれば(お酒が無くても)ご紹介していければと思いますので、よろしくお願いいたします。以上、竹ボーが世田谷の用賀がらお伝えいたしました。 なんとなく雰囲気的に似たものがあった倉敷のオノダバーさん>>click>>

世田谷・代田の信濃屋ワイン館に巡礼する。

信濃屋は東京の城南地区、場所的にいうと世田谷区や目黒区、品川区などに広くお店を構えるお酒のエキスパートで、洋酒専門の酒屋さんです。とくにウイスキー関係はかなり充実していて、都心の店舗にはちょくちょくでかけます。分かりやすいところで言うと、銀座店でしょうか。リカマンショップの近所です。新宿(歌舞伎町)、池袋(西口側)、渋谷の道玄坂にも店舗があります。とにかく洋酒もので何か良いものをお探しならとにかくおススメです。何も分からずに適当に探すよりかは、確実な選択ができると思います。お店のスタッフの方も皆さん詳しくて、迷ったら聞いちゃいましょう。ググるより絶対に早いです。さて、そんな中で一つ気になっていた店舗があります。信濃屋さんの創業地である世田谷の代田にあるワイン館です。場所が少しわかりにくくて今まで行く機会が無かったのですが、先日近くに用事があったので最寄りの駅から徒歩で向かってみました。先にグーグルマップの地図を以下に掲載しますが、場所的には三軒茶屋と下北沢の中間くらいです。この表現でイメージできればかなりすごいと思うのですが、とりあえず地図的にはそんな感じです。車で行くならカーナビの通りに行けば良いと思うのですが、公共の交通機関で行くには何が良いのですかね。自分は小田急線の梅が丘から歩きました、渋谷に向かうバスが走っていたので、バスが使えるのかもしれませんが、とにかく近所で無ければちょっとアクセスに難ありかなとは思います。でも、それを補ってあまりあるくらいの品揃えだったので、ウイスキーが好きな方なら目指して行く価値は充分にあるのかなと思いました。 ボトラーズがこのようにどっさりと棚にありました 信濃屋さんに来る理由はほとんどウイスキー目当てですかね。オフィシャル関係もしっかりと調達されていて、価格もすごくリーズナブルなイメージです。洋酒専門に扱っている感じなので、他の店と比べて高いのかなあ、なんて思ってたんですが、「ラガブーリン16年」とかはいつもこちらで買わせてもらってました。あとは、ボトラーズですかね。1ボトル2万円~3万円くらいのボトラーズものについていえば、かなりリーズナブルな価格帯のものを揃えられている印象です。ボトラーズは10万円以上するものとかも普通にあるので、割と手が届く範囲のレンジを並べられているのかなと思います。だいたい普通のところだとゴードン&マクファイルとかシグナトリーとか、割と広く知られたところが中心なのですが、ここは結構ニッチなものも集めています。ウイスキーを飲み始めてオフィシャルものについて、アイラだとか、スぺイサイドだとか、ハイランドだとか、ある程度巡られた方で、バーで次はもうちょっと良いものを飲んでみようかな、くらいに考えられている方は一度覗いてみる価値はあるかと思いますね。(特にこちらの店舗で無くても良いのですが)だいたいどのくらいの価格帯がするものなのかとか、どういうボトラーズ業者があるのかとか、ざっと見るだけでも本当に良く分かります。また、雰囲気にもそこまで高級感を表立って出している感じでもないですし、少なくともお店に入るのに勇気が必要とかは全くないです。ワイン館も隣が食品館になっていて、どちらかという感覚的には(親しみやすさの点で)近所のスーパーの延長に近い雰囲気はあります。でも中の品ぞろえと、あとはやっぱりスタッフの方のプロ意識がすごくて、中身はまるっきり別物です。世田谷のワイン館は特に商品のラインアップが多くて、ウイスキーコーナーを見るだけでもかなりの時間がかかりました。他のお酒とかも置いてあり、二階にはワインなども置いてあったようですが、今回は十分にみる時間がありませんでした。また今度来た時はしっかりと買い物して帰れるように準備して来ようと思います。何かちょっと申し訳ない気持ちもあって、帰り際にクラフトビールコーナーで一つ買わせてもらいました。ここもあまり見たことのないのが結構あって悩んだのですが、とりあえずこちらの感じがドデカく表記されてるラベルのを一つ買って帰りました。今度はちゃんとウイスキーを買って帰りたいと思います。それでは、今日はここまでにします。 入場料代わりにクラフトビールを一つ購入させてもらいました 画像クリックで信濃屋さんのページに飛びます

横須賀のどぶ板通りで外人のバーテンに一杯おごるのが日本男児の仕事

みなさん、おはようございます!スコッチマスターの竹ちゃんこと、竹ボーです。本日もよろしくお願いいたします。 さて、今回やってきたのは海軍の街、横須賀。 京急の快特で品川から1時間くらいでしょうか。本当にあっという間です。 https://photo.cocoyoko.net/より 軍艦なんていうのは、あまり普段の生活に馴染みが無いと思うんですけど、横須賀ではこんな感じで海を見れば軍艦とか潜水艦が普通にプカプカしています。平和に感謝する街です。 そんな横須賀の街ですが、本当に面白いんです。初めて来たらたぶんビックリすると思いますね。日本人と外人がうまい具合にブレンドしているというか。ものすごく昭和の雰囲気がプンプンする日本の感じがある一方で、アメリカをそのまま切り取ってきたかのうように米兵が街を闊歩しているのです。感覚的にはサザエさんの波平さんと、007のジェイムズボンドが同じスクリーンの中にいると想像してください。そんな街です。 横須賀の飲み屋街は、日本人向けスナック街の若松マーケットと、米兵向けバーが集まるどぶ板通りに分かれます。 さて、今回竹ボーが凸をしたのはもちろん、米兵の飲み屋街、どぶ板通りです。実はすでに何度かチャレンジはしたことがありました。ただどうしても緊張感からぎこちなくて、今回はジェイムズボンドをイメージしてスムーズにカウンターに入り、ドリンクをオーダーする流れを確認したかったのです。皆さんの中でも、イメージはちゃんとオーケーですかね。漆黒の抱きシート、エレガントな着こなし、そして目がくらむような美女がカウンターに、そんな感じですよね! https://www.pinterest.jp/pin/533184043385450699/より さて、向かう先のイメージの共有がしっかりとできたところで、バーに入ってみたいと思います。イメージトレーニングの通りにぬ~っと扉をくぐり、恐る恐る一番手前側の席に、這いつくばるようにカウンター席をよじ登るかのように着席、起立、礼m(__)m ここまではとりあえず良かったのです。さて、ここから、まずはアイコンタクトです。この街はバーテンの女の子も外人が多く、何語で話かければ良いのか?というのもあります。でも向こうもそれは心得ていて日本人が来たとなると、とりあえずは「ハ~イ、ハウズッゴーン?」とか言ってくれます。なので、しっかりとそこは「ハイボールください!」と答えましょう!サントリーが無ければ、ニッカでも構わないのです。 memo: どぶ板は料金先払い(キャッシュ・オン・デリバリー)式です!米ドルでも払えるみたいです。 https://www.amazon.co.jp/より   サントリー角ハイ飲みたくなったら、こちらのページにどうぞ   運ばれてきたハイボールをちびちび飲みながら周りをキョロキョロしていると、あまり人がいない、というか自分だけでした。ジェイムズボンド風に、米海軍の作戦行動が始まっていると察知したので、さりげなく聞いてみます。「なんだか店が暇そうだねえ、もしかして、もしかてなのかい?(what are you going to do tonight?)」 さて、そんな話はさておき、とりあえず店のyoutubeで音楽が爆音で流れていたので、あんたも自分の好きなのかけていいわよ!ってことなんで、ホラ来た!とばかりにさっそくキーボードにかじりつきます。ここからは得意な分野なのです。任せてください。横須賀のどぶ板でyoutubeDJを開始です。(繰り返しですが客は誰もいないですが、そこには目を向けないようにします。)この後入店してきたラッパー風の外人にキーボードを取りあげられました(汗)。 モニカ・ベルッチ知ってる? さて、皆さん、いかがでしたでしょうか?横須賀のどぶ板の感じが十分にお伝え出来たかなというところで話の締めにしたいと思います。まず、どぶ板ってやぱっぱり「怖い」「危ない」「危険」というイメージがあるのかなあ、と思うのですが、少なくとも夜の浅い時間帯くらいなら大丈夫な感じでした。日によって客の入り方も違うので、こればかりは何とも言えないところではありますが。 チラホラではありますが、日本人のお客さんも立ち寄ります。簡単な英語ですけど、別に気取って話する必要もないところです。お店の外人の子も国籍はほんとに様々。どこかのお菓子工場のラインでアルバイトしていたとか、基地の米兵追っかけてきたとか、日本語しゃべれないので小遣い稼ぎに働いているとか、さながら人生劇場です。カタコトの英語でも全然OKだし、簡単な日本語であれば全然通じます。とりあえず店の感じを見て開放的な雰囲気のところならまずは大丈夫でしょう。二階とかにあるバーとか、店の門が固く閉じられてるようなのはちょっと勇気がいるかもしれません。そこまでチャレンジする必要はないかなとも思います。こちらも変な勘ぐりされたくないですしね。 それでは、皆さん今宵も美味しく、楽しく、お過ごしください!横須賀から竹ボーのレポートでした。またお会いしましょう! どぶ板のバーの雰囲気

バーブルームーンは、上京して地元が恋しくなった時に一人でポツリとくる店です。(高田馬場)

分かりづらいタイトルですみません。今回立ち寄ったのは高田馬場近くの住宅街で偶然通りかかって見つけた隠れ家的なバー、ブルームーンさんです。このブログで紹介しているバーはわりと地方のバーが多めです。それは少し落ち着いた雰囲気のバーが好きだからというのと、外に出ているときの方がリラックスしているからです。どうしても都会の中にあるバーというのは喧騒の中にもまれるというか、なにかちょっと肩肘張ったような感じになってしまうということで、やっぱり緊張した状態だとお酒の味に集中ができないというのがあります。そんなわけであまり都心のバーはご紹介できなかったのですが、今回訪問したブルームーンさんは、何かこうアットホームで懐かしい雰囲気がするというか。なにかこう、地方から上京してきた人が地元の雰囲気を懐かしむときにピッタリな雰囲気のバーなのではないかという意味で、タイトルをつけさせてもらいました。場所は山手線の高田馬場えきから早稲田方向にたぶん歩けば数分だと思います。でも、路地裏の住宅街の中にひっそりとたたずんでいるので目指していかないと恐らく巡り会わないと思います。自分も昼間にフラフラと歩いていて、偶然にアレ?!こんなところにバー?という感じで見つけて、その日の帰りに戻って来ました。 シーバスリーガルのハイボール カウンターの席に案内をされて、まずは何を飲もうかということで頼んだのがシーバスのハイボール。とりあえず黒板のメニューを見て頼みました。最近はスコッチもかなりご無沙汰になってしまいまして、いきなりはパッと思いつきませんでした。お店の棚のラインアップは割とベーシックに揃えられている感じで、ジェムソンとかメーカーズマークとかのウイスキーボトルの他に、シェリーとか洋酒系のものが並べられていました。お店のページも↓で掲載をしておきたいと思います。素敵なページをご用意されています。お店はどちらかというとカジュアルバー的なスタイルですが、スタイリッシュな内装。落ち着いた大人のバーという雰囲気です。お店の曲もジャズとかがゆっくりと静かに流れていて、すごくマッチしているなと思いました。メニューとかは特になく、マスターに好みを伝えてアレンジしてもらうようなスタイル。気さくなマスターが丁寧に案内をしてくれるので、暗がりでボトルに目を凝らすよりお任せで頼むのがベストでしょう。 トウニーポート 座ったカウンター席の目の前に気になるものがありました。ポートワインです。最近のウイスキーはいろんなカスクでのウッドフィニッシュがはやりな気がするのですが、その中でシェリー以外にもポートワインカスクで熟成したものがあります。たまに飲むのですが、そもそもシェリーもポートワインも飲んだことが無くて、(でも「ああ、シェリーですね~、とかポートですね~とか言ってたんですがm(__)m)良い機会が与えられたと思って頼んでみました。そんな経緯をお伝えした後でマスターが出してくれたのが、トウニーポートというポートワイン。超熟が特徴なようで、こちらは20年(平均?)熟成ということです。飲んでみて、とにかく深い。赤ワインを掘り下げまくった感じです。シェリーやポートなどの酒精強化ワインは発酵途中にブランデーを添加してアルコール度数を高めています。発酵を途中で止めるのでブドウの甘味が残るのと、度数が高いので保存がききます。長期熟成するものも多くあり、鮮度というよりお酒の深みを楽しむスタイルかと思います。ただ、ブランデーのような度数も無いので、食事に合わせたりして気軽に楽しめるのかなと思いました。 スタワードウイスキーのトウニーカスク 最後にモルトウイスキーが何かないかといううことで、マスターが持ってきてくれたのがまさにそのトワニーポートのカスクで熟成したというモルトウイスキー。しかも、スターワードのです。いやあ、思わず声が出てしまいました。スターワードはこちらのブログページでも紹介をしてリサーチしたことあるので、ずっと飲みたいと思っていたのです。念願がまさかこんな形で叶うとは驚きです。飲んでみての感想ですが、しっかりとしたモルト感の上に先ほど頂いたポートワインの包み込むような熟成した甘さがのっかているような感じ、絶妙なバランスです。カスクはリチャー(再度焦がした)も使っているようで、ノージングに香ばしい香りも感じられました。赤ワイン熟成を特徴としているスターワードだけあって、この手の熟成ノウハウに長けているのでしょうね。とても美味しかったです。絶妙なタイミングでスターワードのボトルを紹介してくれたマスターにも感謝ですm(__)m。またこちらの方面に出てくることがあれば、新たな発見を求めてぜひ立ち寄ってみたいと思います。 オーストラリアはメルボルン発、スターワード蒸留所のページはこちら>> バー・ブルームーンさんのホームページに移動します。>>

蒲田でイランのおもてなしを心底体験できるカフェバーIRANイラン、華麗な内装にビックリ!

なんとまあ、トンデモナイお店を蒲田に見つけてしまいました。京急でいつも通過しているだけの皆さまには特に必見です。こちらのバー、イランカフェです。すでに長く日本に住まれていて事業を経営されているオーナーのラヒムさんが、自らの信念とこだわりで作り上げた博物館のようなお店です。とにもかくにも内装がすごいです。中東のどこかからそのまま持ってきたのではないかというような装飾タイルの門に始まり、中も驚きのインテリア、相当に苦労されたのが分かります。もうあまりにも凄すぎて、ちょっと言葉にならないというか、なぜYOUはこんなものを蒲田に?(蒲田の方、すみませんm(__)m)というのが正直な感想です。この経緯や詳細は、お店のページにも書かれているので、そちらに譲ります(→カフェバーイラン)が、とにかく気さくでエネルギッシュな方です。イランというとあまり良いニュースとかを見ないですし、そのこと自体は残念でもありますが、こちらの店に来ればそういう普段の政治社会のことは別に、イランのすばらしさが純粋に分かると思います。お酒も色々と置いてあり楽しんですが、とても魅力的なお店だと思いました。 バーカウンターの様子 店内の様子、絨毯はタイル張りの「絵」です! こちらのお店を初めて訪れた日に、偶然にもちょうどイラン帰りの!女性が来店されたりとかしまして、オーナーの来歴とか内装だとか、お店を始めるまでの話とか、いろんなことで頭が満腹になりかけていたんですが、さらに度肝を抜くような話が次々に炸裂しまして(政治社会的なこともあるし、ここでは語りませんけど)、ビッグマック食べたらステーキが登場したような展開になりました。その上にです、出てくるものがすべて美味しい!飲んだこと、食べたこと、見たことないものが次々と来ます。特筆するのは、要するに自分が頼んだものとサービスで頂いたもののすべてなのですが、豆だか麦だか忘れたのですがオーナー特製のスープがとにかく美味しかったです。普通にいえば、ただの「野菜スープ」なんでしょうが、野菜ってこんなにうま味がでるの?という感じ。さらには、紅茶、これも美味しい、簡単に言うと茶葉はイングリッシュティー風のストレートな味なのですが、サフランとかバラとかを入れているようでそれがアクセントになっていてとても良いです。写真撮るのを忘れたのですが、オーナーがアレンジしたイラン風カクテルも美味。イラン特産のザクロなどをウォッカのソーダ割りにしたようなものです。サフランにザクロ、バラのつぼみなど、華々しさのオンパレード、砂漠の国のイメージとかしか無いので、いかに偏った情報源にしか接していなかったか自省。イランも北部は北海道のように寒いらしく、また砂漠は主に中央で、北のカスピ海に面したあたりはコメを育てたり茶摘みをしたり、静岡県みたいですよ!とオーナーの言葉。そんなことがあるんかいな!(汗)百聞は一見に如かず、いつか本場を旅してみたいなあ!! 豆のスープ?とにかく美味し過ぎました。 イランの紅茶も飲ませていただきました。浮いてるのはバラの蕾だったかな。

タスマニアンワインならこちら、祐天寺近くで見つけたナチュールワイン・ヴァイアンドカンパニーさん

中目黒を歩いていて偶然に見つけたネパールのティーハウス、チャバさんの話を先日のブログ記事にアップロードしましたが、今回はその続きでタスマニアンワインのお店の話です。場所は東横線の祐天寺駅から歩いて10分くらいのところで、駅名にもある「祐天寺」というお寺の近くです。中目黒からでも、駒沢通り沿いに歩いて行ける距離かとは思います。タスマニアといえば、ウイスキー界ではタスマニアンウイスキーが良質なモルトウイスキーを生産する蒸留所が数多くあることで知られています。(ただ、とても高価なこともあり取り扱っているお店とかは少ない印象です。)他にもオーストラリア本土のメルボルンにはニューワルドウイスキーの代表格でスターワード蒸留所という新興蒸留所があり、タスマニアウイスキーの良さに触発された始めたオーナーがアーバンスタイルで手頃な価格のウイスキーを作っています。(→スターワード蒸留所の本ブログ紹介記事はこちら)特にスターワードのこだわりは、熟成樽に現地のワイン農家から樽を仕入れて使っており、ほとんどがワイン熟成樽仕込みと言われています。それだけに良質なオーストラリアのワインとは何ぞや?ということは気にはなっていたのですが、自分がたまに行くワイン屋さんやバーはフランスやイタリアなど欧州が中心で、なかなか巡りある機会がありませんでした。家の近所にもオーストラリアワインを取り扱っているお店があって、一度試したことはあるのですが、あまり特別な印象が残らず、やはり良いものは日本に入って来てないのかなあ、というあきらめに近い感じでした。 オーストラリア、ニュージーランド産ワインがぎっしり。 ところが、です。ようやく見つけた!という思いです。こちらのお店はタスマニアを含むオーストラリアとニュージーランド産に特化した品揃えで、しかも自然派ワインばかり。おそらく現地のワイン農家さんとの交流を通じて厳選したものを仕入れられているのかと思われます。ボトルの一つ一つには丁寧なメモ書きがしてあり、自分の好みの味にあったものを探すことができます。ワインの他にもはちみつなどのオーガニック食品や調味料も陳列されていて、見ていて飽きません。まるで現地のお店を訪れたかのような雰囲気です。後で分かったのですが、ただの酒屋ではなく、㈱ヴァイアンドカンパニーというインポーターの直営店とのこと。本店が大阪の方にあり、こちらのお店は東京のサテライトショップのよううです。お店の方も陳列してある商品に精通しておられ、丁寧に案内をしていただけました。価格も割と手ごろな感じです。アルコールはワインの他にも、ビールやウイスキー、ジンなどもおいてあります。ウイスキーは試飲も一部できるようで、次回に試してみたいと思います。ウイスキーは西オーストラリアの蒸留所のものを取り扱っているようです(→詳細はこちらお店のページで)。正直どれも名前聞いたことないのですが、また調べてみようかと思います。 無添加ナチュラルワインが手ごろな価格で。 家飲み用に購入したのはこちらのカラフルなラベリングが特徴なザ・ナチュラル・ワイン・カンパニーのソーヴィニヨン・ブラン。酸化防止剤などを一切使わない完全なナチュールワインです。早摘みと通常摘みを混ぜているとのことで、透き通るようなフレッシュなフレーバー。とても美味しく、軽やかに飲めます。あまりにも飲みごこちが良いので、あっという間になくなってしまいました。値段も2,000円くらいでコスパ最強です。実はラベル不良の訳あり品が置いてあり、そこから拾ったので、実際にはもっと安く買えたというおまけつきです。ラベル不良の訳あり品を置いてあるのはあまり聞いたことないのですが、こうしたボトルを仕入れられるのもワイナリーさんと直接に関係づくりをされているインポータさんならではなのかもしれませんね。環境にも懐にも優しくて良いと思います。また近くに寄ることがあればぜひとも立ち寄ってみたいと思いました。 ラベリング不良の訳あり品も。もちろん味には影響ありません。 googlemapでこちらのお店を調べると大阪の住所(本社)が出てくるのですが、東京店の住所はこちらです。 東京都目黒区祐天寺1丁目16-4東京オフィス Tel:03-6303-3319 BACK TO HOME (スコッチウイスキーの楽しみ方)>>

Latin bar Mexico! The Cozy space with an entertaining owner sits in the middle of Kabukicho in Shinjuku.

Deep inside the quarter of Kabukicho, nestles night bars and clubs, guys wearing all in black and girls in anime costumes stand side by side to eye on each passers-by trying to bring into their shop, “the way-out of memory” (Omoide no Nukemichi) sits quietly among the busy corner of this town. It indicates the […]

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