レイチェル・バリー女史 By MKproduction 2020年11月10日2020年11月10日 MISS.WHISKY(ミス・ウイスキー)変革の第一人者! レイチェル・バリー女史 【略歴】スコットランド東部のアバディーンシャー出身。エジンバラ大学で化学を専攻。(2018年には同大学の名誉博士号を授与) Scotch Whisky Research Instituteの研究員として勤務。業界でもまだ珍しい女性のマスターブレンダー。グレンモーレンジ、モリソンボウモアを経て2017年からブラウンフォーマンに。 "FEMALE DISRUPTOR" “The only constant is change, and my approach is always to disrupt the norm, to change, build and create something new, always improving and seeing new perspectives.”“モットーは「変えること」です。私のアプローチは常に既存の価値観を打破し、変革し、何か新たなものを作り出すことにあります。それにより、新たな視野が広がりより良いものができるのです。探求心こそが拠り所であり、破壊的創造は将来を豊かなものにします。” "AUTHENTICITY IS ROOTED AT THE HEART OF EVERYTHING I DO, AND DISRUPTIVE INNOVATION CREATES THE RICHNESS OF THE FUTURE" ウイスキーのスペシャリストとして女史が30年にも及ぶ経験の中でサンプリングした樽の数は15万以上。その膨大な経験が、直感的に新たな味を生み出していく。 レイチェル・バリー女史の仕事へのアプローチ 3つ 最善を尽くして、それだけにフォーカスをする。(ポジティブなマインドセットを意識する)日々の生活に「バランス」を作る。(仕事と休暇、家族の時間と友といる時間、集中と休息など)成功は小さな日々の積み重ねの結果である。 "LOVE WHAT YOU DO AND DO WHAY YOU LOVE" ウイスキーに魅せられたきっかけ、出会い、、 7歳の時に祖母が体調を整えるために用意してくれた「ホットウイスキー」(トディ)が初体験。父はモルトウイスキーの愛好家で、その貴重なコレクションをシェアしてくれた。大学では勉強中に一息つくためのご褒美としてシングルモルトを楽しむ。卒業後は幸運な出会いにより、ウイスキー業界に研究職としての職を得る。 ”ウイスキーは他のお酒と違い、人々との交流を生み出す力があります。それは専門の人だけではなく、初めての方も含めて老若男女を問いません。特に初めての方がスコッチウイスキーの魅力を発見しファンになる瞬間ほどうれしいものはありません。その喜びと驚きははっきりと伝わってきます。「これは本当にウイスキーなの?でも、なんで美味しいの?」” 女史の開発した革新ウイスキーを楽しもう! →一番肝心なとこすね。女史はこれまでにもグレンモーレンジ社(グレンモーレンジ・アードベッグ、グレンマレイ)、モリソンボウモア社(ボウモア、オーヘントシャン、グレンギリー)そして、現在のブラウンフォーマン社(グレンドロナック、ベンリアック、グレングラッソー)にて数多くの秀逸なシングルモルトの開発に尽力してきました。その中でも、これは!というものを以下にいくつか紹介していきたいと思います。 (続く)