その歴史は2002年に遡る。当時迄の台湾はアルコールの製造は政府の専売で、民間参入が出来なかった。ところが、台湾がWTOに加盟したことにより同年に規制が緩和され民間での製造が可能となった。長年その時を待ち望んでいた台湾飲料大手「金車グループ」(KING CAR GROUP)李元総経理はすぐさまウイスキー造りの挑戦を決意。しかし、ウイスキー造りのノウハウが当時の台湾には無く、まずは人材探しから始めた状態であった。そこにネット経由で応募してきたのが、初代マスタディスティラーでKAVALAN成功の立役者の一人であるイアン・チャン(張郁嵐)氏だった。